ゆるゆる素浪人の「気まぐれ日誌」~ 自己満足とボケ防止に、人生の雑記帳~  

そういう意味で老人の書いた「狼の遠吠え」、いや「犬の遠吠え」と思い、軽い気持で読んで頂けば有り難いです。

先週の「しりとり川柳」から(44)

2009-09-30 06:25:00 | 時事・雑感
先週の「しりとり川柳」から選んで掲載します。(順不同)
「しりとり川柳」は相手の下句(既定)を使って作る、エンターテイメント化した言葉遊びです。
ですから上句は既定されています。

私の川柳は経験と言うよりは創作で詠んだ句も多いのですが、
今週は川柳らしい皮肉やユーモアの句は少なく、
寿命や人生経験を単に詠んだ地味な句が多くなりました。
特に個人的に気に入っている川柳を◎印で選んでみました。

●上昇中 鳩山人気が 内外で

●ゴダゴタで 八ッ場ダムは 観光地 ◎

●消費税 いつの時代も 世争の具

●有り難さ しみじみ感じる 健康が

●終わりなく 生きていたいは 人の欲 ◎

●その時は やって来ますよ 誰にでも ◎

●なに色か 咲く花々が 待ちどおし

●ぐいぐいと 呑んで競った 一気飲み

●責めないで 貴方じゃないの 私なの

●三つある 心技体の 相撲道 

●老体は 消え去るのみと マッカーサー ◎

●継続は 下手な川柳も 上手くなる

●演出す オーケストラの 秋の虫 ◎

●勝ち犬に 成って見たいや 夫婦仲 

●依存症 薬で捕まり 豚箱へ

●まだ懲りず 薬に手を出す 常習者

●常時持つ ジキルとハイド 凡人は ◎

●大きさが 気になりますね 腹回り

●言われたわ 外交辞令で 綺麗だと 

●無駄遣い 先を見越した 投資なの ◎

●皮算用 人は欲張り 大きめに


裏金不正は懲戒免職で対応

2009-09-26 06:42:00 | 時事・雑感
全国で役所の裏金づくりのニュースは幾度となく流れていたが、
今月初めは青春スターだった森田健作知事の千葉県でも発覚し、
5年間に約30億円もの不正経理があったと報じられていた。

俗に裏金つくりと言われる不正経理は、
公金を架空の物品等の購入や旅費に使用したようにしてプール金をつくり、
その公金を公私に使うというものである。
これも長い役所の悪しき慣行により生まれたのだろうが、
予算は単年度に使い切らなければ成らないと言う「会計規則」にも起因する。

ここ数年間でも岐阜、宮崎、福岡、京都、大阪、奈良、千葉・・各県の警察と発生している。
これだけ早くから頻繁に起こっていたにもかかわらず、
今更と言う感じで散発的に発表されるのは何故だろうか。
長い間に生まれた役所の悪しき慣行を、早く処理したい気持ちは強いだろが、
なかなか世間体を気にして決断できず放置されてきたのだろう。
ところがトップが選挙などで交代した時を良い機会と捉え、
これ幸いと前任者からの汚点として処理するので五月雨式の公表に成るのだろう。

どんなに良い組織であっても長くなれば悪しき慣行が出来るもので、厳しいチェックが必要だが、
政権交代等で違った角度から眺めるだけでも不正の抑制力と成る。
そう言う意味で時々はトップのチェンジは有効であり、
今回の政権交代で官庁の不正の告白が更に表面化するかも知れないし、
多くの国民が民主党に期待する由縁でもあろう。

我が県の裏金問題の醜態を書けば8年前に、
約9億円の不正経理が発覚し現職2人が刑事告発され懲戒免職となった。
当然ながら使途不明金はOBや現職の職員で弁償したが、OBの私も一部負担した。

ところが昨年に保健所や教育委員会で同じような不正経理が又も発覚し、
元職1人を含む職員3人が刑事告発され、職員220人が懲戒処分された。

これらに業を煮やした香川県は全国的にも珍しい、
裏金づくりなどに関与した職員について私的流用の有無にかかわらず原則、
懲戒免職にするという厳しい「懲戒処分基準」を定め10月1日より運用するという。
役人のモラルが低下したとは言え、重い懲戒処分基準を元に抑止しなければ成らないほど、
今の公務員の資質が堕落して来たのには呆れ返る。
これも社会の荒廃と人の性によるものと、諦めなければ成らないのであろうか。 

映画「おくりびと」雑感

2009-09-23 06:20:00 | 時事・雑感
雨のシルバーウイークの昨日、
今年の2月にアカデミー外国語映画部門賞を受賞した「おくりびと」(元木雅弘主演)を、
やっとテレビで鑑賞した。

