大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

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静岡県の雇用危機

2014年02月26日 | 経済
連合静岡時代に肌身に感じていた雇用危機の現実がこうしてデーター化されました。
今日の静岡新聞一面の記事です。

静岡県の雇用を底支えしてきた産業の新陳代謝が進んでいないことが最大の原因だとこの本(日本経済再生論)を読んであらためて思いました。
この本では日本経済の再生について書かれてありますが、日本を静岡県と置き換えてもまったく違和感は感じません。
“産業の新陳代謝”、日本は(静岡県は)それをやりとげる能力がある筈だ!と著者の三輪晴治氏は力説します。
「デフレを解消するためにインフレにしよう」とするのではない。
新しい産業を興し、職場を創って「国民(県民)の所得を上げる」ことが必要である。
デフレが原因で経済の大不況になったのではない。
経済が衰退し、国民(県民)の所得が下落してデフレになったのである。
ここを間違えてはいけない。
女性や高齢者に働けと言うが、問題はその職場がないということを忘れている。
安い労賃を求め、円高からの逃避で安易に工場を海外に移すのではなく、ここで更なるイノベーションを進めて新しいビジネスモデルを創ることに挑戦しなければならない。
イノベーションを巻き起こす国家(静岡県)・国民(静岡県民)の決意を求める。
大企業を含め、国が(県が)新しいビジネスを開発しようとする起業家の「インキュベーターのベース」を創り、(大企業や銀行が)資金を投入してイノベーションを興す。
日本の(静岡県の)大企業には能力を発揮できないでいる多くの優秀な人材がいる。
日本経済再生論: ディスラプティブ・イノベーションの道
クリエーター情報なし
文真堂


実際に県内大企業の内部研究をこっそり聞くと、すごいイノベーションの種があります。
その種を外出しし、企業・銀行・県行政・県保証機関がタッグを組めば必ず経済は前進するはずです。
日本経済再生ならぬ静岡県経済再生にエールを送ります。