ゆるゆる素浪人の「気まぐれ日誌」~ 自己満足とボケ防止に、人生の雑記帳~  

そういう意味で老人の書いた「狼の遠吠え」、いや「犬の遠吠え」と思い、軽い気持で読んで頂けば有り難いです。

NHK朝ドラ「ゲゲゲの女房」好調

2010-07-29 06:20:00 | 時事・雑感
朝ドラ「ゲゲゲの女房」が後半に入り、視聴率20%台と好調に推移しているようだ。
前回の徳島を舞台にした「ウエルかめ」は朝ドラ史上最低の13.4%で、
NHKも48年ぶりに放映時間を朝8時に変更してまで、
視聴率の向上を狙ったものの初回は朝ドラ史上最低の14.8%であった。

「ゲゲゲの女房」は戦後の貧困な社会をバックに、
無名の水木しげるの漫画「鬼太郎」が、
赤貧のなかから夢の階段を夫婦愛で駆け上がる過程を、
妻の布美枝さんの目を通して描かれたサクセス・ストーリーである。

私の子供時代は戦後の田舎で育った為か、
今では考えられないほど漫画は悪書呼ばわりにされていた。
しかも父が小学校の教師だったので、尚更漫画はご法度の家庭だった。
そんな訳で妖怪漫画の「水木しげる」を描いた、
今回の朝ドラ「ゲゲゲの女房」には興味が湧かなかった。

ところが「尻取り川柳」をしながら「朝ドラ」をバックに漫然と見ていると、
私の育った貧しい社会背景に一致して親しみを感じ、
すっかり「ゲゲゲの女房」のファンになり毎日見るように成った。
全国的な視聴率も徐々に上がり、
大河ドラマ「竜馬伝」を凌ぎドラマ部門第1位の視聴率21.8%に成った。

このドラの成功は有名漫画家「水木しげる」の物語だからであろうが、
未知の漫画界の内情がドラマチイックに描かれ興味を誘っているからだろう。
しかも放映時間の変更は視聴率に好影響を与え、
物語の各スパーンには豪華キャストを起用している。
そして明日への期待感ある物語展開は、脚本家の計算された妙であろうか。

いよいよ「ゲゲゲの女房」も佳境に入り、残すところ2ヶ月余りと成ったが、
今週は水木漫画の代表作「悪魔くん」や「鬼太郎」のブレイクに向け、
雑誌の連載やテレビの放映にストーリーが展開していく。

多くの再放送の中で、どこまで視聴率を伸ばすか興味もあるが、
この「ゲゲゲの女房」は「朝ドラ」として、
最近にないヒット作品に成っているのは間違いない。

先週の「尻取り川柳」から(86)

2010-07-25 06:04:00 | 時事・雑感
昨日も高松市は2日連続の猛暑日で、今年最高の36.4℃を記録した。
ちなみに年代別の高松市の猛暑日は、
1980年代 2回/年、1990年代 9回/年、2000年代 11回/年と確実に増加しており、
今年は何回猛暑日に成るか心配される。
いずれにしても熱中症が多発しており、特に子供や中高年者はコマ目に水分補給が肝要だ。

さて先週に投句した「しりとり川柳」から選んで掲載します。(順不同)
今週は政界関係の句は少なく、社会生活を詠んだ句が多くなりました。

尚「しりとり川柳」は、相手の下句を使って繋ぐエンターテイメント化した川柳ですので、
社会経験や雑学の知識が試させられるようです。
ですから川柳と言うよりは下句を使って機転の利いた言葉遊びなので、
詠み人の心情が現れ気恥ずかしい句もありますが、「脳トレ」の為には有効のようです。
特に個人的に気に入っている川柳を◎印で選んでみました。笑読ください。

