ドイツでメンケル首相が出席した初の洋上ウインドファーム
の稼働式が行われたという報道を目にしました。
このウインドファームはシーメンスの2.3MW風車21機で構成さ
れていますが、ドイツは2030年までにウインドファームを2万
~2万5千MW導入する計画だということです。
これを見て「日本でも洋上風車を」というつぶやきをツイッター
でいくつも見かけました。
ただ、ドイツは日本の94%ほどの国土に日本の十数倍の風車
を導入し、陸上に適地が尽きたので洋上に進出したのです。
こう書くと、日本と違いヨーロッパには風向きが一定の安定
した風が吹いているから多くの風車が建設されたというよう
んことを言う人もいるのですが、実はドイツはあまり風況が
良くありません。設備利用率だと20%を切る年もあるようで
す。
東伊豆町の風力発電所が運転開始後平均の設備利用率は25%
以上をキープしていることを考えるとドイツに風車がたくさ
ん建っているのは良い風が吹くからではないことがわかります。
ただ、ドイツでの風車建設費用が日本よりかなり安いというこ
とは忘れてはいけません。
日本はコストの高い洋上風車に移行する前に、合理的に建設
できる場所があるのなら陸上風車をしっかり建設運用すること
を優先するべきだと思います。
先日、環境省から発表された「22年度 再生可能エネルギー
導入ポテンシャル調査」の報告書にザッと目を通しましたが
北海道、東北地方を中心に風力発電所を建設できる場所がま
だまだ残されています。系統強化等の投資は必要になりますが
本当に原発縮小を目指すなら必要な投資ということになるで
しょう。
の稼働式が行われたという報道を目にしました。
このウインドファームはシーメンスの2.3MW風車21機で構成さ
れていますが、ドイツは2030年までにウインドファームを2万
~2万5千MW導入する計画だということです。
これを見て「日本でも洋上風車を」というつぶやきをツイッター
でいくつも見かけました。
ただ、ドイツは日本の94%ほどの国土に日本の十数倍の風車
を導入し、陸上に適地が尽きたので洋上に進出したのです。
こう書くと、日本と違いヨーロッパには風向きが一定の安定
した風が吹いているから多くの風車が建設されたというよう
んことを言う人もいるのですが、実はドイツはあまり風況が
良くありません。設備利用率だと20%を切る年もあるようで
す。
東伊豆町の風力発電所が運転開始後平均の設備利用率は25%
以上をキープしていることを考えるとドイツに風車がたくさ
ん建っているのは良い風が吹くからではないことがわかります。
ただ、ドイツでの風車建設費用が日本よりかなり安いというこ
とは忘れてはいけません。
日本はコストの高い洋上風車に移行する前に、合理的に建設
できる場所があるのなら陸上風車をしっかり建設運用すること
を優先するべきだと思います。
先日、環境省から発表された「22年度 再生可能エネルギー
導入ポテンシャル調査」の報告書にザッと目を通しましたが
北海道、東北地方を中心に風力発電所を建設できる場所がま
だまだ残されています。系統強化等の投資は必要になりますが
本当に原発縮小を目指すなら必要な投資ということになるで
しょう。