大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

賀川豊彦の足跡を訪ねて

2014年07月07日 | 労働者福祉
7月8月の一万歩クラブは熱中症になると困りますので休止します。
その代わりにビッグイベントを企画しました。
それは「ろうきん富士研修センター」を利用した宿泊イベントです。
残念ながら富士研修センターは来年3月で閉所されますが、関係者の方々もなぜこの静岡県にろうきんの研修センターが建設されたのかを知りません。
もちろん壮大な富士山の麓にあることもその理由のひとつですが、日本の労働運動や生協運動の草分け的存在である賀川豊彦の足跡が残されているからです。
賀川豊彦については興味深いアニメを見つけましたので、ぜひご覧いただきたいと思います。

賀川豊彦の生涯

このアニメは農協中央会が中心となってつくられておりますので、後半部分の多くは農協共済の原点について語られています。
賀川豊彦75年の生涯をわかりやすくまとめてありましたから、ぜひご覧いただきたいと思います。

賀川豊彦は1888年神戸市生まれの徳島育ちで、キリスト教社会運動家であり、鈴木文治とともに友愛会関西労働総同盟をつくり、ベストセラー「死線を越えて」などの文筆家であり、コープこうべ生みの親であり、農民運動を通じて農協を育てていったまさにスーパーリーダーです。
一生涯を困窮者や労働者のための社会運動に捧げた人生はまさしく私たちの運動の原点です。

アニメの随所に賀川豊彦の演説が紹介されています。
そのなかのひとつに「協同組合保険論」がありました。
農協共済の発展のために賀川は人々に説きます。
「協同組合の保険事業は民間の保険とは根本的に違う。
なぜなら共済事業の根本には社会還元機能があるからだ。
そういう意味から言っても、協同組合事業は国家の背骨である」
皮肉にも彼の育てた農協共済は現在、政府の手により株式会社化されようとしています。
この姿を賀川豊彦が見たらどれほど嘆くことでしょうか?
私たちも賀川豊彦の足跡に触れてその原点を再認識したいと思います。

ビッグイベントの詳細はここからご覧下さい