大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

唯我独尊

2014年02月02日 | 日記
23年11月大阪市長選挙が行われ、橋下市長が誕生しました。
突然府知事を辞職し大阪市長へ転出というのも驚きでしたが、今度は市長を辞職したうえで再出馬の意向とか?
出直し選挙は、大阪都構想が市議会の反対により頓挫しそうなことへの対抗策だということです。
まさに「天上天下唯我独尊」を地でいくような橋下政治手法です。

24年2月に行われた全職員に対する「労使関係に関する職員アンケート調査」にも呆れてしまいました。
話を聞いただけでも不当労働行為そのものだと思いましたが、25年3月に組合に対する支配介入であるとする「不当労働行為救済」命令が出されました。

今年1月に発行された「不当労働行為事件 重要/命令・判例」にその命令書が掲載されていました。
アンケート全文も初めて読みましたが、それは酷いものです。
たとえばこんな質問があります。

Q6:あなたは、これまで大阪市役所の組合が行う労働条件に関する組合活動に参加したことがありますか。
(注)「誘った人」の氏名は、回答いただかなくても構いません。末尾に記載した通報窓口に無記名で情報提供していただくことも可能です。

組合活動に参加すること自体がいけないことであるかのようなアンケートのつくり方です。
こんな設問が21個も延々と続きます。

しかも冒頭にあるアンケート調査趣旨説明には、こう書かれています。
「本件アンケート調査は、任意の調査ではなく、市長の業務命令として、全職員に真実を正確に回答すること」
「正確な回答がなされない場合には処分の対象になりえること」
「このアンケートへの回答で自らの違法行為について真実を報告した場合、懲戒処分の標準的な量定を軽減すること」

市長選で前市長を支援した労働組合が憎いことは分かりますが、このやり方には人権を無視した前時代的な臭いを感じてなりません。

(興味ある方は図書館などで閲覧ください)