「海江田大臣の悔し涙」と「尻取り川柳(142)」

このところ日本は大地震、大津波、豪雨と三大自然災害に見舞われたが、
特に神は東日本地方に集中して試練を与えている。
故小松左京原作の「日本沈没」ではないけれど、
一体東北・北陸地方はどう成っているのであろうか。
謹んで被害を受けた方々にはお見舞い申し上げる。

さて東電の福島第一原発事故を契機に、原子力行政に不信感が強くなった。
特に菅総理と対立している海江田経産大臣との間で、
原発対応については閣内不一致の印象を与えている。
大臣は「再生可能エネルギー特別措置法」成立をメドに辞めるとも言っている。

先日の衆議院経産委員会で野党から、「総理が不信なら早く辞任せよ」と迫られたが、
「もうすこし待ってくれ」「自分の価値はどうでもいいから」法案が通るまではと、
悔し涙を浮かべ声を詰まらせた大臣の顔が、テレビに映り出されていた。

首相との反発と大臣としての職責の板挟みに成っているのだろうが、
どんな立場でも使われの身の悲しさか、逆らってまで仕事は出来ないもので、
若い時代の苦々しかったサラリーマン生活を思い出した。

先週の「しりとり川柳」ですが、
貴重な朝1時間弱を使い15句前後を日頃の思いを率直に詠み、
毎日「頭の体操」に励んでいる。

今週は政治関係の句が比較的多いが、マンネリ化して粗雑になり、
川柳と言うより相手の下句を使った直感の短文が多くなりました。
今回もウイットに富んだ秀句は在りませんが、
創作上好きな愚作を◎印を付けて見ました。　笑読ください。



●しがみつく　総理の椅子に　恋々と

●黙々と　子分養い　総理の座

●占いで　菅さん辞める　辞めないか　◎

●黒い影　チラつきますよ　政界は

●夢つなぐ　日本の将来　子供らに

●真実は　藪の中です　原発事故　◎

●その法は　ザル法なので　通り抜け

●売る算段　風評被害　原価切り

●頑固者　エアコンつけず　熱射病

●立ち往生　そこへ列車が　突っ込んだ

●福の神　ナデシコジャパン　日本の

●爺譲り　亭主関白　頑固者

●二枚舌　嘘と真を　使い分け　◎

●真夜中に　トイレが近い　歳になり

●聞いてない　お偉いさんの　逃げ口上　◎

「中国新幹線事故」と「尻取り川柳(141)」

日本では浙江省温州市で起こった、中国新幹線事故を詳しく報道している。
これも中国が日本から技術供与を受けた新幹線を改良し、
欧米に特許申請や海外への売込みに懸命だったからだろう。

中国新幹線は2007年から日本やEUの技術を導入し、
現在までに約8,000Km、10年後には約２倍の1.6万Kmを中国全土に走らす計画がある。
この衝突事故の原因は分からないが、早くも事故発生後1日半で運行している。
事故の原因説には雷による自然災害とか、外国の混成システムだからとか、
運転手の判断ミスとか、色々な推測がなされている。

また日本の新幹線を輸出した川崎重工会長は記者会見で、
全ての車両に避雷針は付いていると語っており、
何れ原因究明がされるだろうが、 東京電力の原発事故と同じように人災の臭いが強い。

当初当局は衝突転落した車両を地中に埋める離れ業をしていたが、
証拠隠蔽との批判が集中したので、車両を掘り起こし回収した。
シャベルカーで壊した車両に、どこまで証拠品として信頼が得られるだろうか。

また中国新幹線事故の死亡者39人には、補償金600万円との報道があるが、
中国としては素早い対応と破格の金額が提示されている。
これらは内外からネットで事故対応の批判的な書き込みが増え、
早く安全な中国新幹線をアピールしたいからだろう。

元技術者として「中国新幹線事故」を見ていると「東電原発事故」を思い出す。
いずれも最初は安全性に「石橋を叩く」思いで、慎重に技術開発して来ただろうが、
やがて時間と共に技術過信が生まれ傲慢になり、最も重要な「安全性」が疎かになる。
その技術的な自惚れの証拠として、
何れも安全安心の「中国製新幹線」「日本製原子力発電」として海外に売込み中だ。

まあ技術改革は失敗を学習をしながら、人類の文明に貢献してきたのだろうが、
もし人為的ミスならば悔やんでも悔やみきれない無念さが、犠牲者には残るだろう。

さて先週の「しりとり川柳」ですが、
貴重な朝1時間弱を使い15句前後を日頃の思いを率直に詠み、
毎日「頭の訓練」に励んでいる。

今週は政治関係を詠んだ句は少ないですがマンネリ化して、
川柳と言うより相手の下句を使った、直感の短文が多くなった。
今回もウイットに富んだ秀句は在りませんが、
創作上好きな愚作を◎印を付けて見ました。　笑読ください。



