ゆるゆる素浪人の「気まぐれ日誌」~ 自己満足とボケ防止に、人生の雑記帳~  

そういう意味で老人の書いた「狼の遠吠え」、いや「犬の遠吠え」と思い、軽い気持で読んで頂けば有り難いです。

大型連休の動向と「尻取り川柳(119)」

2011-04-28 07:00:00 | 時事・雑感
今週末からゴールデンウイーク(4月28日~5月8日)が始まるが、
当然ながら行楽地は東日本大震災の影響を受け低調のようだ。

航空会社の予約率は去年と比で国内線は日航が26%減、全日空が10%減、
国際線は日航が33%減となる一方、全日空は9%増となったと報じていた。

四国の高松と東京を結ぶ空の便も大震災の低調ムードをうけて、
去年と比べて予約率は全日空が35%、日本航空が 51%ダウンとなっていると、
昨日のNHKローカルニュースは伝えていた。
しかし昨日のNHKニユースによれば消費者心理に変化がみられ、
国内旅行は去年の85%まで回復したと報じていた。

まあこの大型連休は衝撃的な大地震と原発事故の直後だけに、
多くの日本人が放心状態に成り、行楽どころで無いとの思いが強いのだろう。
これからの不透明な生活を考えて、ガマ口も緊縮型に成るのも当然だ。
とはいっても勤勉で忍耐強い日本人、
年末位までには元気を取り戻し、希望の持てる新年にしたいものだ。

さて先週の「しりとり川柳」ですが、相変わらず菅総理と大震災のお題を中心に、
朝1時間弱の「脳トレ」に励みましたが、マンネリ化して秀句は在りません。
創作上好きな愚作を◎印を付けて見ました。笑読ください。

●言い訳を 旨にしてます 菅総理 ◎

●何事も 判断力だよ リーダーは

●民主党 寄木作りの 世帯かも

●譲られぬ この非常時に 総理の椅子

●あの人は 総理の椅子に しがみつき

●人選び 御用学者の 審議会

●ボランティア 日本風土に 根付いたか

●絵空事 やがて現実 文明が

●寝ていよう 大型連休 金が無く

●ワンちゃんが 野犬化してる 被災地は

●高らかに 日本復興 打ち上げる

●被災地も 季節はめぐり サクラ花 ◎

●手ぬるいぞ 原発事故の 東電に

●希望です 増税なしの 復興を ◎

●金次第 日本復興 これからは

●老所帯 老老介護が 待っている

●嫌われる 若い娘に 親父ギャグ

●妻切れて 変身しました ママゴンに ◎

●ギブスして 動くに動けぬ この辛さ

●成るように 成るとはいうが 現実は


震災の復興と節電

2011-04-24 06:50:00 | 時事・雑感
東日本大震災による東京電力福島第一原子力発電所の事故以来、
節電ムードが日本の至上命令になってきた。
震災前までは安心・安全でクリーンな「オール電化の家」が持て囃され、
地球温暖化の炭酸ガス減少の切り札として、原子力発電が脚光を浴びつつあった。
そこへ今回の原発事故で一転して自然エネルギーへの転換、節電と、
180度舵を切り替えなければ成らなくなった。

その一策として失言もするが大胆発言もする石原東京都知事は、
節電で「パチンコは夜遣れ」とか「自販機は多すぎる」等と提言している。
テレビでも野放しの電気使用に警鐘する番組が増えているが、
NHKのニュースでも保育所から節電教育を始めたとか、
節電量を競う「節電ゲーム」や節電型製品の紹介などを報じていた。

これも震災後の「計画停電」で東京駅の帰宅難民ニュースを見せられると、
地球温暖化のスローガンより切実で説得力がある。
まあ戦後の電力不足を経験した高齢者は電気の有り難さはよく理解できるが、
湯水のように使っていた現代人にとっては節電は苦痛の種だろう。

ちなみに日本初の電力会社は明治19年(1886)に営業した東京電灯のようだが、
ここサヌキは小会社が乱立し昭和26年に合併して四国電力が設立された。
我が家は讃岐平野のほぼ中央部に位置する一軒家の農家だったし、
家の裏側は電車の高圧架線が通っており、
それを超えるためには特別に高い電柱が2本も必要だった。
そんな戦後の物の無い時代、なかなか高い電柱が入手出来ず、
しかも公社とて抑圧的で費用は全て自己負担だったので、
我が家に電灯が灯ったのはサヌキでも遅い昭和25~6年頃だった。

小学3~4年生の頃だったので覚えているが、
それまではランブとロウソクの暗い日常生活だった。
夜が来れば節約で寝るというのが常識だったが、今も早寝早起きが習慣だ
兄はランプのホヤ掃除が日課だったが、よく壊して祖母に𠮟られていた。