この作品は好評で日本での観客動員数が560万人にも達したそうで、
野次馬根性から見たい気は強かった。
しかし誰もが世話になる人生最後の儀式とは言え、
余り気持ちの良くない納棺師を描いたもので、
映画館まで行って見る気には成れず、テレビで放映されるまで待っていた。
ところがTBSからノーカットで早くも放映されたのでテレビ座敷で見たが、
陰の「納棺師」)の仕事をユーモアとペーソスで描いていた。

この作品のアカデミー受賞を考えて見ると、
もちろん物語や俳優の演技力、スタッフの技術等が良かったのだろうが、
特別にストリー自身は新鮮とは感じなかった。
それがアカデミー賞の外国選考査員に感動を与えたのは、
何言っても世界共通の人生最後の儀式を扱う「納棺師」にスポットを当て、
日本の風景と習慣を重ね合わせて映画化されたからではなかろうか。

私の研究職場での経験から語れば、
最初の研究課題の設定で成果の8割以上は決まるような気がする。
特に斬新な研究ほどユニークなアイデアが勝負を決する。

この作品も高齢化社会の日本で世界共通の「納棺師」を主人公にした段階で、
ヒットが約束されアカデミー賞に繋がったのではなかろうか。
ともかく雨のシルバーウイークの暇なひと時を、
これから世話になるであろう「おくりびと」を想定しながら、
アカデミー賞作品を面白く鑑賞した。


先週の「しりとり川柳」から(43)

2009-09-21 06:19:00 | 時事・雑感
先週の「しりとり川柳」から選んで掲載します。(順不同)
「しりとり川柳」は相手の下句(既定)を使って作る、エンターテイメント化した言葉遊びです。
ですから上句は既定されています。

私の川柳は経験と言うよりは創作で詠んだ句も多いのですが、
特に個人的に上手く作れたと思う川柳を◎印で選んでみました。

●チラホラと 小鳩政権 見えてきた

●落ちていく 自民ブランド 音立てて ◎

●苦手なの 漢字読むのは 英語より

●もう遅い あの一票の 重み知る

●見え隠れ 裏で糸引く ボスの顔 ◎

●古くなる 成ると淀みが できるもの

●残ってる 未練を糧に 生きている ◎

●官僚は 悪知恵使い 天下り

●警告を 無視して生活 習慣病 

●ポッポッポ 消えていくのか あの芸人

●誰だって 傷は持ってる 青春の

●裏表 見せぬ貴方は 腹黒い

●火の用心 大人の火遊び 焼けポックリ ◎

●違います 夫婦であって 娘とは

●買わされた 群集心理に 踊らされ

●ぺったんこ 尻餅ついて 泣く幼児

●隠すため 過去の浮き名は 源氏名に ◎

●無いままに 歩んできました プロポーズ


鳩山新政権船出する

2009-09-18 06:24:00 | 時事・雑感
戦後から長く続いた自民党政権から、
革命的とも言うべき「政治主導・脱官僚」を掲げた民主党に政権交代が行われ、
鳩山内閣の船出の支持率も72%と国民の期待も大きい。

この政変劇を見ていると戦後間もない頃に自由党総裁吉田茂から、
日本民主党総裁(今の自民党)鳩山一郎の政権交代を思い出した。
これらは歴史の悪戯か50年たった今週16日、
祖父が繰り広げた政変劇を孫によって再び演じられ第93代鳩山総理が誕生した。

内閣の顔ぶれを見ると鳩山首相特有の気配り人事で、聞きなれない大臣も多く、
来年の参議院選を睨んだ小沢流の影が散らつき小鳩政権の臭いを強く感じる。
ともかく民主党のオールキャストの布陣の門出だが、
実行力は未知数ながらも実務型の人選に成っている事は確かだ。

現在まで民主党は野党の立場での発言やマニフェストであったが、
これからは与党としての責任ある実行力が求められる。
政治は理論通り簡単には進展しないものでもあり、
これからは苦慮することは必死であろう。

そんな不安があるものの「政治主導・脱官僚」を掲げた政権交代には期待する一人である。
何故なら「脱官僚」の改革は柵多い既成政権では不可能であるからだ。
どんなに真面目に仕事をしていても長い間に人間だから淀んでくるもので、
技術畑ながら田舎の役所で同じポストで40年近く過ごした者として痛感する。
ましてや明治時代から続いた国の官僚組織ともなれば推して知るべしで、
斬新な改革を行うには柵のない新政権に委ねなけれ断行できない。

今回の選挙で国民の民主党への期待感は途轍もなく大きいので、
鳩山内閣が挑む「脱官僚」の構築は困難ながら失敗は許されない。
しばらくは鳩山政権の動向を見守りたいが、
これからは野党時代の選挙用マニフェストに縛られることなく、
政権与党として柔軟に対応し、未来志向の国民本位の政策を行って欲しいものだ。