余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

おぶ

2022-01-01 02:33:02 | 十五の詩
酔いが心を惑わせる
透明すぎるため
ぶつかり傷をつくる
目玉のクチバシ
黒目は曇り汚れていく
カラスが鳴いている
音の連続、連続
サイレンがおぶさっている
 隠された狂気
上下運動が地面を壊していく
活字がおぼつかずに
黄色が通り過ぎる
 瞬間の羽ばたき
 母の声が聞こえる
 父の声が聞こえる
アスファルトが頬を伝う

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