My Home Town(旧風力発電と子育て日記)

観光と風力発電と子育ての日記です。

当日記の内容については風車ファン以外の無断での転載転用を固くお断りします。

風車3号機の修繕について

2009-11-29 13:00:37 | 風車日記
先日、出張中に議会臨時会で風車3号機の修繕費用が可決
された。これで予算が確保できたので、正式に発注して、天候
などにもよるが、年内復旧を目指すことになる。

費用については風車メーカーからの見積金額で契約して、最終
的に故障の原因が究明された時点で再度協議することとなる。
本当は金額を確定してから発注できればよいのだが、そのこと
にこだわり、協議が長引けば当然、風車の復旧は遅くなり、逸
失電力が増えることとなる。

また、風車に遠心力がかかる状態つまり、風車が復旧して運転
できる状態でないと原因究明に必要な調査ができない点がある
ので、まずは復旧を優先する必要がある。

風車が長期間停止している自治体で見受けられるのは、多額の
修繕予算が確保できずに風車の修理に手をつけられないという
ことだが、当町ではこういったトラブルに備えて事業開始時に
基金を設置しており、今回も一般会計に迷惑をかけることが無
いのは幸いだ。

すでに生産を終了している風車のため、発電機の納期に3カ月
かかるのはいかんともしがたいのですが、基金を積んでいたこ
とは評価できる点だと思います。

自治体は多くの公共施設を所有しているが、私の知る限り施設
や設備の老朽化に備えて修繕費用を積んでいるケースはあまり
無いように思う。当町でも自民党の置き土産のいくつかの交付
金のおかげで、図書館の空調の交換や小学校の屋上の防水工事
などが解決したが、庁舎の空調の改修には目途が立っていない。

今後、老朽化が進む公共施設の修繕費用をどうするのかという
のは個人的には風車の故障より本質的な問題だと思います。