倉野立人のブログです。

日々の活動を みなさんにお伝えしています。

〈「第14回NIE全国大会長野大会」で見えた〝つながり〟〉

2009-07-31 | インポート

7/30 Thu.  [ クラちゃんの起床時刻 5:05 AM ]

 

「第14回NIE全国大会長野大会」を聴講しました。

 

 

7/30(木)~31(金)の二日間に亘り、NIE(Newspaper in Education/新聞を教育に)の全国大会が長野市で開催されたことから、聴講させていただきました。

 

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NIEについては、新聞の社会生活における必要性を感じる私にとって、その新聞を〝教材〟として活用し、教育に反映する取り組みについて関心を高いところであり、これまでの何度か研究会などの見学をさせていただいておりました。

 

 

NIEは(当たり前ですが)学校の授業での教材として使われることが多いことから、研究会やこの日のような総会は、ほぼ100%が「学校の先生」です。

したがって私のような者は〝変わり種〟なのですが、たまたま私が〝かじりかけ〟の頃、長野県NIE協会の事務局長を、公私ともにお世話になっておるYサンが務められていたことから〝敷居を下げて〟いただき、以来 気軽にNIEの取り組みを学ばせていただいております。

 

会場の県民文化会館(ホクト文化ホール)は、全国各地から約1,000人近い教員を中心にした参加者が集まり、関心の高さを示していました。

 

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NIEについては〝本家〟が広島大学にあり、そのせいか、取り組みは〝西高東低〟の傾向のようです。

 

それでも今回は長野市が開催地ということもあり、市内の小中学校をモデル校として、この機会にNIEの大切さが再認識されたそうです。

 

ところで私は、このNIEを、公民館活動に活用すべき、と常々考えております。

公民館に市民が集い、新聞記事を題材に意見交換・・・というと大げさですが「新聞記事を肴にしての茶話会」のような場を設ければ、日頃何気なく暮らしている者同士が、共通のテーマで意見を交わすきっかけとなり、いつもと違った「幅の広い(奥の深い)近所づきあい」の契機にもなるし、社会における問題意識の醸成にもつながると思うのです。

 

今後学校教育の取り組みを参考にしながら「地域におけるNIE」について、取り組んでいきたいと思ったところです。

  

 

開会式の後、記念企画として、諏訪中央病院院長で「がんばらない」の著者でもある鎌田みのる先生の講演が行われ(時間の制約がありましたが)こちらも興味深く拝聴しました。

 

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なぜ鎌田先生とNIE,もっといえば「新聞」なのか、と最初思っていましたが、そのココロは〝つながり〟ということで胸に落ちたところです。

 

鎌田先生は、常々「4つのつながり」を提唱されているそうです。

それは、人と人とのつながり・人と自然のつながり・そして心と体のつながり、ということで、その「四原則」の中で新聞は〝心と体のつながり〟において大切な役割を果たしている、とのことでした。

 

つまり〝教養の動物〟である人間は、新聞などで〝学ぶ〟ことなく、漫然と生きていれば〝社会的教養〟のない、もっといえば、他者への思いやりや社会常識の欠落した独善的な(先生は〝獣の心〟と評されていましたが)人間ができあがってしまうことが危惧され、残念ながら、現下の殺伐とした社会状況が、まさにその〝危機的状況〟に近づきつつある・・・だからこそ今、われわれは新聞で〝学ぶ〟ことが必要である旨のお話をされました。

 

今、医師の先頭に立って、地域医療の維持に邁進され、人の心を診ておられるる鎌田先生ならではの、胸に響くお話でした。

 

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鎌田先生の講演を通じて、新聞のもつ〝多面的役割〟を再認識し、自分も含めて、今後の社会生活に新聞をもっと活用すべく、取り組んでいきたいと思ったひとときでした。


〈行政視察報告〉

2009-07-30 | インポート

7/29 Wed.  [ クラちゃんの起床時刻 5:00 AM ]

 

所属会派「政信会」の行政視察 3日目、この日の視察〝概要〟をご報告いたします。

 

◇ 立川市 市役所庁舎建設事業における〝プロセス〟を研修しました。

 

市役所建設に〝市民の声〟を積極的に反映させた実績をもつ、東京都立川市を視察しました。

 

平成22年度中の竣工をめざし、工事が行われている立川新庁舎ですが、その事業計画には、充分な市民意見の反映がされ〝市民の納得の下〟で計画が推進されたことが説明されました。

