余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

目を閉じる

2021-06-07 22:18:55 | 十五の詩
目を閉じる
君の声が好きだった
まぶたを開ける
君の鼻が好きだった
鼻と唇が好きだった
手と瞳が好きだった
髪と背中が好きだった
まぶたを閉じる
ふれられない距離
まぶたを閉じると囁く
まぶたを開ける
僕は探してしまう
すれ違う人に
後ろを振り返り
眠るとき
僕は君を探しながら眠る

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