ゆるゆる素浪人の「気まぐれ日誌」~ 自己満足とボケ防止に、人生の雑記帳~  

そういう意味で老人の書いた「狼の遠吠え」、いや「犬の遠吠え」と思い、軽い気持で読んで頂けば有り難いです。

先週の「尻取り川柳」から(90)

2010-09-28 06:59:00 | 時事・雑感
今年は5年に一度の国勢調査が10月1日から始まるので調査用紙を持ってきたが、
早速14項目を調査票に記入した。
近年はプライバシー問題があり、効果のわりに調査費用が莫大なので疑問視する人もいるが、
世界との比較で国連でも重要視しているようで、文明国家としての基盤に必要のようだ。
ちなみに国勢調査の第1回は大正9年に始まり、今年で19回をむかえるそうだ。

さて先週に投句した「しりとり川柳」から選んで掲載します。(順不同)
今週は社会生活を詠んだ句が多くなりましたが、
特にウイットに富んだ川柳らしい句はマンネリの為か見当たりません。
私が比較的満足している句を◎印で選んでみました。笑読ください。

●政治では 狐と狸の 化かし合い

●私のよ 駄々を捏ねてる 尖閣は

●我が党が 大切ですよ 民よりも ◎

●オマケだよ 菅内閣の 支持率は

●ボス猿が 新人議員 調教し

●びっくらこ 鳩ポッポの お小遣い

●風格が どんな世界も ものを言い

●してまでも 出世したいか 改ざんを

●先送り 懸案事項は 誰しもが

●友の声 呼んでいますよ 夢の中

●歩きます 無理な道とは 知りつつも

●いい事も 悪いことも 走馬灯

●持て余し 介護殺人 多発し ◎

●浮き沈み 人生行路 恙なく

●盛りだくさん 衝動買いの 不用品

●振りをして じっと聞き入る 耳年増

●遣り通す あざ笑われても 愚直に

●ボランティア 遣っていますよ 主夫業を

●より生きて 疎んじられる 今の世は ◎

●当たり前 それが出来ない 今の子は


ブルータス、お前もか

2010-09-24 06:40:00 | 時事・雑感
今週は司法の根幹を揺るがすような、在ってはならない事件が発覚した。
郵便不正事件に関与したと見られていた、厚労省の村木元局長の無罪判決があり、
検察の勇み足で一件落着かと思っていた。
ところがこの事件に関わるフロッピーディスクのデーターを改ざんしたとして、
身内の最高検察庁は大阪地検特捜部の主任検事・前田恒彦容疑者を逮捕した。

明治時代から続く日本の官僚制度は「お上」と称し権威を保持し、
どこの組織でも役所の判断は絶対無比であった。
特に警察畑に睨まれればどうしょうも無いと、世間に広く恐れられていた。
その為か官庁も筋書き通り無理を承知で運ぼうとする傾向があり、
時として密室で禁じ手を企てる者も出てくる。

今までに政治の世界や行政の食品、温泉、耐震、年金等では、
官民問わず隠蔽・偽装事件が表面化して話の種は尽きない。
今回の事件も「ブルータス、お前えもか」と言いたい所だが、
罪を裁くべき司法の場で重要な証拠品を改ざん・隠蔽されるとは、
国民の大多数が予想だにしなかったことだ。

地方大学出身の検事が有名大学の多い法曹界で生き抜く為には、
エリート検事と賞賛され絶大な権限を与えられれば、
人として背任の邪心が芽生えたのかもしれない。
それにしても在ってはならない証拠品の改ざんという禁じ手を、
検事の立場で安易に行われたこと自体が恐ろしい事である。
人を裁く司法関係者を人の性【さが】で済ますのは余りにも悲しいが、
機構の硬直化や職員の資質に問題が出てきたのかもしれない。

しかも不祥事がバレそうに成ると、
組織を挙げて防衛本能が働くのは何処の社会でも同じだが、
往々にして役所の不祥事の隠蔽作戦は表面化して墓穴を掘る場合が多い。

それにしても「郵政不正事件」が国民の面前で、
厚労省の村木元局長の「濡れ衣」といい、大阪特捜部の前田主任検事の「改ざん」といい、
官庁と言うお硬い舞台で演じられた演目としては、
想像を絶するショッキングな内容である。

これらの原因は昔から続いた硬直化した構造的欠陥によるのだろうが、
言論の自由や情報公開が進んだ為に、
各分野で頻繁に表面化し出したのかも知れない。
ともかく今回の事件は、前代未聞の司法界の汚点に成ったことは間違いない。

先週の「尻取り川柳」から(84)

2010-09-22 06:18:00 | 時事・雑感
昨日は9月として一番遅い35.6℃の猛暑日を記録したが、朝夕はすっかり秋らしくなってきた。
平年なら80%以上ある四国の水瓶・早明浦ダムの貯水量が65%に減り、
今年も給水制限の心配が出てきたので雨の恵みを期待したい。

さて先週に投句した「しりとり川柳」から選んで掲載します。(順不同)
先週は民主党代表選挙があり政治の状景を詠んだ句が多くなりました。
特に社会生活を詠んだウイットに富んだ川柳らしい句は見当たりませんが、
私が比較的満足している句を◎印で選んでみました。笑読ください。



