大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

歩きたくなる道

2014年02月18日 | 遊び
1万歩クラブ2月定例会が近づいてきました。
昨年の11月から始まったこのイベントも4回目を数えます。
1回目が浜松佐鳴湖、2回目が興津から由比コース、3回目は三嶋大社を訪ねました。
いずれも楽しい思い出ばかりですが、2回目の由比コースはどうやら日本ウォーキング協会推薦の「歩きたくなる道500選」のひとつらしいですね。
どうりで混雑していると思いました。

さて2月定例会は2月23日(日)焼津駅スタートの“だるま市”を訪ねる旅です。
虚空蔵山の山頂にある香集寺は、「京都嵐山」「伊勢朝熊」と並ぶ日本三大虚空蔵尊のひとつです。
毎年2月23日に開催される虚空蔵尊春季大祭の「ダルマ市」では、家内安全、商売繁盛、大漁を願ってダルマを買う人々で賑わいます。
815年(弘仁26年)創立の古寺で本尊の一木三体像は聖徳太子の作といわれています。
虚空蔵尊には山門の仁王蔵、また山頂には船舶無線電信発祥の碑などがあります。
また、ここから見える焼津港や市街地は絶景とのこと、楽しみです。

コース名:大覚寺千手観音参拝と虚空蔵山だるま市を訪ねて
日時:2月23日(日)
集合:JR焼津駅(北口) 午前10時
コース距離:約10km
所要時間:約3時間

自由参加ですのでどなたでもどうぞ!
駅北口で「労福協」の腕章つけて待ってます。

今、なされるべきこととは

2014年02月17日 | 労働者福祉
京都労福協から静岡県へ視察に見えました。
歓迎の意味を兼ねてこんなご挨拶をいたしました。

「ようこそ静岡県へ。
まずは静岡県の特性と、静岡県労福協が今考えていることをお話して、歓迎のご挨拶とさせていただきます。

私たちは今、なにをなさなければならないのか?そのことをこの小冊子が教えてくれます。

「労福協の理念と2020年ビジョン」と「連合評価委員会」がそれぞれ表紙になっている小冊子です。
どちらが表でも裏でもないという変わった冊子ですが、このどちらも表であり裏でもあるというところがミソです。

この冊子を読み解くと、今“なされる”べきことは何かが見えてきます。
その何かに優先順位をつけて、私たちはまず“労働者自主福祉運動を知らせる活動”から始めています。
それが「労働者自主福祉シンポジウム」であり「労働者自主福祉討論会」です。
まずは「労働者自主福祉運動」のなんたるかを示し、この運動に連なるすべての組織と“連帯”し“協同”する仕組みをつくりあげたいと考えております…」

《無知は罪悪》
「リーダーが知らない」ということは罪悪である。
知らないということは、その善悪が分からない、物事の判断決定ができないということである。
リーダーは一人ではない。リーダーの後ろには部下や組合員、そしてその家族を含めれば多くの人々がいる。
その人々の生活・人生に多大な影響を与える。
リーダーが知らなかったがゆえにとんでもないことになった、では済まされない。
このようなことにならないとも限らない。
「知る」ことは、リーダーにとって基本的素養である。

これは民主化運動を推進している教育者Kさんのコラムです。
私もまったく同感です。
労働運動のリーダーが学ぶべきことは実にたくさんあります。
一に勉強、二に勉強、三、四も勉強、五も勉強ですね。

とっぴんぱらりの風太郎

2014年02月16日 | 読書
とっぴんぱらりの風太郎
クリエーター情報なし
文藝春秋


出張先の甲府が積雪1mという事態で急きょ取りやめになりました。
朝起きがけに得した一日をどう過ごそうかと考えました。
女房に代理出席を頼んであった町内会の集まりがあるので、念を押されて遠くへは行けません。
蕎麦屋の酒も楽しめませんから、酒を飲んだつもりで直木賞候補作品だった「とっぴんぱらりの風太郎」を楽しむことにしました。

著者は映画にもなった「プリンセス・トヨトミ」の原作者 万城目学(まきめまなぶ)です。
突拍子もないストーリー展開が持ち味の作家ですが、この「とっぴんぱらりの風太郎」でも充分に万城目ワールドを楽しませてもらいました。

