ゆるゆる素浪人の「気まぐれ日誌」~ 自己満足とボケ防止に、人生の雑記帳~  

そういう意味で老人の書いた「狼の遠吠え」、いや「犬の遠吠え」と思い、軽い気持で読んで頂けば有り難いです。

「国会審議」と中国軍艦によるレーダー照射事件

2013-02-09 16:14:51 | 政治・雑感
国会では予算委員会で与野党の論戦が始まっているが、
安倍総理や各大臣ともに、自信と安全運転で余裕の答弁をしている。

これも安倍リベンジ総理のリーダシップと、アベノミクスによるロケットスタート、
それに野党の勢力分野が第一党・民主党の崩壊、
維新の会、みんなの党の台頭による変化だろう。-
これらが影響してか国会雰囲気も様変わりして、裏方官僚の出番や罵声も少なく、
与党ペースで国会論戦もスムースに進行している。

いま日本人の多くが憤慨している事件は、
尖閣列島周辺で中国海軍艦船による由々しきレーダー照射事件だろう。
野党側は発射から1週間近く経ち発表が遅いと攻め立てていたが、
防衛省は確認に手間取ったからだと弁明していた。

ところが時間が経つと、この種のレーダー照射は民主党政権時代も在ったと、
洩れ聞こえ始めた。
この時期に日本が発表したのは拡大化して「集団的自衛権の行使」を意図していると、
中国メディアは非難する記事を掲載している。

当初中国政府は日本側が騒ぎ過ぎとの反応であったが、世界的ニュースとして注目され、
中国国防省は「そういう行為はしていない」と全面否定をした。
これを受け日本の防衛大臣も証拠の公表を検討するとエスカレートしている。
さて如何なる結末で終わるのであろうか。

この事件を素人が推測してみると、
とかく日本外交は、いや何事においても「敗戦からの負い目」からか、
特段支障が無い限り日本の政治は、外国には穏便に対応しがちになっていた。
特に米国や東南アジアの国々に対して「腰抜け日本外交」と揶揄されたが・・・・・

まあ「穏健な性格」は国だけではなく、日本人の美徳とされていた。
ところが国と国とが群雄割拠の時代、
安倍総理が唱える「戦後レジームからの脱却」が必要なのだろう。
今回の中国海軍艦船による「レーダー照射事件」にしても、
従来までの政権なら公表しなかっただろう。
俗にタカ派と称される安倍総理が、色々な意図を含んでいるとはいえ、
戦後レジームからの脱却を目指し、毅然と公表したのは良かったことだ。

●思い出のレトロ写真から(121) 青春の臨海学習―(三重県長島・36年頃)
○キャンプ(1)

○キャンプ(2)

○ファイアストーム

○ 魚釣り


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「たかじんのそこまで言って委員会」

2013-01-17 06:00:00 | 政治・雑感
暇な日曜日の午後は大阪・民放の政治番組「たかじんのそこまで言って委員会」を、
見ることにしている。
この番組は革新系のコメンテーターは居るものの、どちらかと言うと保守色が強い番組であるが、
これが正論の番組かもしれない。

と言う訳で政治の論調も賛同部分も多く視聴しているのだが、
先週は忙しい政治日程のなか、安倍総理が大阪のテレビ番組に初めて出演していた。

総理退陣後の浪人時代にも安倍さんは「たかじん」さんと温泉に入り、
裸の付き合いで政治談議をしていた。
そんな不遇時代に総理になっても出演すると約束していたが、その約束を守ったのだろうが、、
案外安倍総理は律儀で義理人情に厚い政治家のようだ。

安倍総理の再チャレンジは病弱、ボンボン、世襲、タカ派、超保守など、
マスコミのネガティブキャンペーンのなか決意した。
番組のコメンティターの政治評論家・故三宅久之、金美齢、俳優・津川雅彦さんらは、
早くからしきりに再出馬の進言をしていた。
この番組で再出馬を決意した訳ではないだろうが、
決断の後押しをした事だけは間違いなかろう。

そんな関係から自民党総裁戦に出馬した頃から注目していたが、
安倍総理も日本丸の舵取り役を、秘かに専門家から指南を受けていたのかもしれない。
株価は8500円前後だったのが自民圧勝で9900円台に、
今や大型補正予算やアベノミクス発表で、円安、株価は17~8000円台へと急上昇。

