My Home Town(旧風力発電と子育て日記)

観光と風力発電と子育ての日記です。

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視察研修

2011-03-06 12:54:22 | その他の仕事
金・土曜日と千葉に出張してきました。

メインは香取市の滞在施設付きの市民(貸し)農園の視察
でしたが、その他、佐原の街並みや勝浦市の朝市、鎌倉市
の農産物直売所を見てきました。

貸し農園については、すばらしい環境で誰でもこういう生活
に憧れるだろうと思う反面、当町で実施する場合には、それ
が町にとってどういうメリットもたらすのかということを
よく検証しないと駄目だと思いました。

朝市や直売所はどちらも立派な施設は必要無いということ
を再認識しました。地元の人が新鮮な物を売っていて、気軽
に話ができる雰囲気が大事なのであって、あまり綺麗な施設
や設備だとかえってお客さんとの間に壁ができてしまうよう
に感じました。

また、鎌倉の直売所では、サラダホウレンソウ、ワサビ菜、
ルッコラ、サラダカラシナ、グリーンフリルなど生でサラダ
として食べられるものだけを売っている農家があり、他の農
家と差別化していたのが印象に残りました。

視察のついでに佐原へ行って、伊能忠敬記念館とその周りの
古い街並みを見学したのですが、やはり歴史的文化的な裏付
けのあるものには強みがあると思います。範囲は非常に狭い
のですがそれなりの存在感がありました。

一時期、昭和レトロ調の修景が流行りでしたが、本物の古い
建物などが象徴的に残っていてその周辺を整備するのは「あり」
だと思いますが、ただ流行りだからといって、取って付けた
ように昭和レトロ調を取り入れてもチープなだけで人の心を
打つものにはならないように感じます。

今回の視察は企画と農林水産を所管する部署の職員が合同で
実施しました。自分が役場へ入った頃にはこういった職員の
視察研修が毎年行われていたのですが、財政状況などから
中止となって随分たちます。(視察を旅行と勘違いしている
職員もけっこういたので仕方ない面もあったと思います。)

自分は企画調整課で過ごした9年間は比較的自由に出張させ
てもらい勉強する機会も多かったので幸いですが、やはり庁
内でも「事業課」と言われる、観光商工課、建設産業課の職
員はもっと外へ出て自分の目で先進地を見る機会を作る必要
があると思います。(誰かについて行くのではなく、自分で
必要だと思う所へ主体的に視察に行くべきだと思います。)

もちろん公費を使うわけですから、しっかり準備勉強をして
有意義な出張にする必要があるのは当たり前ですが、机の前
に座って仕事しているだけでは駄目ですね。それから自腹で
の勉強もしっかりするのが前提です。

知らない土地へ行ってスーパーやショッピングセンターを見
て回るだけでも、売っている物の品ぞろえや売り場の雰囲気
も違って興味深いですね。