ゆるゆる素浪人の「気まぐれ日誌」~ 自己満足とボケ防止に、人生の雑記帳~  

そういう意味で老人の書いた「狼の遠吠え」、いや「犬の遠吠え」と思い、軽い気持で読んで頂けば有り難いです。

独首相が北京オリンピックに不参加

2008-03-30 07:03:00 | 時事・雑感
今日は晴天なら、ここサヌキは満開の桜で賑わうところだが、
あいにく「なたね梅雨」の様相を呈し、「花冷え」の感もある。


中国ではスポーツの祭典・北京オリンピックが8月に近づいているが、
ドイツ・メルヘル首相ら関係閣僚が開会式に不参加を表明した。
中国のチベット弾圧に伴うものではないとは言うものの、
かつて東西の冷戦に苦しんだ新生ドイツの対応が読み取れる。


ポーランド チェコスロバキア リトアニアの首脳も、
いち早く開会式への不参加を表明している。
これもソ連邦から弾圧を経験した国家だからこその行動だろう。
中国経済と結びついたイギリス フランスは参加を表明しているが、
EU諸国内で協議するとも言っているので、若干不透明な部分もある。


日中間にはガス田、冷凍餃子、チベット等の重要問題が山積するけれど、
やっと6月に胡錦濤国家主席の訪日日程が決まり、
日中経済の共通利益を基に走り出した現在、
積極的に手を挙げて「日本も開会式には参加できませんよ」と言う元気はない。


1979年ソ連邦のアフガン侵攻で、
モスクワ・オリンピック大会を、西側諸国がボイコットした事を思い出す。
多くの日本選手は涙を流して「政治とスポーツは別だ」と参加を訴えたが、
世界の掟はそんなに生易しいものではなく不参加。
選手達の心には、今も悔しさだけが残る。
北京オリンピックが、モスクワの二の舞にならないことを祈ろう。



朝ドラ「ちりとてちん」終わる②

2008-03-28 07:04:00 | 時事・雑感
いよいよ朝ドラの「ちりとてちん」が、好評のうちに明日終了する。
先週辺りからハピーエンドに向かって急激に収束していたが、
今日は徒然亭一門の念願だった「ひぐらし亭」、
すなわち落語が毎日できる「常打ち小屋」が完成したが・・・

ところが「ちりとてちん」は面白いと言われながらも、
視聴率は18%前後と「どんど晴れ」や「純情きらり」より悪いと、
巷の芸能雀は囀っている。


その原因を考えてみると第一は再放映を含めて6回も放送されていること。
ところが「ちりとてちん」の視聴率は、
朝の総合テレビの時間帯だけカウントされ、
再放送やBS放送の視聴者はカウント加算されない。
近頃は録画して自分の都合の良い時間帯に纏めて見る人も多く、
実際の視聴率は20%を軽く超えのではなかろうか。


私自身は65歳を過ぎても落語には無知で、全く興味も無かった。
何故かと言えば「落語」は一人喋りの一人相撲、
笑いのツボも漫才より落語は遅効性で、年寄りじみた印象が強かった。
そんな事から落語をじっくり聞いたことは一度も無く、聞こうとも思わなかった。

今回の「ちりとてちん」は落語家を目指す物語なので、
初めのうちはドラマを見ようとも思わなかった。
そんな訳で視聴率が前作より落ちるのは予想できた。


しかしながら特殊テーマの「落語」を朝ドラ「ちりとてちん」にして、
ここまで善戦させたのは、作家・藤本有紀さんの計算された脚本力であろう。
特に古典落語をジキソーパズルのように随所に散りばめ、ドラマにアクセントをつけた。

このドラマは家族の絆の物語で、朝ドラ特有の爽やかなヒロインの顔を持ちながら、
落語の真髄を平易な言葉で解説して啓蒙に役立った。
これらの事によって、
私のような「落語」に無知な多くの人々を、「落語」フアンに変心させた事は事実であり、
このドラマ「ちりとてちん」の果たした役割は大きい。

