倉野立人のブログです。

日々の活動を みなさんにお伝えしています。

2013-11-30 07:44:17

2013-11-30 | インポート
11/29 Fri. [ クラちゃんの起床時刻 5:15 AM ]
長野市議会 平成25年12月定例会 が開会しました。
この議会は、さきの市長選挙で初当選した 加藤久雄市長の いわばデビュー戦です。
この日 所信表明を行った 加藤市長は、本会議ということもあり、いつもの 「 ノー(NO)原稿 」 ではなく、原稿を読みながらの演説となりました。
読み原稿のせいか ややぎこちない面はありましたが、それでも 選挙を通じて訴えていた 「 長野市にデッカイ元気玉をドカーンと吹き込み、明るく元気にガラッと変える 」 というフレーズは活きており、改めて新市長の意欲のようなものが感じ取られました。

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さて これから私たち議員は、応援する立場から 「 チェックし、提言する立場 」 になります。ややもすると 抽象的と捉えられる この表現が、如何に政策の中に具体的に反映されていくかを質(ただ)しながら、積極的な提案・提言を行い 市民益向上に向け 共に切磋琢磨を重ねていきたいと思うところです。
私は今回 本会議で個人質問の機会をいただいていることから、前市政に対し提言し 実現に至っていない課題について 改めて新市政に投げかけ、その取り組み姿勢を質していきたいと考えています。
◆ TOPIC ・・・ その道の方々の中で盛り上がる 「 将棋界 」
若葉町にお住まいの I サンにお声かけいただき、権堂の交流施設で プロ棋士の対戦を〝実況中継〟する集いを見学し、その盛り上がりぶりに驚かされました。

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くだんの I サン、私の知る限りではゴルフの上級者で、後援会のゴルフコンペでは上位入賞の常連サンです。
そんな I サンが 先日の懇親の場面で 「 実は・・・ 」 と〝打ち明け〟られ、認識を新たにしたものでした。
訊けば、自らは 「 日本将棋連盟長野支部 」 に属され、新聞の将棋欄に寄稿するなど、知る人ぞ知る、のお立場だそうです。
で、この日 お呼びいただいた 権堂アーケード西口にある市民交流センターで 「 第26期竜王戦 第五局 」 なる〝世紀の一戦〟をライブ中継し、大盤を使って 連盟九段の T 先生が解説するという、その筋の方々にとっては垂涎のイベントが催されており、多くの将棋ファンが集っていたのでした。

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つかの間 T先生とも会話を交わさせていただきましたが、先生は 「 将棋は頭脳のスポーツ、特に次代を担う子供たちにゼヒ普及させたいもの、クラノさんも心あれば、ジュニア将棋の大会など開催してください。 」 と乞われ、青少年健全育成には、このような途(みち)もあるんだ・・・と 認識を新たにいたしたところです。

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真剣な表情で 大盤を見つめ、先生の解説に耳を傾け、一手 ゝ に一喜一憂する参加者の背中を見ながら、趣味の世界の多様性と奥深さを感じ取ったものでした。
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この日

2013-11-29 17:43:25

2013-11-29 | インポート
11/28 Thu. [ クラちゃんの起床時刻 5:00 AM ]
この日 東京都 大田区役所を訪ね、長野市の そり競技施設 「 スパイラル 」 の活用と 「 まちづくり 」 さらに 自治体間交流 ・ 住民間交流に資するべく、大田区の行政職員の方と意見交換を行う 貴重な機会をいただきました。

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意見交換のテーマは 「 下町ボブスレー応援プロジェクト 」 です。
「 下町ボブスレー 」 は (10月9日 記事でも触れていますが) 初の国産の そり を全日本チームに乗車してもらい、オリンピック出場を果たさんと立ちあがった 大田区の町工場の職人さんたちの 物語 です。

Poster

諸外国のメーカーに負けない技術力をもつ日本人が、もてる技術を結集して ひとつの 「 作品 」 を手掛ける・・・この取組みは、各方面から大きな注目を受けています。
「 下町ボブスレー 」 の取組みは、全く新しいスポーツへの関わり方、すなわち 「 スポーツを支える 」 取組みとしての 「 スポーツの社会的効果 」 が顕著に示されたものであり、スポーツが 「 まちづくり 」 への波及効果をもたらした好例と言えると同時に、いわゆる マイナー競技 である ボブスレー競技 に光を当てる ニュース性 をも有しています。

