ゆるゆる素浪人の「気まぐれ日誌」~ 自己満足とボケ防止に、人生の雑記帳~  

そういう意味で老人の書いた「狼の遠吠え」、いや「犬の遠吠え」と思い、軽い気持で読んで頂けば有り難いです。

「大卒初任給平均20万円台に」と「尻取り川柳(174)」

2011-11-20 06:39:00 | 時事・雑感
サラリーマンだったので、定年後も若者の賃金報道には自然と目が向く。
先日は厚労省が今春入社した大卒の初任給が平均20万2000円となり、
国が統計を取り始めた平成13年以降、初めて20万円を超えたと発表した。
その原因は「リーマンショックの企業業績への影響が落ち着いたことや、
業界によっては優秀な人材に高い給与を支払う傾向があるため」と説明している。

しかし来年は東日本大震災やタイの大洪水の影響が心配され、
来春卒業予定の就職内定率(10月現在)は過去2番目に悪く60%、
就職氷河期と言われた平成12年頃より更に悪い。

大学卒業の平均賃金の推移を見ると昭和36年15,700円、
昭和40年は23,000円で米一俵が6,500円、
その間に「いざなぎ景気」(昭和40~45年)もあり、
昭和52年には100,500円の大台に、そして米一俵は17,232円。
それから30年余かけやつと今年、20万円を超え202.000円の大台に乗った。

私が卒業したのは「いざなぎ景気」で理系ブームの始まった昭和40年だったので、
大手会社から引く手数多の求人で、今の時代には夢のような話である。
当然ながら会社から誘われたが、親とは「大学は都会、就職は田舎」で進学したので、
しぶしぶ京都から帰り、誘われて田舎の役人に成った。

ところが地方の官庁なので初任給は安く、忘れもしない19,900円(今の約1/10)、
大手製薬会社より1万円弱も安く、友達が「生活できるのか」とよく冷やかされた。
そんな訳で当初は転職も考えたが、その後は高度成長でベースアップが続き、
結局は40年近く田舎の小役人で仕事をさせてもらった。
景気が落ちベースアップも無くなった頃に、定年を迎えた。

もし都会で会社勤めをしていたら、吉と出ていたか凶と出ていたか分からないが、
自分が歩んだ人生が最上だったと自己満足し、今は「老いの坂道」を下っている。

さて先週の「しりとり川柳」ですが、
貴重な朝1時間弱で15句前後を、朝ドラ「カーネーション」をバックに詠み、
毎日お遊びの「頭の体操」に励んでいます。

今週は政治関係と日常生活を詠んだ句が多いですが、
マンネリ化して粗雑になり、川柳と言うより下句を使った直感の短文に成りました。
努めてユーモアとウイットに富んだ句を心がけていますが、
技術者だったので理屈ぽく、諸に心情が表れた気恥ずかしい句もあります。
秀作はありませんが、創作上好きな愚作を◎印を付けて見ました。笑読ください。

●ダメはダメ はっきり言って 野田総理

●振り分けた 日本の国論 TPP ◎

●アゴ使い 表に出ない 政治家も

●まず削れ 議員定数 増税前 ◎

●我慢のみ 総理の心境 察すれば

●自画自賛 選挙の前の 議員さん

●悔しいよ くじ引き決着 選挙戦 ◎

●輝いて 見せてください アラ還も

●何基準 あなたが選ぶ 恋人は

●夜の顔 拝んでみたい 人妻と ◎

●風格は 出て来たけれど 人望が

●嫌なもの 人の弱点 言われれば-

●繫盛を 願って贈る 招き猫 ◎

●肩も凝る パソコンざんまい 雨の日は

●年越しは うどんと決まり 讃岐では


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