 

立川市は、遡(さかのぼ)ること平成15年から市民意見の聴取を始め「100人委員会」とされる、多くの市民を公募した〝意見聴取の場〟を設け(立川市いわく)「市役所建設事業を、市民参加の〝イベント〟と位置づけ」多様な市民意見を取り入れることに最大限の努力を払い、現在に至っている、とのことでした。

 

詳細については後日談とさせていただきますが、性急にことを進める長野市とあまりに異なる〝建設プロセス〟を実感し、同じ地方自治体にありながら〝取り組み姿勢の差〟について、立川市の事例を基に、長野市の今後の計画の進め方に対し、検証を強めていかなければならないと思いを新たにした次第です。

 

 

今回の行政視察は、来訪自治体の〝生の声〟を聴取することで、私たちの予想を超えた多くの成果を得ることができました。

 

長野市における諸課題も〝待ったなし〟ですが、視察の成果が具体的に市政に反映されるよう、新たな意識で取り組んでまいりたいと存じます。


〈行政視察報告〉

2009-07-29 | インポート

7/28 Tue.  [ クラちゃんの起床時刻 5:45 AM ]

 

所属会派「政信会」の行政視察も2日目、この日の視察の〝概要〟をご報告いたします。

 

◇ 〝かつての炭鉱の町〟でゴミ減量の取り組みを視察しました。

 

この日訪れたのは、かつて「赤平炭鉱」を抱え〝炭鉱の町〟として栄えた「赤平市」です。

 

この赤平市は、人口規模が1万4,000人しかありません。長野市にたとえれば「区」の規模以下であり、それでよく「市」の体(てい)を成しているなあ、と思っていたのですが、その疑問は、この〝市〟の歴史を聞いてうなずけたのでした。

 

赤平市は〝かつての炭鉱の町〟で、ピーク時には6万人もの人口を抱え活況に満ちていたそうです。

 

しかしながら、その後の〝エネルギー革命〟により閉鉱を余儀なくされ、炭鉱労働者の流出により、今では人口1万4,000人まで落ち込んでしまった、とのことなのでした。

 

そのうえ現下の市町村合併の流れの中で、周辺の4市との合併に取り組むも(あまり詳しくは聞けませんでしたが)市民病院の運営などをめぐって協議が頓挫し〝自立〟を余儀なくされ、現在に至っているとのことでした。

  

日本の高度成長を支えた炭鉱産業の栄華と衰退、それに伴う地方自治体の現状を、人口推移から如実に見せつけられた形となりましたが、それでも〝小さくなってしまった「市」〟赤平市は(市の職員のことばですが)〝第二の夕張市〟と揶揄(やゆ)されながらも「カオの見える市役所」として、真摯に諸課題に取り組んでいるのでした。

 

赤平市のゴミ減量の取り組みのタイトルは「ゴミ減量大作戦!」

市の規模の〝小ささ〟を逆手に取り、市民をイイ意味で巻き込む形でゴミ減量の〝担い手〟となっていただき、そこに「カオの見える」職員が加わることで、市と市民の協働作業を成立させているのでした。

 

赤平市生活環境課が提唱したのが「ごみ預金」です。

詳細は後日ご報告しますが、簡単に申し上げれば「減らしたゴミの量をお金に換算して貯金するしくみ」という内容です。

 

自治体の規模が小さいゆえに、コンサルタントや外部委託による〝大仕掛け〟な事業ができず、それがかえって、施策の〝手づくり感〟を高め、市民生活に身近な感性である「貯金」という形でのゴミ減量の取り組みを進める原動力となったようです。

 

そして、どの視察でも共通して申せ、視察に足を運び、HPや資料だけでは伺い知れない成果を実感させていただくもの、すなわち施策推進のカギを握るのが〝担当職員の熱心な取り組み〟です。

 

今回視察した赤平市のゴミ減量の取り組みについても、若手職員が熱心に説明されていました。

おそらく、自治会などに対しても、おそらく私たちに向けた熱心な顔つきそのままに説明を重ね、きっと理解を得たことと思いました。

 

行政説明、とりわけ環境や福祉などの面においては〝職員の姿勢〟が大きく成否を分けるなぁ・・・と改めて実感したものでした。

 

