余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

毛糸

2021-10-23 22:41:03 | 写真の扉の詩
連想されるつながりを
散らばる欠けらに願いを込めて
怒りにも似た歓喜は
苦い味となり
毛穴からは鋭い棘が
安らかな眠りは一体何処へ
救いを求めた透明な糸
絡まりながら
ほつれながら
紡ぎながら
心には貴女を結びつける糸
細く強くきつい糸

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