巷ではアベノミクスに反対の声が多く聞こえるが、
経済には素人の私だが、現役時代の非常時の対応を考えれば、
一般的方法では駄目の場合が多く、何か革新的方法に拠らなければ解決しない場合が多い。
まあ経済も同じで、遣ってみなければ吉と出るか凶と出るか分からないのが本音だが、
例え失敗しても固定概念に囚われず、この閉塞感を打破する方策に期待したい。

まあ日本人は熱し易く冷め易い性格から、先入観や大手マスコミの論調に感化され易いが、
やがて目覚めて民主政治の基本である健全野党の躍進で政局が活性化されるだろう。
それに伴って安倍内閣は長期政権に繋がる可能性が強い。

思い出のレトロ写真から(114)  嵐山(昭和37年頃)
○渡月橋



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総選挙雑感

2012-12-19 06:00:00 | 政治・雑感
野党が一年以上も前から解散を要求していたが、
野田総理が谷垣前自民党総裁と消費増税法案を交換に、
約束した「近いうち解散」がやっと実行された。
マスコミ各社の予想通り自民圧勝、民主の惨敗で終わった。
今朝の新聞各紙は自民党政権に成って良かったと、おおむね国民は支持しているが、
少し勝ち過ぎたとの批判も強い。

この選挙で12閣僚のうち、現行憲法下で最多の8閣僚が落選したが、
選挙後の初閣議で野田首相は「本当に迷惑をかけた」と陳謝したそうだ。
当然ながらお通夜のような空気であったようだが、
閣議後の記者会見でも落選閣僚からは、 
年内解散に踏み切った首相への“恨み節”が相次いだ。

まあ勢いを失った政権は解散を伸ばせば伸ばすほど泥沼に入るもので、
3年前の麻生自民党政権の末期で経験しているではないか。
今まで一度嫌われた政権が再浮上した例は無いのだが、
任期があるうちは歳費が高く安定した身分では、
なかなか解散に踏み切れないのが議員心理かもしれない。

野田総理にしてみれば8月頃に谷垣自民党総裁と約束した頃、
「近いうち解散」を実行しておればと、後悔の念が強いだろう。-
しかし党内の強い反対でできなかったが、
もし実行しておれば最も嫌がった「嘘つき総理」の汚名も無く、
負けるにしても民主党が、ここまで惨敗は無かった様な気がする。
あれだけ未熟な政権運営を、国民に長く見せ付けられれば、
いつ選挙しても民主党には勝ち目が無かった事だけは確かだ。

26日には安陪内閣の組閣が予定され、
早くも巷では親友の麻生前総理は副総理兼財務相、
桜井よし子 、甘利明、石原伸さんら名前が上がっている。
しかし前のような「お友達内閣」ではなく、
来年8月の参議院選挙を睨んだ、強力な「実務型内閣」にするようだ。

また大敗した民主党は22日に両議員総会を開き、
これまた参議院選挙を睨んだ新代表の選挙が行われるようだ。
候補者には若手で原発担当大臣と路上キスのスキャンダルで名を売った、
細野 豪志氏が有力の様だが、果たして民主党の新しい顔は誰に成るのであろうか。
ともかく年末まで暇な「ゆらゆら素浪人」は、
臨時国会や安倍組閣と政治の世界から目が離せない。

●思い出のレトロ写真から(106) 京都・時代祭③(昭和36年10月)

時代祭は葵祭、祇園祭と並ぶ「京都三大祭」のひとつで、
京都平安神宮の大祭である。
平安神宮の創建と平安遷都1100年を奉祝する行事として明治28年に始まり、
桓武天皇が794年(延暦13)に長岡京から平安京に都を移された日を、
“京都の誕生日”として10月22日に行われている。

行列は明治維新から始まり、次いで江戸、安土桃山、室町、吉野、鎌倉、藤原、延暦と8つの時代を20の列、牛や馬を含む総勢約2000名で構成され、
約2kmを約3時間でパレードする「生きた時代絵巻」である。
写真が多いので分け掲載している。

○時代祭り①

○時代祭り②



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「小沢さんを使いこなせるのか」

2012-12-02 06:00:00 | 政治・雑感
来週は衆議院選挙が告示され16日に選挙が予定されているが、
先日は記者クラブで11党首による討論会が開かれた。
その中で日本未来の党代表の嘉田滋賀県知事が、
国民の生活が第一の小沢一郎代表に言った、
「小沢さんを使いこなせずに官僚を使いこなすことはできない」との自信発言に対し、
記者から鋭い質問が出されていたが、やんわりとかわしていた。