その他、議会事務局のお計らいで、移動の待ち時間を活用し訪れた、かつての炭鉱産業を辿る資料館で出会った、いまだプライドをもって説明にあたられる市民ボランティアとのひとときなど〝足を運んだ成果〟がございますが、これも写真を添え、後日談とさせていただきます。


〈行政視察報告〉

2009-07-28 | インポート

7/27 Mon.  [クラちゃんの起床時刻 4:20 AM ]

 

27日~29日の間、所属する会派「政信会」の行政視察に参加しています。

ラッキーなことに、宿泊先のホテルにインターネットサービスがあり、PCから入力できることとなりました(ケータイ入力は手間がかかってタイヘンなのです ^^ )

但し、館内に3台しかないPCは「順番待ち状態 ^^;」

 

私も約20分〝待機〟し、アジア系外国人カップルが2台占有していたうち、彼女の方がログオフしたのを見て、おそるおそる「イイデスカ?」と尋ね、使わせていただいています。

 

また私の後に、どのような方が並ぶかわかりませんので(^^)今日の報告は〝だいたいのところ〟にとどめさせていただきます。

 

 

あと、写真までは挿入できませんので、いわば「ラジオ的」報告とさせていただき、写真と併せて後日〝本格報告〟とさせていただきます。

 

◇ 行政視察報告「新交通システム DMV(Dual Mode Vahicle)」の

                                 試乗・視察を行いました。

 

DMVは、道路走行(クルマ的役割)と線路走行(電車的役割)を一台の車両で担う、いわば〝両刀使い〟車両で、「JR北海道」と「日本除雪機製作所」の二社が共同開発で取り組んでおり、一部試験的営業運行も行われ始めている、新交通システムです。

 

長野市はもとより、日本中の地方都市が、バスや電車の、いわゆる「公共交通」の衰退に大きな問題意識をもっています。

 

しかしながら、クルマ社会が発達し〝過ぎた〟ために、地方都市においては公共交通の利用者が少なく採算が割れ、料金値上げや路線減便などの「負のスパイラル」に陥ってしまっているのが現状です。

 

高齢化社会の進展や地球温暖化の抑止のためにも、地方都市における公共交通の再生・維持は社会的課題であり、その点において今回視察したような、新たな公共交通システムの構築は急務と言えるでしょう。

 

試乗と視察は、この日訪れた「JR北海道苗穂工場」の構内にある試験走行場で行われました。

 

そして私たちは「百聞は一見にしかず」を肌で感じることとなり、いわゆる「行政視察の意義」を実感することになるのでした。

 

伺えば、過般、鷲沢正一長野市長も〝トンボ返り〟で試乗に訪れたとのことで、市長としても、電車・バスの衰退を深刻に受け止め「何とかせねば」の思いを抱かれていることが伝えられ、私たちも認識を改めて強く持ったところです。

 

試乗したDMVは、開発社の二社が物語るとおり、雪国の〝除雪車〟の技術とJRの技術のコラボレーションで取り組まれているそうです。

試作車は、一般のマイクロバスを改造して製作されており、いわゆる〝普通のタイヤ〟が道路走行を受け持ち、車床に組み込まれた〝鉄輪〟が線路走行を受け持っています。

 

道路走行はフツーのマイクロバスなのですが、線路に乗り入れる際(この試験場には乗り入れ専用口アリ)には、タイヤの内側部分から鉄輪が下降し、車両を〝持ち上げる〟格好で「電車」に早変わり、誰もが体感する〝ガタンゴトン感〟の心地よいリズムを受けて線路の上を走行していくのです。

 

思わず口にしましたが「何ともいえない違和感」・・・不思議な感覚で〝双方向〟の走行を体感したところです。

 

・・・っと、ここでPCの〝待機者〟が見かけられましたので ^^; 本日の報告はこの程度にとどめ、後日改めて〝絵入り〟の詳細レポートとさせていただきます。


〈吸収〉

2009-07-27 | インポート

7/26 Sun.    [ クラちゃんの起床時刻 5:30 AM ]

 

明日から3日間、行政視察に行ってまいります。

 

 

新交通システム、ゴミ減量の取り組み、公共施設の建設プロセス・・・さまざまな行政課題への先進市の取り組みを充分研修し、できる限り吸収してまいります。

 

 

研修記は、(作業に限りがありますが)ケータイ入力もさせていただきます。

 

ヨロシクお願い申し上げます。