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余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

理由

2022-01-03 22:11:30 | 十五の詩
全て置き去りにした
僕の行く道は
自由どころか
行く先を見失ってしまった
偽物の羽は傲慢が育てた
 狂った バナナ
果実はやがて腐り落ち
腐臭と蛆が
目鼻を被わせる
不気味にへこんだ眼の窪みは
監禁された関節の曲線
美しさの中際立たされたのは
 極上の色使い
色目が光りだす直線の
痛みの喘ぎが響く中
 手の動きが束縛される
 足の動きが束縛される
あなたが流さない苦汁は
僕は全てを舐めてしまう
私はそれを喜びにしてる
 僕はそれを知っている
僕らの間のことを
  それも僕は知っている


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