大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

苦痛な日

2015年05月27日 | 日々徒然
1年に1回、必ず苦痛な日が訪れます。
しかし法律で定められていますから、嫌でも逃げるわけにはいきません。


労働安全衛生法第66条で、事業者は労働者に対して医師による健康診断を受けさせることが、義務付けられています。
これに違反すると事業者には50万円以下の罰金が課せられます。
だから医者嫌いの人も嫌でも受けるんでしょうが…正直嫌なんですね。
自分のためだということは重々わかっていますけれど、医者へ行くと病気になるような気がするんです。
成績不良の子どもに「お前は頭が悪い!」と責めるようなものですし…思うに私の医者嫌いは子ども時代の思い出にさかのぼります。
百日咳にかかった私は、母に引っ張られて町医者に通いました。
記憶に残るのは手首ほどの太さの注射器でお尻に注射されたことです。
そんな太い注射器ではなかったかもしれませんが、恐怖で泣き喚いていたシーンがトラウマになっています。


ところでその労働安全衛生法で、この6月に施行されるいくつかの改正は要チェックです。
ひとつは、受動喫煙防止措置が努力義務になるということ。
ふたつめは、重大な労働災害を繰り返す企業に対し、大臣が指示・勧告・公表を行う制度が導入されるということ。

もうひとつ大きな改正が12月に施行されます。
それは現在の健康診断が身体の健康チェックだとすれば、新設される心の健康チェック制度です。
50人以上の企業では労働者に対して、医師によるストレスチェックが義務付けされます。
しかし精神的不調者の発見が一義的な目的ではないとしながらも、予防策としての職場環境改善は努力目標にされています。
この改正に労働組合が不干渉でいると、精神的不調者の追い込みに加担することにもなりかねません。

ストレスチェック制度の指針はここからどうぞ。


おまけは「コップのフチ子」展です。