今週の日曜日に大学同窓の県人会が開催され40名近くが出席した。
私が卒業した大学は京都にある創立124年を迎えた私立の薬科大学で、
母校から来賓として学長、同窓会会長の二名が来県し講演と近況報告をした。
私は退職後の宴会には余り出席していないのだが、
今の同窓会長は同級で元副学長だったO君なので、出来るだけ参加している。
今年はノーベル賞に初の薬学出身の下村博士(長崎医大・薬学科)が、
クラゲの蛍光蛋白を発見して化学賞を受賞した画期的な年に成った。
学長の母校近況報告によると、
この4~5年間の薬学部の研究論文数や引用文献数は全国1~3位を占めており、
幅広く質の高い研究が行なわれているという。
また世界最高水準の研究教育拠点を日本の大学に形成するため、
文部科学省が重点的支援を行う「21世紀COEプログラム」に、
薬学では東大、東北大と並び母校が選ばれていると胸を張っていた。
もう一点は地域密着型の共同大学院の創立で、
京都府立医大、京都府立大、京都工繊大、京都薬大で、
「健康科学」を立ち上げたと言う話である。
一方薬剤師養成の薬学部は6年程に変わり2012年に初めて卒業するが、
私立の大学も乱立し薬学部は74校(公立大学:17校)に増加している。
そのたためか私立大学のなかには定員割れが生じ、
今年は18校(31%)にも上ったという。
幸いにも母校は歴史ある京都の地にあり、
永い歴史と実績により高い競争率を維持している。
しかし京都に同志社女子大や滋賀に立命館大学に薬学部が新設され、
少子化も手伝って受験者獲得には熾烈な競争に成って来ている。
今年の全国薬剤師国家試験受験者は14,000人弱、
そのうち合格率が76%で約10,000人が薬剤師になっている。
今後4~5年では新設された大学で卒業すると、
将来的には年間の薬剤師数は15,000人前後に成るようだ。
今は不足気味の薬剤師も、
この調子で薬剤師が養成されれば粗製乱造に成り、
「10年後に3割の薬剤師が失業する」と、ある業界新聞は予測していたという。
そうなった時はいつの世も、どんな所でも同じだが、
真に実力のある者のみが選抜され勝ち組として残る。
これから末永く大学が続く為にも優秀な学生の獲得が急務であり、私学経営の基本でもある。
そのためには地方同窓生の協力が重要に成ってくる事だろう。
私が卒業した大学は京都にある創立124年を迎えた私立の薬科大学で、
母校から来賓として学長、同窓会会長の二名が来県し講演と近況報告をした。
私は退職後の宴会には余り出席していないのだが、
今の同窓会長は同級で元副学長だったO君なので、出来るだけ参加している。
今年はノーベル賞に初の薬学出身の下村博士(長崎医大・薬学科)が、
クラゲの蛍光蛋白を発見して化学賞を受賞した画期的な年に成った。
学長の母校近況報告によると、
この4~5年間の薬学部の研究論文数や引用文献数は全国1~3位を占めており、
幅広く質の高い研究が行なわれているという。
また世界最高水準の研究教育拠点を日本の大学に形成するため、
文部科学省が重点的支援を行う「21世紀COEプログラム」に、
薬学では東大、東北大と並び母校が選ばれていると胸を張っていた。
もう一点は地域密着型の共同大学院の創立で、
京都府立医大、京都府立大、京都工繊大、京都薬大で、
「健康科学」を立ち上げたと言う話である。
一方薬剤師養成の薬学部は6年程に変わり2012年に初めて卒業するが、
私立の大学も乱立し薬学部は74校(公立大学:17校)に増加している。
そのたためか私立大学のなかには定員割れが生じ、
今年は18校(31%)にも上ったという。
幸いにも母校は歴史ある京都の地にあり、
永い歴史と実績により高い競争率を維持している。
しかし京都に同志社女子大や滋賀に立命館大学に薬学部が新設され、
少子化も手伝って受験者獲得には熾烈な競争に成って来ている。
今年の全国薬剤師国家試験受験者は14,000人弱、
そのうち合格率が76%で約10,000人が薬剤師になっている。
今後4~5年では新設された大学で卒業すると、
将来的には年間の薬剤師数は15,000人前後に成るようだ。
今は不足気味の薬剤師も、
この調子で薬剤師が養成されれば粗製乱造に成り、
「10年後に3割の薬剤師が失業する」と、ある業界新聞は予測していたという。
そうなった時はいつの世も、どんな所でも同じだが、
真に実力のある者のみが選抜され勝ち組として残る。
これから末永く大学が続く為にも優秀な学生の獲得が急務であり、私学経営の基本でもある。
そのためには地方同窓生の協力が重要に成ってくる事だろう。