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また、この 「 下町ボブスレー 」 は、多くの仲間が気持ちを合わせて目標に向かって努力を重ねる姿勢が高く評価され、このほど行われた 「 ベストチーム オブ ザ イヤー 」 において 優秀賞 を受賞しました。
まさに スポーツ(ボブスレー)を支える 職人さんたちのチームワークが社会的にも認められたのでした。
「 ベストチーム オブ ザ イヤー 」 サイト
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一方、長野市にある 「 スパイラル 」 は、国内唯一のそり施設として 1998年開催の長野冬季五輪大会に合わせて建設されたものの、競技人口が極端に少ないことや、競技自体が日本人になじみが薄いことなどが手伝い、今や オリンピックの負の遺産になりつつあります。

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1 シーズンの維持管理費は  約 1 億 8 千万円 にものぼりますが、国(文科省)からの 「 ナショナルトレーニングセンター 」 の指定を受け、1/2 の補助を受けながら、わが国の そり競技の聖地 として 汲々としながらも維持されています。
この 「 スパイラル 」 は、国内唯一のナショナルトレセンでもありながら 維持を基本にしつつ 長野市にも大きな負担としてのしかかっていますが、今後、施設を少しでも多く活用していただいたり、施設(スパイラル)を介して、少しでも長野市の活性化が図られることが切望されているところです。
これらの状況を踏まえ、私の参画する 「 (仮称)スポーツコミッション長野 」 は〝スポーツのもつ社会的効果を踏まえた まちづくり〟を前提にし、そり施設を有する長野市(長野市民)と、住民パワーでボブスレーのそり作りに勤しむ 「 下町ボブスレー 」 のある 大田区(大田区民)が互いに交流することで、双方の地域や人の活性化につながるのではないか、と考え、自治体議員の立場でもある私が、大田区(区民)と長野市(市民)の仲立ちの役割を果たすべく  活動を緒に就けたところです。
今回の大田区訪問にあたり、長野県木曽郡大桑村ご出身で、現在 大手旅行会社に勤め 「 スポーツコミッショ ン 」 で親交を得た O サンが、まさに橋渡しとなってくださいました。
O サンは、何というか〝人脈の申し子〟のような方で、その多様なご人脈の中で 今回 大田区職員の方と私をつないでくださったところであり、ホント 感謝 ゞ の限りです。

2013-11-28 09:45:45

2013-11-28 | インポート
11/26 Tue. [ クラちゃんの起床時刻 5:35 AM ]
同じ地区内に住みながら、普段は あまり交流する機会の少ない者同士が交流する機会があり、おおいに盛り上がりました。
特にこの日は、20人程度の規模で、そこそこ 互いの〝カオ〟が見え、個別に話しにも花が咲き、見ている私も 何とも言えず一体感を醸成できた感 しきりでした。
例えば後援会の行事というと、どうしても100人規模などになってしまい、ゆっくり話しを交わすこともできません。
一方、地区ごとの集会の場合〝いつものメンバー〟のため、そういう面での広がりに乏しいことが否めないところですが、この日は、人数もそこそこ、お住まいの地区もそこそこ違う、ということで(特に私にとって)新鮮味を実感したところです。
これからも、こんな雰囲気の〝ささやかな集い〟も一興だなァ・・・と思い、そのことを口(くち)に出すと、みなさん 「 意義ナ~シ! 」 と また盛り上がり (^^) もって、年明けに また 「 ささやかに 」 集いましょう、となったところです。
私という存在を〝活用〟して、人と人とのコミュニケーションの「輪」が広がってくれることを期待するところです。

