倉野立人のブログです。

日々の思いを、訥々と。

新年早々に不測の大きな自然災害「令和6年能登半島地震」

2024-01-02 | 日記

それは、私が須坂市の実家に居(い)たときに発生しました。

元日の4時過ぎ、サッカー国際親善試合後の監督インタビューの最中に突然画面が切り替わり、地震速報が流され始めました。

私はオフクロに「能登半島で大きな地震だって!」と伝え、引き続きニュース画面に注目していると…。

ほどなくしてスマホが大きく鳴動し、画面には「緊急地震情報」の画像が。

 

 

 

「え?能登半島の地震なのに、こっちのエリアにも緊急地震情報が来るの?」と訝(いぶか)しく思ったその瞬間、自宅の部屋が左右にガタガタと揺れ始めたのです。

その間 約数十秒だったでしょうか。最初はガタガタ・そのうちにユラユラという感じで 横揺れが続いていました。

部屋の蛍光灯が揺れる中、まんじりともしない(できない)うちに やがて揺れは収まり、オフクロと安堵のうちに顔を見合わせたのでした。

地震の波動は、遠く信州の地も揺るがすこととなったのでした。

 

地震の概要は下記のとおり。

[発生時刻] 1月1日16時10分

[マグニチュード] 7.6(暫定値)

[最大震度]7

[発生場所]石川県能登地方(輪島の東北東30km付近)・深さ16km

[発震機構]北西―南東方向に圧力軸を持つ逆断層型(速報)

[地震活動の状況]
 震度1以上を観測した地震が93回発生(震度7:1回 震度5強:3回 震度5弱:5回 震度4:17回 震度3:39回 震度2:28回 (1日16時以降~2日01時00分現在)

[津波警報等]

 津波注意報 北海道太平洋沿岸西部・北海道日本海沿岸北部・北海道日本海沿岸南部・青森県日本海沿岸・秋田県・山形県・新潟県上中下越・佐渡・富山県・石川県能登・石川県加賀・福井県・京都府・兵庫県北部・鳥取県・島根県出雲/石見・隠岐・山口県日本海沿岸・福岡県日本海沿岸・佐賀県北部・壱岐/対馬

 

能登半島を起点に、北陸信越地方から広く本州広域に亘る 不測の大災害となったものでした。

 

 

 

 

 

その後は、時間経過と共に 被災情報が次々と伝えられてきます。

時が経(た)つにつれて寄せられる情報・そしてそれらは時間経過と共に拡大の様相を見せるを受け、私たちは次第に言葉を失なってゆくのでした。

 

その主なものでも、道路の亀裂・隆起・陥没・崩落、

 

 

 

 

建屋の倒壊、

 

 

 

 

家屋 とりわけ屋根の倒壊、

 


 

 

土砂崩れ(法面崩落)、

 

 

 

そして津波と火災。

 

 

 

 

新たな年を言祝(ことほ)ぐ(現に祝っていた)元旦の日に、不測というには余りある衝撃をもって地震災害が地域を襲ったのでした。

この地域においては、2007年の「能登半島地震」2011年の「東日本大震災」また昨年5月には 石川県珠洲(すず)市で震度6の地震に見舞われるなど、被災の傷が癒えぬ中で再び大きな災害に見舞われることになってしまいました。

特に 今回は(11年の東日本大震災以降では初の)大津波警報が出されたことから、着の身着のままで高台に逃げる人々の姿も映し出され、暖冬とはいえ寒中の不測の避難状況に 見ている者も大いに心配せざるを得ないところでありました。

 

また とりわけ、震源の能登半島や北陸エリアは 国内有数の観光地でもあることから、年末年始にかけて多くの観光客が当地を訪れていることでしょう。

そんな方々も、よりによって災害に巻き込まれることになってしまいました。

それを考えれば、たとえ当地に暮らしていなくとも 被災する可能性は誰にでもあると言えるのです。

私たち被災地以外に暮らす者だって、たまたまその時(とき)に被災エリアに居合わせれば、何らかの被害を受けたかもしれないのです。

そのとき、そこに居(い)ただけで災害に見舞われる可能性…いつ なんどき被災者になるかもしれないことを思わされるところでもあります。

 

おそらく今後(残念ながら)、時間経過と共に被害の全容が明らかになる(=拡大する)ことになるのでしょう。

 

新年早々、何ということでありましょう。

 

 

ちなみに、長野市では 人的被害は無く、一部地域での停電と断水などが発生していますが 順次対応しているとのことでありました。

 

 

 

今後は どのような形で被災地支援をしてゆくのか、先ずは被災地自治体の意向・また北陸信越エリア内の災害支援・援助のルール等に基づき、適宜適切な活動が期されるところです。

長野市においては、さきの「令和元年東日本台風」の際に 多くの他自治体等から多大な支援をいただいた経過があるので、いわば恩返しの意味でも十分な対応を と思うところです。

 

今は、被災地の方々に 心からなるお見舞いを申し上げるしかありません。

それにしても かえすがえすも、なんで新年早々 こんな目に遭わなきゃならないんだ…被災者のお気持ちに心をいたすところです…。

発災から十数時間が経過しましたが、未だ余震が続いています(1週間程度は要警戒とのこと)。

私たちは、今後の状況を予断なく見守るばかりです。