ゆるゆる素浪人の「気まぐれ日誌」~ 自己満足とボケ防止に、人生の雑記帳~  

そういう意味で老人の書いた「狼の遠吠え」、いや「犬の遠吠え」と思い、軽い気持で読んで頂けば有り難いです。

今週の「しりとり川柳」から②

2008-11-30 06:40:00 | 時事・雑感
先週に投句した愚作の「しりとり川柳」から選んで掲載します。(順不同)

尚「しりとり川柳」は、相手の下句を使って作るエンターテイメント化した川柳です。
ですから上句は既定されています。



●安給料 俺は中流と 意地を張り

●始まらぬ いまさら言い訳 してみても

●仲直り しても引きずる 嫁姑

●色男 言われるほどに もてやせぬ

●少し変 貴方の素振り 気にかかる

●惜しみなく 身体を張るは ストリッパー

●策は無し 無策の策は 策成りか

●愛犬が 妻より許せる 家族かも

●舌足らず 失言のがれる 逃げ口上

●風化して 戦争責任 うやむやに

●ない暮らし 考えられぬ 古女房

●風化して 戦争責任 うやむやに

●詰め寄るが 柳に風と 受け流し

●高齢に 後期も前期も 在るもんか

●ちと恐い 彼女の過去に ちょつと触れ

●不足増え 稼ぎに勝る 手立てなし

●熱病に 侵されたのか 恋の花 

●ママの城 陥落寸前 玉がきれ

●約束で 守れぬ約束 空約束

●バラ色に 咲くか咲かぬか 君次第

●胸おどる 心抑えて 初キッス

●エメラルド 買ってやりたや 原石で

●まん丸く 赤く大きく 初お絵かき


紅白歌合戦の司会者決まる

2008-11-27 06:30:00 | 時事・雑感
今週初めに年末恒例の紅白歌合戦の出場歌手と司会者が、
早くもNHK二ユースで報じられていた。
今年の司会者には経験豊かなSMPの中居正弘さんと、
女優の仲間由紀恵さんのフレッシュコンビで行なうそうだ。

戦後から続いている紅白歌合戦の視聴率も、
昭和30年代後半までは80%以上もありNHKの独壇場であったが、
現在では民放テレビの裏番組もけっこう面白く、最高でも40%前後に下降している。
その為かNHKもいろいろ知恵を凝らして、
視聴者の関心を引く宣伝をしている。

その中の一つとして司会者を模索し、
06年にはマスコミ屈指の売れっ子「みのもんた」さんや、
07にはお笑い界の第一人者笑福亭鶴瓶さん等の異色タレントを起用して、
視聴者の獲得を狙っていた。
しかし私の見る限り両氏の話術が天下一品ではありながら、
この作戦はあまり成功したとは思えなく、何か別の要因が在るようだ。

両氏ともに此処まで超ビッグに成る為には人並み以上の努力と訓練が必要で、
たえず自己顕示欲で前へ前へと進んできただろう。
その為か両氏の紅白の司会振りを見ていると、
歌番組の司会者と言うよりは自己中心の陶酔に終始したのではなかろうか。

いみじくも今回で5回も紅白の司会を勤める若い中居さんは、
「紅白はあくまでも歌手が中心、我々司会者は歌い易く助けるだけ」と謙虚に、
今年の司会者の役割を記者会見で語っていた。

まさにその通りだろうと思うし、
ベテランの二人がそんなことが知らない筈はなかろう。
それは紅白の司会に抜擢されたという嬉しさと芸人根性が頭をまたげ、
本来の司会者として役割を超越して突っ走ったのではなかろうか。
それだけ紅白には超ベテランをも惑わす、
魅力と魔力が渦巻く名誉ある大仕事なのだろう。

今年は経験のある中居、仲間のフレッシュコンビに決まったが、
若くして苦労少なくスターダムに掛け上がった育ちのよい二人、
きっと爽やか司会でスムースに進行させてくれる事間違いなしだ。

何事においても適材適所が重要であり、又人の育ちは行動にも表れるものだ。
そんな裏の視点からいつも人を観察してきたが、
今年の紅白も又後半は録画して、ゆっくりと見ることに成るだろう。

今週の「しりとり川柳」から①

2008-11-23 07:35:00 | 時事・雑感
これから先週の投句から選んで、毎週に愚作を掲載することにしました。
尚「しりとり川柳」は、相手の下句を使って作るエンターテイメント化した川柳です。
ですから上句は既定されています。

●いつの世も 悪が榮えて 世は乱れ
●息を吸う 生きるためには 仕方ない
●湯気を見る 湯の町近しと 息はずむ
●蓄えが 余命とともに 減り続け

●来たけれど 冥土の前で 返された
●直ぐばれる 内緒話に 尾ひれ付き
●勇み足 人の女房に 足を出し
●祈ります 長生き出来て 健康で

●寒い夜 ひと肌恋しい 一人者
●思案橋 待てど暮らせど 来ぬ彼女
●役づくり 熱中しすぎて プロポーズ
●丸くなり 角が取れたと 喜ばれ
●見てみたい 貴方の心臓 毛があるか

中国産もち米の農薬汚染物語

2008-11-20 06:35:00 | 時事・雑感
先週の参議院農林水産委員会で中国から輸入したもち米から、
基準値以上の有機リン系殺虫剤メタミドホスが又も検出されたと公表した。
そのもち米約1,550トンが食用として販売済みで、
調査もせず放置されているという。

