大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

責任論

2014年02月12日 | 日記
「恥を知れ!責任とって腹を切れ!」と大声で怒鳴られて、それからウツ病になり働けなくなりました…。

上司からパワハラを受けて悩んでいるという相談者の話を聞いたことがあります。
これは極端なケースかもしれませんが、なにか事あると部下を責め立てる上司がいます。
部下にも責任はあるでしょうが、どこかに違和感を覚えます。


P・F・ドラッカーはリーダーの要件をこう定義づけしています。

第一の要件は、リーダーシップを「仕事と見る」ことである。
その基礎は、組織の使命を考え抜き、それを目に見える形で明確に定義し、確立することです。

そして第二の要件として、リーダーシップを地位や特権ではなく「責任と見る」ことである、としています。

この第二の要件「責任と見る」こととはどういうことでしょうか?
一人では出来ない仕事の場合(多くはそうですが)、部下に責任を持たせたいのなら、権限をしっかり与えて、その権限に関しては任せなければなりません。
だからリーダーには任命責任も付いて回りますし、部下の責任をとる覚悟も求められます。
その責任を負えないようなら部下に権限を与えてはなりませんが、それでは仕事が前に進みません。

それでは与えられた責任を全うできなかった場合はどうしているでしょうか?
これまでの人生の中でいくつかのケースを見てきました。
①ごめんなさい、と謝るだけのリーダー
②知らんぷりをしているリーダー
③部下など他のせいにするリーダー
④全うできるまでやり抜くリーダー
⑤職や地位を退くリーダー
⑥損害を賠償するリーダー

いろいろなリーダーがおりますが、みなさんならどんな責任の形をとりますか?