マイナンバー制度導入まじか

国民全員に割り当てられる「マイナンバー」ってご存知ですか？

そもそもこの構想は１９６８年「佐藤栄作内閣」の時に、「国民総背番号制」として導入が検討されたものです。
当初の目的は個人の所得を正確に把握し、特に高所得者からきっちりと税金を集めることでした。
みなさんは、クロヨン（９・６・４）とかトーゴーサンピン（１０・５・３・１）などと聞いたことがあるでしょうか？
これは税務署がどの程度課税所得を捕捉しているかを表す比率です。
高い順に、給与所得者・自営業者・農林水産業従事者となります。
ピンは政治家のことで、政治資金には税金がかからないために政治に無関係な支出まで政治資金として計上するからです。

このマイナンバー導入により、将来は個人資産は丸ごと税務署に把握されます。
しかし最大目的の逃げ道は防いでおらず、事業所得は対象外で、自営業者の収入や経費は不透明のままです。
しかも高所得者が海外へ移住すればその把握はできません。

そのためかマイナンバー制度を導入すれば近い将来には、こんなに便利になりますよ…とＰＲしています。
健康保険証・運転免許証・印鑑証明・図書館カード・住民票などなどの機能を付加します。
医療記録や銀行預金口座へのヒモ付きも行いますので、このカード１枚ですべてが管理できます。
それがいいことなのかどうなのかは私にはわかりませんが、ものすごいビッグデーターになります。
本来目的を見失ったマイナンバーは要注意ですから、セキュリティーも含めて関心を持ってチェックくださいね。