空腹の構え

もっぱらチャリンコ、他ものづくり

サイクルモード2015後(ウェア編)

2014年12月10日 22時31分58秒 | ウエア
サイクルモードで気になったウェア。

シールスキンズ。

完全防水を謳うソックスとグローブが商品。

    

水槽に浸からせても水が入ってこないというデモをしていて、
実際、ソックスに手に被せて水槽に入れて、
中が染みてこないか確かめたりした。
15秒ほどだが、確かに全く湿ってこなかった。



完全防水なのに、ソックスの中は普通に吸水し、外へ発散される(速乾性がある)
こう話をきかされて、本当にそうか?と疑問があったが、

試す価値があると思い購入へ踏み切る。


自転車のためではない。
仕事のためだ。


青森の冬、鉄工が職場で、
ほぼ屋外同様の低温状況だ。



鉄工所は火花と鋭利な金属片に溢れており、
まず何よりも耐火、耐傷に優れていなければならない。

普通の靴では呆気なく穴があいたり裂けてしまう。


当然、作業用の革靴しかない。が、
冬の作業靴、革というのもあって蒸れるのだ。


どんなに起毛たっぷり保温性があっても汗で蒸れ、
靴内に水分がたまり出すと冷えてしまう。


靴そのものに発散水性が欲しいが、耐火耐傷性とは相容れない。
ソックスを変えても靴内が蒸れることに変わりはなく結果は同じ。


蒸れを防ぐには夏用の靴と夏・秋ソックスが一番適しているが、
低温では当然、寒い。



今回それを克服できそうなソックスに出会えた。

ちなみにこのメーカーの商品、すごく高い。

が、金額の高さなんて、"毎日"使う常用品、仕事用具と考えると
満足できる性能があれば、気にはならない。



ということで、何度か履いてみた感想。


見た目は冬のスポーツソックスらしい感じでカッコイイ。
履き心地はややごわつく感じだ。しばらくすると気にならなくなる。


長時間履いていれば、やはりソックスの内側は蒸れる…が、

いままでのソックスほど湿りはしない。
ソックスの外側は防水されている。

問題は洗濯だ。

普通に水で洗うとうまく洗えない。その防水性ゆえにだ。
ソックスの外は水を弾き、中には水が抜けずに溜まる。
脱水もうまくいかなかった。


ウェブサイトでお手入れ方法を確認すると、
40℃以下のぬるま湯で洗う、手洗い推奨、陰干し自然乾燥、である。

記述に従い、ぬるま湯に浸すと防水性が薄れ?湿る。あとは手もみする。
脱水だが、普通に脱水機にかけて、裏返してもう一度脱水するとうまくいった。

夜洗濯して、干して、朝には(9時間後)乾いていた。
どれほどの速乾性があるのかは…面倒だから計測はしないが、
結構いいほうなのではないだろうか。たぶん。


もうひとつ重要な項目、耐久性。
元を取ったと納得できる長~い期間、もってほしい。

少なくともワンシーズン。

これを越せばモンベルのヴェイルブーツ&アルパインソックスを凌いだことになる。

ジオラインのシャツはいいんだが、足周りは磨耗が駄目だ。モンベル。

冬が終えた後にまた報告しようと思う。




グローブも使っているが、いいねこれは。
サイクル用でない方が余計なイボがないのでイイ。
(イボとかモコっしたものあると手が痛むタイプなので)
無論防水!除雪作業で手が凍えず快適。



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