今の日本では食の安全性が新聞に載らない日がないぐらい国民は敏感だが、
戦後から1965年頃位までは「食糧の確保」に主眼が置かれ、
食の安全性の問題は二の次だった。

狭い日本では主食の米の確保が戦後の大命題で、
特に農林省は花形行政で米の増産に躍起に成っていた。
そこへ戦後化学兵器として開発された毒性の強いパラチオンなどが、
稲作のニカメイチュウの防除に効力を発揮する事が分かり多用される。
それに呼応して毒性や残留性が強い、
有機塩素剤のドリン剤、BHC、DDTや酢酸フエニール水銀などが、
農薬として広範に使用しはじめる。

その頃にアメリカではすでに農薬に警鐘を与えた「生と死の妙薬」が出版され、
時のケネディー大統領が政治の力としていち早く取り上げ、
農薬の規制で安全体制を確立していく。

ところが日本では1954年に、
キウリを食べて3名がパラチオンで死亡する事故が発生し、
残留農薬に関心が持ち始めた頃だった。

その頃に衛生化学研究者からは、
キュウリ等へ毒性の強いドリンが土壌に永く残存し移行することが指摘された。
更に牛乳や母乳中にもドリン剤やBHC&DDTが、髪の毛には高濃度のHgが残留すると報告され、
このまま進めば総べての日本人が農薬中毒者に成ると懸念された時代でもあった。

これらを受けて厚生省も残留農薬基準設定を押し進めていくが、
当時の農薬使用サイドの農林省は、
戦後の国策としての米の増産に寄与した自信からか、
厚生省サイドの規制交渉にはなかなか高いハードルであった。

それに対して現代は飽食の時代に成り、昔とは大きく様変わりし、
国民は今までの経験から「食の安全・安心」を第一に求めるようになった。
しかし農林省サイドは過去の実績にアグラを掻き、
今の空気が読めず食の安全性に対する認識が希薄で、
大臣や行政官の強気な発言や行動に繋がって行ったのではなかろうか。

そして1968年「食品衛生法」にりんご他4食品、5農薬の基準が初めて設定される。
先進国のアメリカより遅れること、ほぼ15年後の事である。
食品の国際化に伴い全ての野菜等に農薬基準が設定されたのは、
今から2年前の2006年にポジチィブリスト制が導入され、今日に至っている。

現在は中国でも日本が経験した残留農薬問題が頻繁に起っており、
政府も重要課題として対策に苦慮している。
かつて我が国が経験した道筋を中国も又辿っている様だが、
先進国のアメリカから遅れること、ほぼ半世紀後と成る。

当時は国民の間で「食の安全性」が、
こんなにも注目されるように成ろうとは思いもよらなかった。
人生の多くを地方の食品残留農薬検査体制の確立に携った者として、
困難であったが遣り甲斐のある仕事であったことを改めて感じている。
しかし今と成っては職務上得られた「食品の安全安心」の知識が、
退職後の食生活の手助けに成っている事は事実のようだ。

本県の小売業面積が全国第2位

2008-11-16 06:52:00 | 時事・雑感
私はサラリーマンであった為かほぼ規則正しい生活をしてきたが、
退職後も決まった一週間のサイクルを決め生活している。

1週間のサイクルに1~2回のY大型ショッピングセンターに行き、
運動不足解消に足ツボマッサージ等でリフレッシュをし、
食事、買い物などをして時間を過ごしている。
その為か風邪も引かず何を食べて美味しく、
今のところ内臓に異常は見当たらない。

先日の地方紙に経済産業省の統計が発表されており、
人口1人当たりの小売業売り場面積は全国第2位と広く、
郊外に大型ショッピングセンターの出店が続いていると報じていた。
ちなみに順位は石川>香川>大分>福井>富山>長野と田園都市が続く。

私が行っているY大型店舗も県外資本で10年前に出来たものだが、
昨年から今月に掛けて3~4万㎡のショッピングセンターが続けて4~5店も開店し、
本県は大型ショッピングセンターの過当競争時代に突入してきた。

わが香川県は四国と本州の岡山県とを瀬戸大橋で結ばれているが、
面積は全国47都道府県のうち最も狭い。
にもかかわらず香川県が全国2位の小売業売り場面積とは、
いかなる理由によるものであろうか。

なぜ狭い田舎の我県が大型店開設の標的にされたかを考えてみると、
統計によると年間収入は680万円/世帯と全国で22位にも関わらず、
貯蓄高は1世帯平均1,650万円と全国1位で堅実な県民性が窺える。
他方消費収出は33.3万円/1世帯/1ヶ月と12位で、
全国平均の32万円を上まわっている。
これも温暖な気候で天災が少なく交通網が整備された田園都市の為か、
無用な出費が少なくてすむからだろう。

どの県でもかつて賑わっていた駅前通りはシヤッター街に変わり、
今は町おこしに躍起に成っている。
現代のような車社会に於いては、
郊外に駐車場完備の1万㎡以上の大型店舗ができれば客は引き寄せられ、
駐車場の不便な旧商店街は敬遠されるのも無理からぬことである。

我々のような高齢者も又利便性の高い場所でのショッピングと共に、
一箇所で身体を鍛え、食事をし、娯楽がある所を望んでいる。
そういう意味でY大型ショッピングセンターは、
私達にとっては週サイクルに組み込んだ憩いの場所と成っている。