「ちりとてちん」雑感①http://kuroda3568.at.webry.info/200802/article_2.html


レッドソックスの松坂が開幕投手

2008-03-26 07:15:00 | 時事・雑感
昨夜は大リーグのレッドソックス対アスレチックの開幕戦が、
東京ドームで行なわれた。
このボストン・レッドソックスには、
大リーグ選手に成る事を子供の頃から夢見て野球選手になった、
松坂大輔投手がいる。

一昨年に西部ライオンズから国宝級の怪物と騒がれながら、
年俸約10億円でレッドソックスに入団。
昨年は先発投手で14勝、初年度からレッドソックスの優勝に貢献。

それに感化されてか、
今年はアメリカに亘り活躍している日本の大リーガーは、20名近くにも成る。
日本の野球フアンをつかむためにか、大リーグも日本で開幕戦を開催。

ここでもレッドソックスの先発投手のシリング、ベケットのエースが故障して、
日本人として野茂投手に次いで、
松坂投手が名誉な開幕投手に凱旋登板。
すべてスーパースター・松坂大輔投手の為に、
情景設定が成されているようでもある。

しかし松坂投手は5回まで投げたが、初回頃は制球力が無く6四球、2失点を喫した。
後半は復調し三振6個も取り、見方が加点し勝利投手の権利を残し降板した。
試合は一時逆転されたが再逆転し、延長10回6対5でレッドソックスが勝った。

松坂投手が凱旋勝利投手に成れなかったものの、
中継で凱旋登板した盟友岡嶋投手が勝利投手になり、
大リーグを日本で開催した意義は十分達成された。



国宝薬師寺展開催

2008-03-25 09:55:00 | 時事・雑感
今日から6月8日まで東京の国立博物館で、
国宝薬師寺展(http://yakushiji2008.jp/)
が開かれると、今朝のNHKニュースは報じていた。

田舎物の私が中学校の修学旅行で薬師寺を訪れ、
天平文化に興味を持つきっかけを作ってくれた仏像である。

今回の展示は本尊を除いた、
何んとも言えないプロポーションの日光菩薩、月光菩薩の両侍と、
薬師寺に伝わる国宝が目玉である。

奇しくも50年前にフラッシュもたかず、
白黒で写したピンボケの三尊の写真が出てきたので、
「レトロ写真館に」挿入した。

是非とも奈良時代の心安らぐ香りを、
薬師寺国宝展から感じ取る事をお勧めする。



かつての職場

2008-03-22 10:43:00 | 時事・雑感
今日も晴天ですっかり春らしくなり、
ここ高松の第三弾の桜開花予想も、26日に少し早まった。
この頃になるとサラリーマンなら誰もが経験した入社、異動、退職と、
出会いと別れの人生ドラマが繰り広げられる。

そんな3月も押し迫った暖かい昨日、
現役最後の職場近くを通ったので、半年ぶりに寄ってみた。
と言うのも長く仕事を共にした同僚達が定年退職を迎えるので、
餞別を贈るためである。

私も6年前の退職時に、多くの同僚や教え子から餞別を貰ったので、
努めてお返しをしている。
今年は3名程度で、
以後しばらく団塊の世代の知人が、5~6名ずつ辞めて行く。

もう一つのサラリーマンの重要関心事と言えば、人事異動の話である。
いつの時代も同じだが、昇格する人、しない人、
念願かなった異動ができた人、そうでない人、
半数が喜び、半数が落胆する。
ここでも人こもごもの人生劇が繰り広げられる。

今では昔の好景気とは反対の緊縮予算、昇任昇格など夢のまた夢。
そんな4月1日付け異動速報が明後日発表される。
後輩達の暗い顔色を窺っていると、
思いの適った異動でありますようにと願いつつ、
古巣の仲間達と別れた。