●舵取りを　誤らないで　日本丸　◎

●起こるのよ　不思議な事が　政界は

●マニアルが　不備で震災　拡大し　◎

●消えた街　東北沿岸　大津波

●震災時　生死を分けた　人の運

●女です　ナデシコジャパン　見本です

●日本人　辛抱強いね　何事も

●顔の皺　人生行路　物語り

●我が亭主　ゴミ分別の　一歩前　◎

●疎まれる　高齢社会　老人が

●素が良いの　育ち隠せぬ　お坊ちゃん

●毎日が　飽きてきました　倦怠期　　

●懐かしい　タイムカプセル　クラス会

●沢蟹が　見られるような　川になり

●バイキング　取って眺めて　満足し◎

「強かな菅総理も観念したか?」と「尻取り川柳(140)」)

今週は復興の二次補正予算が成立する予定だったが、
菅総理自身の政治と金の問題で領収書の提出につい紛糾し、
国会審議が空転したため、本会議の議決は来週に持ち越された。
このところ総理の国会答弁を聞いていると弱々しく感じる様に成ったが、
何か総理留任を観念せざる様に成ったのだろうか。

まあ総理が記者会見で危機回生の「脱原発」の打ち上げ花火を上げたものの、
世論からの反応は余り盛り上がらず、閣内不一致と揶揄されるや、
即座に「私的見解」と訂正して、庶民迎合型の政治家らしさを垣間見た。

それに国会で菅総理が民主党の「09年衆院選マニフェスト（政権公約）」についても、
「財源にやや見通しの甘い部分があった」と陳謝した。
岡田幹事長も子供手当ての所得制限導入などで野党に譲歩する考えを示しており、
退陣条件の懸案3法案通過の環境整備を進めている。

これらを見ていると菅総理の内外の堀は埋められ、
最後の「脱原発」の打ち上げ花火も不発に終わり、
自身の政治資金問題にも火がつき、
「諦めない」総理も、もはや観念せざるを得なく成ったのではなかろうか。
それとも「脱原発」で総理の天下の宝刀の解散権を行使するのか興味あるが、
民主党の支持率か低迷しており解散には無理なように思う。

総理は3月11日の国会では、野党から外人献金問題で退陣寸前まで追い込まれていた。
その厳しい国会論戦最中に「東日本大震災」が起こり、復興対応優先で政治休戦に入る。
その間に地震を盾に、着々と延命策のパフォーマンスを実施し、今日に至っている。

今では8月中の菅総理の退陣劇が推測されている。
もし地震が起こらなければ、もっと早く退陣が起こり、
菅総理のヤケクソ解散が引き起こされていたかも知れない。
政治は一寸先が闇と言われるが、これからの政局はどうなるのであろうか。

さて先週の「しりとり川柳」ですが、
貴重な朝1時間弱を使い15句前後を日頃の思いを率直に詠み、
毎日「脳トレ」に励んでいる。

今週は話題の政局を詠んだ句が少なくマンネリ化して、
川柳と言うより相手の下句を使った、直感の短文が多く成った。
今回もウイットに富んだ秀句は在りませんが、
創作上好きな愚作を◎印を付けて見た。　笑読ください。

　
●持て遊ぶ　菅さんヤケクソ　政権を　◎

●まだ出ない　救国リーダー　日本には　

●目の前に　ニンジン下げられ　食べる人

●いいのです　互譲の精神　日本人

●本番へ　震災復興　正念場　

●風評で　しばし牛肉　冬の陣　◎

●教えられ　女子サッカーに　忍耐を

●トコロテン　大学ふえて　役立たず　◎

●お互いに　不満はあるが　幸せと

●ストレッチ　朝の日課に　組み込んで

●食べ物が　美味しいうちは　健康よ　◎

●先に出る　口より先に　腕力が

●一杯が　飲酒運転　事故の元

●結果出す　スロー社員も　忍耐で

●妻と書き　逢瀬を過ごす　秘湯の宿　◎

中国『讃岐うどん』商標認めず」と「尻取り川柳(139)」

ゆっくりした大型台風6号が讃岐を直撃するかと思っていたら、
徳島上陸後は本州沿岸の海上を北上する奇妙なコースを辿った。
幸いにも讃岐・高松への影響は比較的穏やかで被害は少なかったが、
全国で被害に遭われた方には謹んでお見舞い申し上げる。

今週の日本列島は「なでしこジャパン」の嬉しい大型台風が吹き荒れたが、
海外のメディアも大々的に日本の奇跡的なW杯の優勝を報じていた。
中国では「アジアのチームが、20年にわたる欧米の独占を打ち破った」と賞賛し、
「日本に学べ」と中国チームに発破を掛けていた。

中国と言えば「讃岐うどんが」を意味する「讃岐鳥冬」として商標登録が出願され、
我が県や関係団体は慌てて異議申し立てをしていた。
それに対し中国から「『讃岐』は日本の古い地名、『烏冬』は日本の麺で、
讃岐地域の特産品として有名」と認めた。
また「日本特産の麺として中国で先行して使用され、公衆に熟知されているため、
登録は誤認され易い」として、日本側の異議申し立てを認める通知書を送ってきた。