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2013-11-27 07:18:58

2013-11-27 | インポート
11/26 Tue. [ クラちゃんの起床時刻 5:35 AM ]
この日 「 子育ち ・ 子育て対策特別委員会 」 を行い、委員長として采配にあたりました。
この特別委員会は、長野市はもとより わが国全体の課題をもなっている 少子化問題 に向き合い、長野市の子育ち・子育て環境向上のために研究・検討を行うため 長野市議会において初めて設置されました。
取り組むべき課題は多岐に亘っていますが、とりも敢えず 国から示された 「 子ども・子育て新制度 」 への対応が喫緊の課題となったことから、6月を目途とされる条例化を視野に入れながら、現状分析と今後の課題について検証を進めるものです。
長野市は過去5年をかけて 子育て施策を進めており、現在 「 ながの子ども未来プラン 」 として取り組んできました。
そこへ〝降ってわいた〟形の新制度の提示は、これまでの取り組みの進路変更を余儀なくされるところですが、せっかく積み上げてきた成果が、国の方針により惑わされることにないよう、地に足を着けた取り組みが求められるところです。
この日は、これまでの長野市の取り組み 「 ながの子ども未来プラン 」 の中間評価についての検証と、国が示した 「 子ども・子育て新制度 」 の概要と スケジュールについての聴き取りが行われました。
市行政サイドにおいても、国の策定が未詳の面が多い中、その推移をにらみながら手探りで作業を進めている感・・・この特別委員会としても、単なる市に対する意見具申にとどまらず、ときに力を合わせて国に対峙することも必要、と改めて実感したところです。
ここ一週間ほどは、子育て政策についての勉強~審査と、この課題に浸かって過ごした感 でした。
これからも 委員長として 積極的な委員会運営に臨み、この新制度への対応はもとより、長野市に内在する 多岐に亘る子育て課題について心を砕いていきたいと思うところです。
☆ 復刻オマケネタ ・・・ 「 ストレッチニャン 」
勉強が続き コンをつめてしまい、また 朝晩の寒さも手伝って ここ2~3日は身体が固まってしまったよう。
そんなときは 以前伺ったKサンちのニャンを思い出します。

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くだんのニャン、さっきまでオ昼寝していたようで、眠た気なカオで私を迎えてくれました。
と、あいさつ?もそこそこに ゴロン。

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と「う~ん!」と声が聞こえてきそうなほど 身体を伸ばしていました。

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あ~、オレもストレッチしよっと (^^)
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「 におい

2013-11-26 14:48:43

2013-11-26 | インポート
11月23日(土)~24日(日)にかけ参加した、都内(市ヶ谷)の 「 市ヶ谷カンファレンスセンター 」 で行われた 『 子ども・子育て支援新制度と自治体行政 』 の概要についてご報告いたします。
 
両日に亘って、地方議員を対象に行われた研修会、訊けば 当初は小さな会議室で行う予定でしたが、全国から多くの参加希望が寄せられ、急きょ大会議室を手配、会場は 新たな制度の内容を学ばんとする自治体議員が参加していました。
 

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講演内容は下記のとおりです。
 
11月23日(土)
 
1、子ども ・子育て支援関連3法と新制度の概要
 
 1) 「 新制度の基本構造 」 講師 : 村山祐一 保育研究所  所長
 
 2) 「 新制度における 保育の利用手続 」 講師 : 大井 琢 日弁連 貧困対策委員
 
2、待機児ゼロ 「 横浜方式 」 の 光と影 講師 : 猪熊弘子 ジャーナリスト
 
11月24日(日)
 
3、「 市町村・地方議会の課題と子ども・子育て会議と事業計画 」
 
                                         講師 : 杉山隆一 佛教大学教授
 
4、質疑
 
 
国は、現下の少子化に歯止めをかけるため 「 すべての子どもに良質な成長環境を保障し、子ども・子育て家庭を社会全体で支援する 」 ことを目的とし、子ども・子育てに関する新たな制度を示しています。
 
その主たる柱が、
 
1、子ども ・ 子育て支援法 ( 内閣府 所管 )
 
2、改正認定こども園法 ( 内閣府 所管 )
 
3、関連法の改正のための整備法 ( 各省庁 )から成る 「 子ども・子育て関連3法 」 です 
 
今回の制度の見直しの背景には、主に都市部で深刻になっている 保育所などの「待機児童」の解消や、その一方で 少子化が進行する中、子育て施策を 体系立てて(所管省庁をひとつにまとめて)取組むべきなどとすることを目的に示されています。
 
