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余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

尺取虫

2022-05-07 00:50:51 | 水声の詩
正しくないと感づいていても
それでも僕は沈んでいく
あなたの憧れが頭をよぎる
どこから落ちてきたのか
疑問符を蹴とばして
それでも頭からは離れない
憂さ晴らしのために飲んだ
アルコールの強い酒は
何もうみだしはしなかった
ただいっときの迷いと
空をただようだけ
それだけ
それでは今の感情は
はやる五感の先は
意味をなすようでなさない
そんな形を残していく
横顔を隙間にいれて
体はくの字になる