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余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

2022-04-04 01:15:36 | 水声の詩
狐は雪がよく似合う
黄金の毛は白に映える
一面の雪と
しんしんと降る雪と
風のつく雪と
そこに一匹の狐はいる
微動だにせず
何かを見ているもようの
孤高
真白の世界の黄金の獣
視線は一点に集中する

夏の狐は変化する
誰にもばれない見事な姿は
何にでも化けられる
いたずらをほいほいとして
けっこうな嘘をつき
友にだけは素直に
信じているものを失わない
黄金の毛色

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