なお台湾でも「讃岐」などが商標登録されていたので無効にしたら、
不服が申し立てられ係争中だったが却下され決着した。
これで「讃岐うどん」も「青森りんご」「松阪牛」と同様に、
海外でブランド名として公然と使用でき、一県民としては嬉しい限りである。

さて先週の「しりとり川柳」ですが、
貴重な朝1時間弱を使い15句前後の日常生活を率直に詠み、
毎日楽しく「脳トレ」に励んでいます。
今週は政局関係の句は少なく成りましたがマンネリ化して、
川柳と言うより相手の下句を使った、直感の短文が多くなりました。
今回もウイットに富んだ秀句は在りませんが、
創作上好きな愚作を◎印を付けて見ました。　笑読ください。

●言い訳は　聞き飽きました　総理殿

●心意気　だけで政治は　動かない　◎

●結果出す　なでしこジャパン　金メダル

●育てたい　金のなる木を　我家でも

●逝った父　真面目にやれと　励まされ

●姓と名を　仮名で綴る　隠れ宿　◎

●する日課　ネット川柳　朝一番　

●差ができる　努力次第で　健康も

●巣を作り　今か今かと　時(朱鷺)を待つ 　◎

●子には子の　言い分あるよ　お父さん

●されてます? 上司にいつも　オベッカを

●言い続け　家族で登る　富士の山

●雨上がり　カエルの合唱　ラブコール◎　

●よく眠る　快食快便　健康で　

●盆踊り　浴衣姿に　恋心

「なでしこジャパン」初優勝と「尻取り川柳(138)から

今日はサラリーマンにとっては嬉しい3連休の最終日、
それに日本中が注目の女子サッカーW杯の優勝戦が早朝から米国と始まり、
多くの人が眠気まなこを擦りながらテレビ座敷で観戦した事だろう。 　

私も早起きしサッカー中継を見ながらブログを書いているが、
ホームページを開設して10年に成るが、3日連続してブログを書くのは初めてだ。
それだけ興味の対象が多くあったと言うことか・・・・

さて「なでしこジャパン」だが粘り強く戦い延長戦に入ったが決着つかず、
最終のPK戦で今まで25戦0勝のアメリカに3-1で奇跡的に勝った。
日本チームには勢いがありサッカーの女神は日本に微笑み世界の頂点に立ったが、
勝負とはこういうものだろう。
FIFA会長は試合前に「日本の実力はまぐれではない・・・」と評価していたが、
サッカーに疎い私は外交辞令と思って聞いていたが本当に強かった。

ここまで夢の舞台で優勝できたのも優秀な選手が揃っていたからだろうが、
なかでも18年間もトップの座でオリンピック3回、女子W杯5回出場、
負けず嫌いの大黒柱で最優秀選手に成った澤穂希(32才)選手がいたからだろう。
米国からも「偉大なリーダー」と賞賛され、見るからに男勝りの澤主将。
彼女の牽引力が世界の頂点に立たせた原動力だったのは間違いなかろう。
こんなグッドチャンスは、これからはそう簡単には訪れないだろうが、
この歳になって良いドラマを見せてもらったものだ。

ともかく大震災で打ちひしがれていた日本に「なでしこジャパン」の優勝は、
希望と勇気を与えてくれた快挙で、早く胸を張って帰国して欲しいものだ。

余談だがパフォーマンス好きな菅総理が秘密裏に強行日程でドイツを訪問し、
「なでしこジャパン」の応援に行く計画が練られていたそうだ。
当然ながら「東日本大震災の対応もあるのに、サッカー観戦する場合ではない」とか、
「政府専用機を使用すれば数千万円の経費がかかる」などの意見がでて、
結局は“ドイツ外遊”は幻に終わったそうだ。(読売新聞)

これらを見ていると菅総理は、一体何を考えて政治を行っているのか疑問がでるが、
この程度の認識しかない現政権には嫌気を覚える。

さて先週の「しりとり川柳」ですが、
貴重な朝1時間弱を使い15句前後の日常生活を率直に詠み、
毎日楽しく「脳トレ」に励んでいます。

今週は政局関係の句は少なく成りましたがマンネリ化して、
川柳と言うより相手の下句を使った、直感の短文が多くなりました。
今回もウイットに富んだ秀句は在りませんが、
創作上好きな愚作を◎印を付けて見ました。　笑読ください。

●菅総理　打ち上げ花火　意図がある　◎

●交代ね　責任とって　原発の

●言い訳を　しても居たいの　総理の椅子

●あの方は　辞めて貰って　国づくり　◎

●持てません　現政権の　信頼性

●節電は　思ったよりも　難しい

●埋もれた　部下の才能　掘り起こし

●親不孝　家業継がずに　フリーター

●見えなくて　老後の生活　不安です

●人の世は　悲喜こもごもの　夢芝居　◎

●幸せだ　金は無いけど　健康で

●厚化粧　欠かせないのが　夜の蝶　◎

●旅の宿　忘れられない　ランプの宿

●見られてる　仮面夫婦と　世間では　

●分かります　貴方の嘘など　仕草から◎