大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

県労福協の存在理由

2014年07月03日 | 労働者福祉
面倒くさい奴だと時々思われる私。
なぜかというと…「なぜ?」という質問が口癖だからかもしれません。
でも「なぜ」がわからないと他人に伝えることができないんですよね。

「吉岡さん、あなた今なんの仕事やってんの?」とよく聞かれます。
単組委員長や産別委員長や連合静岡の会長時代もよくありました。
だから一所懸命その返事の言葉を探しました。
教科書にあるような言葉では他人は納得してくれません。
言ってることとやってることが違っていれば私自身を信用してくれなくなります。
だから一所懸命に考えますが、これがなかなか難しい…。
ようやくその言葉が見つかった時にはもう卒業です。

県労福協の理事長としての初仕事は事務局スタッフのそれぞれの仕事を、「私の仕事」として100文字以内で整理してもらうことでした。
わずか6名のスタッフですが、県下労福協会員25万人とLSC友の会会員4万人が背後にいます。
年間5千万円の運営管理費と約18億円の地域役立て資金の管理もあります。
それだけでももの凄く重大な責任がありますが、県労福協の存在理由はその管理業務だけではありません。

私自身の「私の仕事」にはこう書きました。
『私は、労働者自主福祉運動に繋がる各組織・集団の「連帯と協同」をコーディネートし推進していくことを第一使命とします。
そのうえで“市場万能主義の暴走”に対抗する「連帯経済の領域拡大」に全力で取り組みます』

でもこんな説明をしても誰もわかってはくれません。
そこでとりあえず、こう話すこととしました。
『私の仕事は、助け合いや支え合いの仕組みを育てる労働者福祉協議会で働いています。
その仕組み事業の代表が労金や全労済だから頼むね!
そして新たにつくった「フードバンクふじのくに」も頼むね!』と。

さて少しはわかってくれますでしょうか?

今夜開催された磐田地区労福協総会でのフードドライブ風景です。
単組で農家から田んぼを借りて、組合員が育て上げた貴重なお米の提供もありました。
ほんとうに嬉しくて涙がこみあげそうになりました。
ありがとうございます。