子育て施策の実施主体を基礎自治体(市町村)と明示し、国は 所管を 内閣府の 「 子ども・子育て本部 」 としたうえで、自治体の行う 「 ニーズ調査 」 等に基づき 「 子ども・子育て支援給付(金) 」 を設定 、自治体は その財源を使って 保育所や放課後児童クラブ等の運営や、地域子育て施設拠点事業などの法定13項目を実施することになります。

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この 制度変更に伴い、一見的には シンプルで分かりやすい子育て体系が構築されるようですが、実際に事務事業を担う基礎自治体にとっては、これまで以上に煩雑かつ膨大な作業を要求されることになることが推測されるところです。
 
財源については、いずれ10%UPとなる消費税の中から、0,7兆円を支弁する としていますが、それぞれの子育て事業の予算を包含して扱う自治体にとっては、そのときどきの状況や判断により 予算配分の偏りや そのそもの財源不足の懸念も付きまとい、今後に不安を抱きながらの計画策定を余儀なくされるところです。
 
そして何より 一番タイヘンなのは、この秋に示された制度変更に対し、実施主体である自治体は、来年 6 月を目途に、子育て事業を行う上での〝ルール〟などを記した条例を定めなければならない点です。
 
いわば 本来マラソンで走る距離を100m走のペースで駆けなければならない過酷さがあり、市行政サイドも議会サイドも、このハイペースに遅れることなくついてゆかなければなりません。
 
講演に立った村山氏も 「 この急がせ方は 国の都合以外の何ものでもない。 」 と半ば憤りを示しておられました。

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今回の制度の見直しには、児童福祉法第24の規定があります。
児童福祉法 第 24 条 市町村は、保護者の労働又は疾病その他の政令で定める基準に従い条例で定める事由により、その監護すべき乳児、幼児または児童の保育に欠けるところがある場合において、保護者から申込みがあつたときは、それらの児童を保育所において保育しなければならない。
市町村の責任において保育を行なうべきことの趣旨のうえに立って、私たちは その〝中身〟について充分に精査し、真に自分の自治体の状況に即した子育支援事業を行うべきであります。
今後の取組みが市の態勢や財政をいたずらに圧迫し、ひいては受益者であるべき市民生活にも影響を及ぼすことのないよう図っていかなければなりません。
また、後の大井弁護士の講演においては、新たな制度が示されたとはいえ、説明には〝矛盾点〟や〝不合理な点〟が散見されることが報告されました。

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これは 今回の所管が〝門外漢〟の 「 内閣府 」 であること・・・何というか 厚労省や文科省がコックさん、専門家が作った料理を、調理法を知らない内閣府がウェイターとしてお客さん(自治体)に配る とでも言えそうなちぐはぐ感が拭い去れないところです。
またジャーナリストの猪熊氏は、表面的には 「 待機児童ゼロ 」 を標榜する横浜市の保育所について、設置するにはしているが、あまり環境の良くない状況や、企業参入による〝儲けの実態〟などが報告され、真の児童福祉とは何ぞや・・・と考えさせられてしまいました。

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いずれにしても、子どもを健全に育てること、その環境を整備していくことは、今を生きる われわれ大人の責務であり、このことばかりは 「 いずれそのうち・・・ 」 などと 看過してはならない課題であると思います。
そのうえで〝実施主体〟である地方自治体は、地域の状況に合った事業を展開していかなければなりません
今回の国の示した新たな制度は、性急かつ一元化に過ぎると感じられるものですが、これらの動きにシッカリと対峙していかなければなりません。
これまでは、市に対し意見具申をするのが議会の主たる役割でしたが、こと 子ども・子育て支援施策については、ときに市と共通認識をもちながら、それぞれの立場で知恵を出し合い、ときに力を合わせて国に立ち向かうことも必要になるのでは、と思ったところです
研修会のまとめとして 村山氏が 「 大人は現状に対して文句も言えるし 変えることもできます。けれど、子どもにはその力(ちから)が無いのです。状況が悪くても、それを我慢しながら時間を過ごすことしかできない。だから われわれ大人が制度設計や環境整備を行うのです。その目的は、大人にとって都合のイイものではなく、あくまで子どもの幸せのために試行錯誤するのが取組みの基本です。」 と述べられたのが印象的でした。
マラソンの名の下の100m走の号砲が鳴りました。
これからが勝負です。

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