大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

コラボ事業「フードバンクふじのくに」祝1周年

2015年05月19日 | 労働者福祉
私たちの目標は「連帯・協同でつくる安心・共生の福祉社会」です。
何度も何度も口にしているとその言葉一つ一つに込められた大きな意味を知り、実践していくとさらに大きな存在感や立ちはだかる壁が見えてきます。

「連帯・協同」とはなんでしょうか?
1年前にスタートさせた「フードバンクふじのくに」を例にして考えてみましょう。
この「フードバンクふじのくに」は10を超える団体で構成されたコンソーシアム事業体です。
コンソーシアムとは複数の団体によるコラボレーション事業だと言い換えてもいいでしょう。
「フードバンクふじのくに」は、ここまでは比較的順調に運営されてきました。
コラボレーションとは、異分野の人たちが、部門や組織の壁を超えて協力し、何か新しいものを創造する活動です。
そういうふうに一言で表せば簡単ですが、真のコラボレーションはそんなにお気軽なものではありません。

難しさの第一の理由は、人間は本能的に異質を排除したり、線引きする癖があることです。
したがってコラボを成功させるためには、参画する人々の相互の理解と尊重がどうしても必要です。
そのような関係性を築くためには時間もかかりますし、意図的に関係性を高める工夫も必要です。
そのことをおろそかにしているとどこかでつまづいてしまいます。

今日は「フードバンクふじのくに」設立1周年の記念フォーラムがありました。
創造することも大変ですが、継続することはそれ以上に大変なことかもしれません。
私の頭の中にこんな言葉がふと浮かんできました。

「俺が俺がの“我(が)”を捨てて、お陰お陰の“気(け)”で生きろ
実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」
この心持ちがコラボ事業を成功させるコツかもしれません。

「フードバンクふじのくに」の役員の皆さん、どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
設立1周年まことにおめでとうございました。