くろねこの散歩道

日々のつれづれを…違った視点で、のんびり書いていきます。

通院日

2006-02-23 17:59:46 | メンタルヘルス全般
こんばんは、くろねこです。

昨日は、月1の通院の日でした。通院も片道2時間半以上かかります。1日がかりです。昨日は2時間10分待ちの2分診察・・・正確には1分45秒程度(笑)。

 私が通っている所は混んでいるので、いつもこんな感じです。先生サボっているわけではないんです。待合室は大混雑です。事務も戦争のようです。先生の体はひとつしかありません、初診や重い人には時間をとっているので、自分レベルになると3分診察です。そうしないと、物理的に全ての患者さんを診ることが出来ないんですね。薬の出し方が上手ければ、それで良いかなと思っています。もちろん話を聴いてくれれば、それにこした事はありません。
 しかし、どんなに話を聴いてくれても薬の出し方が下手ならばダメです!
理由は・・・薬の処方は医師にしか出来ない難しい仕事だからです。話を聴くことは医師でなく友人でも出来ます。

友人や家族に出来ない事が、仕事として成立します。
友人や家族に出来る事は、仕事として成立しません。

 昔は、待ち時間が嫌で嫌で仕方がなかったんですよ。最近は待ち時間を楽しんでいます。色々観察しているのが楽しいんです。動機不純ですね~本とか読んで暇つぶしをするのがもったいないです。他の患者さんの様子や、薬の量や値段(院内処方です)。公費負担を使っているか?など…どういう年齢層?何で困っている?混んでいる(母集団が多い)ので現在の患者のトレンドが見えるんです。
 待合室の他人の愚痴もまたヒントになります。私が通っている所では、公費負担利用の患者さんは少しだけです。医師も勧めていません。でも混んでいます。公費負担があろうがなかろうが、きちんと通院する人はしますし、いい加減な人はいい加減ですし。そんなものです。

 治療の動機づけが出来た人は何とかなりますが、動機づけがない人は、自分が気がつくまで放っておくしかありません。スタッフが一生懸命に動いても時間と金の無駄です。その場しのぎにはなりますが、同じこと繰り返します。スタッフの方がバーンアウトするでしょう。

 治療する側と治療される側、どちらも出来る範囲で出来る事をすれば、大体落ち着く所に落ち着きます。これが一番良い結果が出ると思います。


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2 コメント

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医療の問題は。。。 (クラウン)
2006-02-24 00:13:56
下記の部分についてのくろねこさんの意見には、私も全く同意見です。



>しかし、どんなに話を聴いてくれても薬の出し方が下手ならばダメです!

理由は・・・薬の処方は医師にしか出来ない難しい仕事だからです。話を聴くことは医師でなく友人でも出来ます。



医療の現場のスタッフの人とも、現在接する機会があるので、考えさせられるのですが。。。



当事者は大変です。



でも、その人を支える人(家族、スタッフ)は、

もっと大変だということを、

自覚できている当事者がどれだけいるか?



おそらく自覚できている人は、

もう症状がだいぶ落ち着いている人なのだと

思います。



今もがいている人は、そこまで省みる余裕は、

ないかもしれません。



少なくとも以前の私はそうでした。



周りに不満ばかり。。。



自分を変えようともせずに。。。



今は。。。自分を変えることが、



できているかはさておき、



その時の、ベストを尽くして、



ダメならダメで、次に繋げる。



そういう風に、日々過ごしています。



これからの医療のあり方も、

徐々に変わっていくのかもしれませんね。



治療より予防というスタンスに。。。

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少しづつ変わっていきますよ。 (くろねこ)
2006-02-25 00:11:37
クラウンさんコメントありがとうございます。



 周囲に対する不満もクラウンさんの仰るとおりですね。待合室で待ち時間が長いと不満を言っている人は、状態が悪いです。自分の見た目の経験則ですが…



>治療より予防というスタンスに…

 私も、多分そのようになっていくと思います。当事者とか援助者という言葉もなくなってくるかもしれませんね。そうありたいものです。単に、そのような枠組みが嫌いなだけだったりします(笑)。
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