●左右され 選挙の勝負 消費税

●戦もある 負ける選挙と 知りながら

●出馬あり 裏で操る 実力者

●目を覚ませ 数の驕りの 民主党 

●決めようか ネジレ国会 決まらない ◎

●炎天下 高校球児 競い合い

●この暑さ 何とかしてくれ 山の神

●消しゴムで 消して見たいな 我が人生 ◎

●光射す 絶望の果て 一筋の

●通り道 赤提灯が 誘惑し 

●返らない 青春時代を 悔やんでも

●男見栄 金も無いのに 高級車

●カウンター 気になりますね タクシーの

●留守電で 知らす訃報は 寂しいね ◎

●字がいいね パソコンよりも 筆の字が

●召し上がれ 据え膳食わぬ 奴もいる

●覗き見る ゲゲゲの女房 漫画家の

●お付き合い するより前に 手が動き ◎

●彼の道 私と違う 分かれ道

●熱帯夜 不眠と共に 長い夜 ◎


今年最高の39.4℃の猛暑日

2010-07-22 06:39:00 | 時事・雑感
日本列島は太平洋高気圧に覆われ、
今日は岐阜県多治見で、今年最高の39.4℃を記録した。
それに伴い気象庁の観測地点144箇所で35℃以上の猛暑日を記録した。
昨日は172人が熱中症で病院に運ばれ2人が死亡したと、NHKニユースは伝えていた。
これも地球温暖化の影響だろうが、 
明日も今日を上回る気温が予測され、更なる熱中症対策が必要だ。

我がサヌキの高松市も連日真夏日が続いているが、
今日は今年初の最高35.2℃の猛暑日を、綾川町で記録した。

昔から本県は風光明媚で温暖な気候だが、年間雨量は1,100mm前後と他県より少ない。
そのため毎年渇水に見舞われているが、今年は珍しく早明浦ダムの貯水量は100%だ。
子供の頃は「瀬戸の夕凪」といって夕方は無風状態に成り、茹だる様な暑さを感じていたが、
田舎だった為か、今の様な強烈な暑さは感じなかった。

現在ではクーラーがあり昼夜を問わず連続稼動させているので、
我々高齢者でも快適な生活が過ごせ、命長らえている感じだ。

確かに地球の温暖化が進行している為だろうが、
気象庁の統計資料から高松市の気候変動の時期を探ってみた。

●高松市の年代別降水量と気温
年代  年間平均降雨量(mm) 日平均気温(℃) 日最高気温(℃) 日最低気温(℃)
1940~   1,108        14.4      19.4       10.2
1950~   1,159        15.0      19.7       10.9
1960~   1,156        15.2      19.7       10.9
1970~   1,165        15.2      19.7       10.9
1980~    956        15.4      19.8       11.0
1990~   1,069        16.4      20.7       12.3
2000~   1,042        16.8      21.0       13.1
  
高松市の明らかな気候変動は1980(昭和55)年代より始まり、
現在と比べ降水量は年間約100~200mm少雨になっている。
気温は平成2年頃から顕著に上昇し、現在では日平均気温は昭和55年より2.4~1.4℃、
日最高気温で1.6~1.3℃、日最低気温で2.9~2.2℃といずれも上昇している。
これらの結果から他県もほぼ同様だろうが、
真夏日が続き文明の機器・クーラーは、現代人に多くの恩恵を与えているが、
扇風機だけで過ごしていた半世紀前の環境が懐かしい。

(備考)
① 1日の平均気温とは1時~24時の毎正時24回の気温の平均、一か月(一年)の場合は毎日(毎月)の平均気温の平均のことを指す。
② 夏日25℃以上 真夏日30℃以上 猛暑日35℃以上 熱帯夜 25℃以上

先週の「尻取り川柳」から(85)

2010-07-19 06:07:00 | 時事・雑感
今日は3連休の最後だが、梅雨が明けて連日快晴の真夏日が続いている。
民主党内では参議院選挙の敗北を受け、9月の党首改選に向け早くも駆け引きが始まった。
菅総理は続投を宣言したが、なかなか敗軍の将は難しいのではなかろうか。
主敗因は菅総理の消費税発言によるのだろうが、
政権党として民主党の未熟さと驕りが、国民から反発されたのではなかろうか。

