ゆるゆる素浪人の「気まぐれ日誌」~ 自己満足とボケ防止に、人生の雑記帳~  

そういう意味で老人の書いた「狼の遠吠え」、いや「犬の遠吠え」と思い、軽い気持で読んで頂けば有り難いです。

オバマ新大統領の議会演説を聞いて

2009-02-26 06:46:00 | 時事・雑感
このところ四国は菜種梅雨か曇天が続き、
昨日も小雨降るうっとおしい一日だった。
そのため外出もせず無意識にテレビのスイッチを入れると、
第44代オバマ新大統領の初の議会演説を中継していた。

定年後は暇に任せて日本の国会演説を時々聞いていたが、
米国の議会演説を聞いたのは始めてである。

米国民向けと招待者を含めた上下院議員合同の本会議で、
① 経済対策(雇用、住宅、新エネルギー、教育)②財政規律③外交安全保障と広範で、
全演説の80%は米国経済再生に充てていた。

竜巻などの逸話やユーモアを交えた分かり易い演説だったが、
何と言っても原稿無しの空で、
オバマ氏自身の言葉で53分ものスピーチには驚きであった。
日本なら差し詰め官僚の書いた作文を時々飛ばしたり、
漢字を読み違えながら文章を忠実に読むところだろう。

しかも日本と習慣が違う儀式とはいえ与野党議員からの野次は全く見られず、
同調できるスピーチには与野党を問わず盛んに拍手を送ると言う整然とした行為、
すなわちスタンディング・オベーションにも驚かされた。
かつて大統領選挙を争った共和党のジョン・マケイン議員も立って、
盛んに拍手を送っていたのが印象的だった。

日本も民主主義が定着したとは言え、
政策ではなく政権の駆け引きと野次合戦に終始している日本の国会を見ていると、
米国に比べて10年ぐらいの遅れを米国議会マナーに感じざるを得なかった。


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