舞台は落城寸前の大阪城です。
徳川方の三流忍者風太郎は“ひょうたん”の魔人に見込まれて、なぜか秀頼の元へ忍び込むこととなりました。
そして秀頼からあることを託されます。
そのことから圧倒的な数の徳川方忍者との壮絶な闘いになります。
そして…。

風太郎の望んだものとはなんだったんでしょうか?
風太郎を愛した女性は誰だったんでしょうか?
最後の最後まで…ほんとうに私は鈍い男です。

繰り返し

2014年02月15日 | 労働者福祉
「揺れ動くから、繰り返し学び勉強するんですね」
中央労福協の高橋均アドバイザーによるこの言葉が強く心に残りました。

東レ総合研修センターには、この悪天候にもかかわらずたくさんの方々にお集まりいただきました。
私も三島駅から慣れない雪道に苦労しながら、少々遅刻してようやく会場に入りました。

今日は東部・労働者自主福祉討論会です。
2012年12月に県労福協主催で同様のシンポジウムを開催し、その後西部での開催に続き、本日で県内3回目の開催でした。
高橋講師の講演をお聞きするのも3回目になりますが、あらためて勉強させられます。
この討論会を通じて私たちは「労働者自主福祉運動の理念」を学びますが、時が経つと「理念や道徳」に反する「本音や本性」に惑わされていきます。
どうやら人間の心はいつもその間を揺れ動くものらしいですね。
それだからこそ、私たちはこのような教育機会を通じて、繰り返し伝え学び勉強していかなければなりません。
そのことがよく理解できました。

会場準備からあれこれご苦労いただいた役員のみなさんに感謝いたします。
ありがとうございました。

存在理由

2014年02月14日 | 労働者福祉
世界中で格差が拡大し「貧困問題」が急激にクローズアップしています。
1月最後の火曜日に行われた米両院議会の一般教書演説でも、オバマ大統領は「貧困との戦い」を強調していました。
この一般教書演説は米国の現状についての大統領見解と主要な政治課題を述べる重要な演説です。
11月4日には中間選挙がありますので、この問題について確かな成果をあげないと民主党オバマ政権は大きな打撃を受けます。

我が国においても「貧困問題」は深刻です。
そんななか平成27年4月から、弱い個人同士が助け合うという新たな地域福祉の姿を目指す「生活困窮者自立支援法」が施行されます。
この法律についての是非はさまざまですが、それ以外にも今日的な生活課題は私たちの回りに山積しています。
失業・生活再建、ひきこもり、子育て不安、孤立(孤独死)の防止、買い物困難者などの生活課題、虐待予防対策、障がい者の地域生活支援、認知症高齢者の生活支援…などなど。
これらの諸問題に対して私たちはどう向き合うべきでしょうか?
それは行政のやること、それは福祉団体がやること、と突き放していいものなのでしょうか?

私たちの組織は二つのビジョン・指導書を持っています。
ひとつは中央労福協の掲げた「労福協の理念と2020年ビジョン」です。
そしてもうひとつは連合の掲げた「連合評価委員会 最終報告」です。
今、社会が私たちの組織に求めていることは何でしょうか?
二つのビジョン・指導書は、それを明確に示しています。

どんな組織にも存在理由がありますが、組織は動物とは違い種の永続が目的ではありません。
組織は社会の機関であるからその存在が許されているわけで、だから組織は社会に対する貢献を忘れると崩壊をはじめるのが自然の摂理です。
このことが理解されずに内向きの行動から抜け出せなかったならば、組織は腐りやがて死に至ります。
しかし現実問題、組織が成長し大きくなると、組織に働く者の関心、努力、能力は組織の中のことで占領され、本来の任務と目的を忘れていきます。

まずは私たちのいる場所を確認し、そこから外の世界を見てみましょう。

私たちの運動は本当に必要な人たちに対して共助の輪を広げているでしょうか。
共助の輪を広げることが出来ないとしたら、社会の改革は出来ません。
政治的アプローチが失敗した今、改革は私たちの手の中にしかないような気がします。