これらを見ていると選挙で小沢代表の「国民の生活が第一」が、新党に挟まれ劣勢が予想され、、
優勢に進めるため女性の嘉田滋賀県知事を担ぎ、
原発TPP反対の市民迎合主義で「日本未来の党」を立ち上げたのだろう。
今のところ小沢さんは表では人形使いに徹していように見えるが、裏ではいろいろ画策し、
やがて鎌首を持ち上げ表面に出てくるのは間違いなかろう。
しかし今回の新党「未来の党」は、そう簡単には成功する様には思えない。

嘉田滋賀県知事が大物政治家小沢一郎を上手く使いこなすというが、
知らぬ間に小沢一郎の掌で踊らされ、
今までの経験から言えば思いのままに操られるのは必至であろう

それもその筈で小沢一郎氏は27才で初当選、自民党の田中角栄の秘蔵っ子として育てられ、
57歳で自民党の幹事長、総理選考の幹事長として豪腕を振るった、海千山千の政治家だ。
そんな政治の裏も表も知り尽くした大物政治家、もう政治生命は尽きたと思ったが、
一度政治の世界に足を踏み込むと面白くて止められないのか、
再び若き時代の野望に挑戦しようとしている。。

今回は民主党が分裂したので欠員区では、お互いに国替えが行われるが、
小泉郵政選挙以来、マスコミでは反対者を刺客という物騒な名前で呼んでいる。
「日本未来の党」と古巣の「民主党」間に向けられた互いの刺客は下の通りだが、
策士小沢さんが画策した刺客も多くいる様だ。
果たして刺客が議席を獲得するか、それとも防衛するか、素人評論家の興味の一つである。

●野田総理(千葉)へは三宅雪子(国民の生活が第一)
●階猛・民主(岩手)へは岩手知事婦人の達増陽子
●菅直人(民主)へは元民主党で無所属の横粂勝仁
●鳩山元総理(引退)へは松山千春
●東祐三幹事長(国民の生活が第一)へは田中絵枝子(民主党)
●小沢鋭仁(日本維新の会)へは斎藤勁(民主党副官房長官)
●小沢一郎(岩手)へは及川敏章(民主党事務員)

●思い出のレトロ写真から (100) 琵琶湖に遊ぶ(昭和36年頃)
○ヨット遊び

○友人と



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年内解散はあるのか?

2012-11-10 06:00:00 | 政治・雑感
政治は一寸先が闇と言うが、まさにその通りのようで、
年内解散は薄いと見られていた解散が濃厚に成ってきた。

野田総理が解散の前提条件としていた「赤字国債発行法案」は、
今年3月の当初予算案提出時から提出されていたのに、
やっとこの8日に審議入り、その1週間後の15日に衆議院を通過、
そして22日頃までには参議院を通過させるというスピード成立が決まった。
やれば1週間程度の審議で成立するのなら、
歳費のムダ使いはして欲しくないと思うのが国民感情だが、これが民主主義かもしれない。

この法案を人質に野党は解散を、与党は解散阻止を狙った、いわゆる永田町劇場。
ところが年末を控え地方に財政影響が出ると、組長やマスコミが騒ぎ出し、
慌てて急遽与野党が妥協し法案成立に成ったのだろう。

まあ年内解散を先送りしていた野田総理も、この赤字国債発行法案の取引や、
素人政権の様な野田改造内閣のお粗末田中両大臣の不祥事と、
総理もやる気を失い、負けを承知で年内解散に踏み切るのだろう。

私はそれ以上に野田総理の心を強く動かしたのは、
安倍自民党総裁の「嘘つき総理」発言が効いたのではなかろうかと思う。
いくら政治の世界とはいえ谷垣前自民総裁と約束した「近いうち解散」を、
誰がどう講釈しようとも年内までに解散するのが常識だろう。

しかし年末も押し迫り年内解散を成就させる為には、もう一つの関門がある。
それは22日までに解散しなければ、年内選挙は無理のようで、
それを盾に先送り願望民主党議員が暗躍している。
こと此処に至って野田総理も男の花道として22日までに解散を決断し、
来年度予算編成は新政権(?)に委ねる度量を示して欲しいものだ。

ともかく長い間決められなかった「消費増税」を、民主自民公明の3党で成し得たことが、
野田総理の大仕事の一つであろう。
これが功と成るか罪と成るかは後世の評価に待たなければ分からないが、
選挙に勝っても負けても「決断する政治」で「消費増税」を断行した宰相として、
その名を後世に残すことは間違いなかろう。

●思い出のレトロ写真 (93) 酸が湯温泉(青森県)
○正面玄関

○かやりの茶屋


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