余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

ミャア

2021-04-08 00:13:07 | 雪の島の詩
いつまでも残る淡色の恋
君は確かに色鮮やかな服を身につけ
激しく可憐な感情を片時も離さず
恋と愛の猫のように

 猫のように

猫のように甘え上手で
猫のように淋しそうで
猫のように可愛くて
猫のように意地っ張りで
猫の仕草で
とろけそうな甘い声で鳴いていた
辿り着かない愛に四苦八苦
疲れ果てて毛並みをそろえ
透き通った瞳は獲物を捕らえ
           爪を立てる

 猫のように

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