そんな環境だったので電灯が灯ると明るさに驚き感激したが、
新物食いの父は急ぎラジオを買って「君の名は」や浪曲等をよく聞いていた。
今も日米対抗の水泳大会の「フジヤマノトビウオ」(古橋広之進)を、
仲良く父母で応援していたのを思い出す。

当時は送電環境が悪く、しばしば停電に成っていたし、
電気代は高価だったので浪費は御法度だった。
そんな訳でコマ目な電気の消灯が体に染み付き、
今も貧乏性の癖は治らず、これからの節電生活に適応できそうだ。

今回の歴史に残る巨大地震と大津波は大きな傷跡を残したが、
唯一言うとするならば目的意識を失っていた日本人に、
「日本復興」という共通の命題を与え団結させた事だろう。
その過程で忘れかけていた日本人の良き精神を呼び戻し、
再認識させる機会を与えてくれたのは事実である。

小雨交じりの曇天の昨日、暇に任せて綴っていたら長く成ってしまったが、
とにかく戦後の奇跡的復興をお手本に、早急な震災の復興を願うばかりだ。


「首相交代を求めるのは当然」と「尻取り川柳(118)」

2011-04-21 06:58:00 | 時事・雑感
一昨日は冷たい雨模様だったので、暇に任せて参議院の国会中継を見ていた。
菅総理や閣僚等などが出席して原発事故を中心に質疑が行われたが、
首相の事故対応の詭弁に似た自己弁護の答弁、
野党の自民党・脇雅史議員の理詰めの質問、
東電社長の役所以上に役所らしいソツナイ答弁が印象的だった。

現役の精神科医で民主党・ 宮城県選出の財務副大臣・櫻井充参議院議員には、
常々良識発言をするので注目していた。
その櫻井さんのメールマガジンに、先日の脇雅史議員の国会質問を賞賛している。
予算委員会での脇議員の質問が、お手本のような内容だったので、
同意できる点も多々あり頷いていたら、
「内閣の人間が自民党議員の質問の時にどうでしょうか」と言われたそうだ。
この今の民主党体質が問題だとプログに書いている。

昨日のNHKニュースでも櫻井財務副大臣のメールマガジンが取り上げられていた。
この中で櫻井財務副大臣は菅総理大臣について、
「何か言われると、必ず自分の正当性を主張する。
自分の非を認めると責任論につながると思っているのかもしれないが反発を招くだけで、
総理大臣を交代させろという声が出てくるのは、当然の事のように思われた」と批判している。

これで政務三役では元松木農林水産政務官、筒井農林水産副大臣に続き、
櫻井財務副大臣が3人目の内部からの菅総理批判となる。
しかし菅総理の性格からして「震災復興」を盾に
多くの国民が望む自らの辞職は程遠いように思われる。

さて先週の「しりとり川柳」ですが、相変わらず原発事故のお題を中心に、
朝1時間弱の「脳トレ」に励んだが、マンネリ化して秀句は在りません。
創作上好きな愚作を◎印を付けて見ました。笑読ください。

●過去の夢 あって欲しいよ 原発事故 ◎

●活躍で トモダチ作戦 成功す

●放射能 どちらが怖い 山ノ神 

●過疎の村 知名度上げる 放射能

●セリフです 想定外と 原発事故 ◎

●煙に巻く 原発会見 国民を

●助け合い この国難を 乗り切ろう

●大きすぎ 想像絶する 大津波

●腹が立ち 原発会見 曖昧で

●政治家が 勇ましいのは 選挙だけ

●ベテランが 巾を効かすよ 政界は

●先生も 浮気もします 人だもの

●何処にいる メーテルリンクの 青い鳥

●見覚えが あるとは言うが 初対面

●待ってます アラフォー過ぎて 玉の輿

●やんわりと 夫婦喧嘩も かわされる

●膨らます 三春のサクラ 七分咲き

●風呂の中 下手な演歌も 名調子

●絡まって ほぐせぬ糸は 銭形平次

●マザコンは 制御不能の 原発か ◎


「総理大臣の椅子」と「尻取り川柳(117)」

2011-04-17 07:17:00 | 時事・雑感
昨日の四国は曇天だったがサクラ吹雪の下で友人と、今年最後の花見をした。
被災地の東北でもサクラの開花が始まったそうだが、
まだマグニチュード5以上の余震が194回(14日まで)も続き、おちおち眠れない。

そんな時に菅総理は否定しているが「原発周辺では当面住めないだろう」との発言は、
被災地に衝撃が走り、政界では激震になり、益々首相を窮地に追い込みそうだ。
周辺では火消しに躍起になっているが、
この種の発言を否定すればするほど国民には真実味が薄れる。

昨日は民主党内の反主流派・小沢元代表までもが、
「震災対応が今のままだと取り返しのつかぬ事に成る」と、暗に菅総理の退陣を求めた。
当然ながら自民党も震災で政治休戦していたが、退陣要求に舵を切ったようだ。
これで菅総理の外堀は勿論、内堀までもが埋められ、瀬戸際に立たされた感がある。

