大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

本音で話し合おう

2015年05月11日 | 労働者福祉
先週「協同組織産別・単組連絡会」との新しい出会いがありました。

いうならばこの組織は、協同組合事業を営む事業体で働く仲間たちでつくられた労働組合のゆるやかな連合体で、今回の参加団体は以下の5団体でした。
全国労働金庫労働組合連合会(略称:「全労金」)
全国労済労働組合連合会(略称:「労済労連」)
全国農林漁業団体職員労働組合連合(略称:「全国農団労」)
全国信用金庫信用組合労働組合連絡会議(略称:「全信労連」)
コープこうべ労働組合(UAゼンセン加盟)

これらの組織は連合加盟組織ですが、事業体の中には連合以外の労働組合も、上部団体を持たない労働組合もたくさんあります。
イデオロギーの違いとか運営スタイルの違いとかもあるのかもしれませんが、市場の暴走を止めるためにというただ1点のみでもいいから、みなと協同できればいいなと思いました。
市場主義が間違いだとは私は思いませんが、現在の市場主義の質は著しく劣っています。
もし協同組合事業体が真に協同できれば、その市場の質を高めることができると確信します。
この連絡会が目指すところが、静岡県でトライしている「協同組合間協同」のようなものであることを期待しながら講師として参加しました。


講演テーマは「これからの労働運動と協同組合の連携をどう考えるか」です。
講演といっても参加者それぞれが持っている課題や問題を語り合いながら、今後の活動に結び付けていくというスタイルをとりました。
そういう意味で、まず私自身が抱えている悩みや迷いを率直にぶつけてみました。
ルールは3つだけです。
1、さんづけルール(メンバーには産別の会長などもいますがすべて同列で議論しましょう)
2、ここだけルール(“ここだけ”という前触れで聞いた話はオフレコにしましょう)
3、無批判ルール(他人の話を批判してはいけません)
このルールが守られないと本音で話し合うことはできません。


連合静岡時代にみなで議論してつくった、私たちが目指す「地域に根ざした顔の見える労働運動の姿」のひとつに、「本音で話せる場をつくること」がありました。
その実践まで行き着けなかった反省もあって、それをどうすれば実践できるかが私の課題のひとつでもあります。
さまざまな場面で実践しながらそのスキルを確立し、スキル養成をカリキュラム化することができればいいな~ぁと考えています。
それもこれも実践からしか学べませんね。