●終わらない 小沢劇場 第二幕 ◎

●やる気なし お手並み拝見 小沢派は 

●こけますよ 裏の手使う 政治家は

●暴走か それとも作戦 尖閣は

●マスコミが 流れを作る 政変の ◎

●終わってた 選挙する前 手打式

●怪気炎 負けた選挙の 報復で 

●リフォームを 議員の頭 早急に ◎

●倒産だ 国家予算が 会社なら

●聞こえぬか 国民の声 政治家に

●証です 日銀介入 円安の

●ところあり 過疎の町にも 元気印 ◎

●失敗し 気づくようでは 遅すぎる 

●無理に食い グルメレポーター 苦笑い

●衣替え ファッション楽しむ 日本の四季

●耳で聞き 鼻で笑って 口に出す ◎

●月までも 行って帰った 人の知恵

●使い方 次第で廃品 役に立つ

●秋の色 夕焼け赤く 赤トンボ

●恋の旅 秘湯巡りの 隠れ宿

●駆け上がり 梯子はずされ 窓際へ ◎


菅改造内閣発足

2010-09-18 06:54:00 | 時事・雑感
昨日は菅内閣の改造人事が発表されマスコミを賑わしていたが、
その感想を書いて見ると、
目新しい所では地方分権を所管する総務相に民間の片山前鳥取県知事を起用、
菅続投に貢献し耐震偽装で活躍した若き馬淵氏を国交相に抜擢、
幹事長に岡田外相が転出した後釜に前原前国土相が廻り、民主党の人材不足を感じさせる。

国民年金偽装問題で男を上げた長妻大臣も、
厚労行政全般には疎く官僚にバカにされていたが当然ながら退陣、
名実共に名前の売れた原口総務相も小沢支持の報復人事の為か交代、
少ない小沢支持派から知名度の高い経済通の海江田経済財政相の誕生。
まあ全般的に見て挙党体制といいながら反小沢シフトで、
実行力の乏しい軽量級の内閣に見えるが、裏を返せば民主党の人材不足に成っている。

代表選挙後は菅、小沢の両氏は挙党一致、
ノーサイドで全員野球等と言って笑顔で握手していた。
にも拘わらず組閣が終わると「勝てば官軍負ければ賊軍」の報復人事の臭いを感じ、
敗者は協力するというよりも「お手並み拝見、高見の見物」式のスタンスをとる。
まあこの種の行動は、我々の組織でもよく見られたものだ。

この小沢派排除の組閣は世論が拍手喝采するだろうが、
民主党の団結・実行力からは問題で、
菅政権の行った大きな賭けは民主党のジレンマでもある。
それだけ影響力のある小沢一郎氏が昔から大物の豪腕政治家かもしれないが、
誰しも金に疑惑を抱え捜査中の人物を一国の総理する訳には行かない。

代表選挙の決着により小沢氏抜きで日本の政治が語られないかと期待していたが、
そうも行かない情勢に成って来た。
これからも民主党の一兵卒になって働くと宣言し不気味さを感じ、
まだまだ豪腕小沢一郎の動向が大きな火種になりそうだ。

内閣の組閣が終わるか終わらぬうちに不測記事を書くのは不謹慎だが、
この党役員、菅内閣の人事配置を見ていると第二の山場は、
年末から来年初旬にかけての予算審議が波乱含みの国会に成りそうだ。

ちなみに、
●菅改造内閣のYahoo!のインターネット意識調査では、
菅改造内閣に期待する派は僅か33%で、
余り期待しないか期待しない人が68%となっている。(総参加者数; 36,805件)
●共同通信の世論調査(9/19)ではご祝儀相場も加わって、
菅内閣を支持するは64%と高く、支持しないは21%になっている。

このことから世論は脱小沢効果で菅内閣を支持するが、実行力には余り期待できないと読み取れる。


日本の総理大臣は菅直人氏

2010-09-15 06:37:00 | 時事・雑感
昨日は次の日本のリーダー決める民主党の代表選挙が行われたので、
久しぶりに涼しく外出日和だったがテレビに釘付けになった。

国民注視の菅総理と小沢前幹事長の一騎打ちは、
菅氏が下馬評通りサポーター票と地方議員票を集め勝利した。
票数は予想以上に開き721票対491票と230票もの大差で決着した。

まあ菅総理が勝ったのも国民が諸手を上げて支持しているのではなく、
余り目まぐるしく総理は変わるべきではないという、
消極的消去法で選ばれたのであろう。
参議院選挙の消費税発言では菅総理の資質を露呈し、
脛に傷ある小沢さんも還暦を迎え最後の挑戦に失望した。
当たり前だが国民は「政治と金」の問題では、
最後まで小沢さんにNoを突きつけた。
ともかく菅総理には、まず経済の閉塞状態の打破を第一に願いたいものだ。

これから政局は幹事長や官房長官等の人事に移るが、
最も頭を悩ますのは脱小沢か否かの選択だろう。
選挙後笑顔と握手で終わったものの、
あれだけ論戦し政策の違いが鮮明になった現在、
小沢さんが菅政権のアキレス腱に成ることは間違いない。

小沢さんを副総理という声も聞かれるが、
今更小沢さんでもなかろう。
しかし要職への起用で国民は菅政権の「踏み絵」と捉え、
内閣の支持率の低下を来たすだろう。
どちらに進むかは菅政権のジレンマとして苦慮し、
菅改造内閣の第一関門になりそうだ。

第二の山場は小沢支持グループが民主党議員を二分した勢力を集め、
政策の違いも鮮明になったので、
予算編成から審議のある来年初頭に来ると評論家は予測している。
果たして今後の政局の動向がどう成っていくのか注目していきたい。