よりによって元日に発生することとなってしまった「令和6年能登半島地震」は、発災から10日余が経過することとなっています。
この間、時間経過と共に被害の状況が徐々に明らかになってきてはいますが、その全容は未だ未詳…日を追うごとに さまざまな様態の被害内容が明らかになってきており、そして(残念ながら)それら被害への対応が追いついていないのが現状であると 私たちは報道等を通じて見せつけられることとなっています。
奥能登の孤立集落の厳しい状況や避難所の窮状も伝えられる中、一方で海岸線の異常な隆起や 輪島市の奥部で「土砂ダム」出現の情報が流れるなど、当地の自然環境に新たな危険(困難)要素が見られるなど予断を許さない状況となっています。
このことについては後日に触れることといたしますが、今日のブログ記事としては「被災地支援(寄付金)」について(既にご案内のところもあるかもしれませんが)私の立場でも改めてご紹介させていただきます。
被災地の支援については、実際に現地を訪れて後片付けを手伝ったり炊き出し支援を行なうボランテア支援や 被災地へ食糧や物資等を送る送付型支援がありますが、報道等で伝えられているとおり いま現在は道路状況や受け入れ態勢の未達により、それらの支援は(現地が)受け入れ難い状況になっているらしいことから、ここは イチバン堅実な支援である「支援金(義援金)の寄付(以下/寄付金)」についてご紹介させていただきます。
寄付金については、路上で行なわれる「募金タイプ」や 金融機関等を通じて行なわれる「振込みタイプ」が代表的で、また最近は(後述しますが)新しい形で行なわれるものがあります。
そのうち「募金タイプ」については、さまざまな団体や個人が 基本的に善意に基づき行なっておられますが、これには一部 問題も散見されることから、この場では「振込みタイプ」についてご紹介します。
と いうのも、本来 善意に基づいて行なわれているハズの寄付金(活動)に〝詐欺〟まがいの行為が散見されるからです。
これら(詐欺の)手口についてはさまざまあるところですが、この(詐欺の)中身については割愛することとし、この場では いわゆる「信頼できる(無難な)寄付の仕方」についてご紹介します。
個人が行なう募金については、やはり一番信用がおけると思われるのが「日本赤十字社」に対する募金でありましょう。
日本赤十字社は 今回の令和6年能登半島地震災害による義援金を受け付け、届けられた義援金は被災地の方々の生活を支援するため 被災都道府県が設置する「義援金配分委員会」へ全額を送付するそうです。
寄付先には「被災地全域への寄付」と「地域を限定しての寄付」があるそうです。
どちらの寄付でも 被災地が1箇所の場合、その都道府県の義援金配分委員会へ全額が送られます。被災地が複数箇所の場合「被災地全域への寄付」は、当該の都道府県の「義援金配分委員会」へ 被災状況に応じて配分されるそうです。
いずれにしても、日本赤十字社への寄付が 最も適切に(寄付金が)活かされることと存じます(他にも信頼できる筋があろうと存じますが、この場では 代表的なもの(寄付先)として聞き置いてください)。
詳細は、下記ホームページをご覧ください。
日本赤十字社「令和6年能登半島地震災害義援金(石川県、富山県、新潟県)」HP
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また 寄付金については、お住まいの自治体が窓口となって受け付けている場合もあります。
私の住む長野市においても然り。長野市が窓口となって「令和6年能登半島地震災害義援金の受付」を行なっています。
詳細は、下記ホームページをご覧ください。
「長野市 令和6年能登半島地震災害義援金の受付」について
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また この度は、新しい形での被災地支援が始まっています。
被災地自治体に対する「ふるさと納税の代理寄附」です。
これは 他の自治体を支援するために納付する「ふるさと納税」について、相手方(被災地)の自治体(職員)の労力を軽減するために(ふるさと納税事務の)業務を請け負うものです。
このこと(ふるさと納税)により、被災地自治体に 確実に善意が届けられるというものです。
ふるさと納税の相手方は「石川県 輪島市」、
ならびに「石川県 珠洲市(すずし)」です。
詳細については、長野市のホームページをご覧ください。
「令和6年能登半島地震災害に伴うふるさと納税の代理寄附」長野市HP
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ご高覧のとおり、私たちは いくつかの方法で被災地支援(寄附)を行なうことができます。
冒頭に述べたとおり、被災地支援にはさままざな方法があるところですが、現場が未だ混乱している現時点においては 前掲の「寄附金」の方法が適切と思われます。
但し これ(寄附金)は あくまで任意であり、ある意味で(寄附する)余裕のある方に限って行なっていただければ と存じます。
実際に行動を起こさないまでも、被災地の方々に心を寄せ 一日も早く日常生活を取り戻してくださることを祈るだけでも、それは被災者支援になる。
私はそう思います。