それに対しこの震災時期に年中行事の首相交代とは何事か、
菅総理が変わっても大同小異ではないか・・・などの良識的な反論も聞こえてくる。
しかし今までの行動を見ていると、どれだけ多くの国益を失った事か。
今度は震災の日本復興大プロジェクトだから尚更不安を感じ、
識見とブレーン不足の菅総理には任せられないと思う人は多い。
そこで誰が成ろうとも菅総理よりは、ベターだとの認識が強く成ったのだろう。

それ故に通常では考え難い非常時だからこそ「菅総理交代」とう荒治療法が必要で、
長ければ長いほど国民には不幸で、国益を益々失われるような気がする。
たとえ若干時間が掛かっても、最も早い日本復興の近道だと、
統一地方選挙で国民の民意が表している。

さて先週の「しりとり川柳」ですが、菅政権と原発事故のお題が中心に、
朝1時間弱の「脳トレ」に励んだが、マンネリ化して秀句は在りません。
創作上好きな愚作を◎印を付けて見ました。笑読ください。



●頼りない 裸の王様 菅総理 

●後手後手で 現政権は やるせない ◎

●対策の 方針立たぬ 現政権

●アホなヤツ 失言多い 政治家は

●私にも 身に相応の 義援金

●祈ります 余震収まり 平穏に

●鮮やかに 震災地にも サクラ花

●始まるよ 復興の二文字 目標に

●いつ出来る この国難の 青写真 ◎ 

●身に凍みる 心身ともに 被害者は

●国民は 原発会見 色眼鏡 ◎

●余震来て 眠れぬ夜が 続く日々

●感謝する 世界の国から 義援金

●原点に 戻って検討 エネルギー

●復興を 掛け声だけに 成らぬよう

●もてあまし 原発事故の 後始末

●咲いてきた 津波の跡に 桜草-◎

●我が日本 忍耐強く 勤勉で

●帰宅する 花見の梯子 午前さん

●春霞 サクラ吹雪の 桃源郷



「放射線汚染」と「レベル7」

2011-04-14 07:16:00 | 時事・雑感
福島第一原子力発電所の事故で、原子力安全・保安院は、
国際的な事故評価尺度(INES)で最悪の「レベル7」に引き上げた。
「レベル7」は旧ソ連で1986年に起きたチェルノブイリ原発と同評価となる。

国の発表では事故発生直後の3月14日は「レベル4」、
18日に米国スリーマイル島事故と同じ「レベル5」に、25日には「レベル6」に変更した。
更に1ヶ月後のこの12日には「レベル7」の、今までの最高に引き上げたが、
日本が過小評価しようとしていたとの批判が、当初から海外メディアから挙がっていた。

菅総理は原発周辺では「当面住めないだろう」・・とのお騒がせ発言が洩れ伝えられたが、
今に成ってチェルノブイリ事故とは汚染状況が違うと前置きし、
どうして「レベル7」に引き上げたのか、私には理解に苦しむ。
これで海外の日本の評価は更に悪化するだろう。

この原因はチェルノブイリより放射線量は少ないが、原発事故基が6基と多いからか、
それとも国の責任逃れの布石の一手であったのかは定かでない。
原子力行政は高度な国家機密を含む科学技術なので全面公開はできないにしても、
今までの経緯を原子力に疎い国民が見ていても、何か国の発表に疑念を抱かざるを得ない。

まあ日本の原子力行政は「原子力アレルギー」脱却との闘いから始まったのであろう。
何故なら世界初の原爆被爆国や
昭和29年に米国水爆実験の放射能汚染マグロや第五福竜丸の久保山愛吉さんの死は、
日本国民を一層核アレルギーに導いた。

しかし戦後の経済発展には効率的な原子力は必要不可欠なエネルギーで、
電力各社は多額の誘致費を使い、原子力の安心・安全神話を作り推進してきた。
他方反対派は原発を政治闘争の具に使ったきらいがあるが、
当然ながら国は原子力発電促進のバックアップを強く推進し、
世界第2位の経済大国に貢献し、我々は昭和・平成の元禄時代を謳歌してきた。

そこへ今回の東日本大地震による東京電力東海第一発電所の事故、
当事者は「想定外」の大津波による天災といい、
ある人は起こるべきして起きた人災と言う人もいる。

取り締まるべき原子力安全・保安院は経済通産省とベッタリになり、
職員は天下りや御用学者で占められ、経済性を考えるように成った。
推察すると技術職場にありがちな原発は、高度で専門的な技術的知識が必要で、
指導すべき保安院より東電技術者の知識が勝っていたのかもしれない。
それに東京電力は原子力発電のトップ技術者としての自尊心と企業感覚が勝り、
安全性の認識度が希薄になり、津波による大事故が誘発されたのかもしれない。