先週に投句した「しりとり川柳」から選んで掲載します。(順不同)
今週は政界関係の句が多くなりました。

尚「しりとり川柳」は、相手の下句を使って繋ぐエンターテイメント化した川柳ですので、
社会経験や雑学の知識が試させられるようです。
ですから川柳と言うよりは下句を使って機転の利いた言葉遊びなので、
詠み人の心情が現れ気恥ずかしい句もありますが、「脳トレ」の為には有効のようです。
特に個人的に気に入っている川柳を◎印で選んでみました。笑読ください。


●政治家の 話はいつも 大風呂敷 ◎

●無理のよう これから民主の マニフェスト 

●近いのか 政界混乱 解散が 

●いい薬 民主敗北 政治には 

●菅総理 悔しさ隠す 照れ笑い 

●神頼み 消費税の 増税は 

●悔いは無い とは言うものの 悔い残る ◎

●落選を 肥やしに変えて 大臣に

●するほどに 出世の早い サラリーマン ◎

●作ります 子作り励む 若夫婦

●名が出ない ボケの兆候 人並みに 

●ただゲーム 恋の火遊び 横恋慕 ◎

●好天気 うちの母ちゃん 能天気 ◎

●得意技 賭けた張ったの 大関も ◎

●悪魔に見え 母ちゃん泣かす 父ちゃんを ◎

●琉球の 苦悩の歴史 哀れかな

●バイキング 食欲よりも 損得で

●パパ宿題 頭抱える 慰謝料で 

●被災者に なって自然の 驚異知る

●そっと咲き 人知れず散る 山桜 ◎


政局物語

2010-07-16 06:33:00 | 時事・雑感
昨年真夏の衆議院選挙で大勝利し、念願の政権交代を果たした民主党。
民主党の鳩山政権がしばらく続くと期待していたら
「政治と金」と「普天間基地移転」で自壊して支持率20%に下がり退陣。
それを受け疑惑の鳩山、小沢氏を隠し、菅総理に表紙を替えて再出発すると、
予想に反して65%を超え支持率はV字回復。
この高支持率に気を良くして、参議院選挙に勝てると思い急ぎ選挙戦へ。

ところが高支持率に気が緩んだのか、それとも政権党としてのメンツからか、
マニフェストに封印していた「選挙に禁句」の消費税が、
菅総理の口からブレ発言として飛び出し、民主党大敗の要因を作る。

マスコミ各社の予想では、苦戦しながらも民主党の改選第一党を予測していた。
●民主党±51  自民党±47 公明党±9 みんなの党±10 共産党±3

ところが予想に反し自民党が善戦し改選第一党に、
いや善戦したというより民主党のオンゴールで、衆参ネジレ国会を作り出す。
この主因は消費税のブレ発言だろうが、
国民は民主党の選挙中心の政権運営にも不満を感じていた。
しかも選挙目当てに作った新党には国民は見向きもせず、
その鬱憤は「みんなの党」や「自民党」に求めた。
●民主党44  自民党51  公明党9 みんなの党10 共産党3、

これを受けて選挙直後の世論調査では、
●読売新聞  菅政権を支持する 38% 不支持 52%
●朝日新聞  菅政権を支持する 37% 不支持 46%
●共同通信  菅政権を支持する 36% 不支持 52% と、
いずれも65%以上あった菅政権の支持率は、各社とも30%代に下降している。

私はネジレ国会になって良かったのではなかろうかと思う一人である。
というのは与野党が互いに立場を代え経験するのも良いかもしれない。
日本では2007年から衆参ネジレ国会になり、
野党だった民主党が「新テロ特措法」などに選挙対策上強引に反対し、
自民党の安陪、福田、麻生内閣を苦しめ退陣に追い込んだ。
今度はブーメランの様に民主党が苦しめられる番に成るのであろう。

「歴史は繰り返す」とは良く言ったもので、
これからは管政権が窮地に追い込まれ短期政権に終わる可能性が強くなった。
更に成り行き次第では政党間の再編成や衆議院解散に向かうかもしれない。

昨年の政権交代から上手く進むかに見えた民主党政権も、
ここに来て人生と同じように荒波にもまれ、試練に遭遇する事に成った。
さてこれからの政局が如何に展開するか興味を持って、暇な素人評論家が眺めている。