大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

静岡地域塾

2015年07月28日 | 日々徒然
思い返せば「教育」に関しては、この10年間、あれこれと好き放題にトライさせてもらいました。
JAM静岡時代には、掛川に「人づくり会館」などと粋がって、3階建ての労働会館をつくりました。
大きな借金を残したまま、後ろ髪を引かれる思いで連合静岡へ移ったのは、会館建設後まもなくでした。
(みなさんのおかげで今はその借財も消えたとのことですが、ほんとうにご苦労かけました)

連合静岡時代は、「教育機能」を三大機能のひとつに入れて、「連合未来塾」や「Workers Library」や「対話集会」の活動に力を注ぎました。
これまた道半ばで労福協へ移りますが、志は引き継いでくれております。

労福協時代の今は“労働者自主福祉運動”を語り継ぐための「語り部1000人PJ」の活動に取り組んでいます。
このPJはこれまでの教育活動の集大成になるものですが、残念ながらこの10年間に渡る私の思いはまだまだ共有化されているとは思えません。

どうしてなのか、これまでの活動も含めて、自分の心を深耕してみました。
すると、教育は大切だからと、嫌がる人にも押し付けている自分に気づきました。
どうすればいいだろうか?
無知な私は、知り合いの心理学の専門家を頼ったり、教育・看護・福祉職場の対人援助職の指導者などに教えを請いました、2年前のことです。
いろいろと学びましたが残念ながら、人の心を扱う労働界ですが、これらのことを体系的に教えるようなプログラムはありませんでした。

求める姿は「学ぶ人の自発的な心の動き」です。
人間は、誰しもが自分自身の中に、求める答えを持っているといいます。
そうだとしたら“自分の内面を耕す経験”をすることで、人の成長は促されるはずです。

内面を耕すことで、開放された窓(A)を、より大きくすることができるはずです。

この6月から静岡地域労福協の5名の方にお願いをして、「静岡地域塾」を開講しました。
5名のみなさんには忙しい中を割いていただき、就業後毎月2時間1年間をお付き合い願うこととなりました。
昨晩が第2回目でしたが、心理学専門家と一緒になって試行錯誤しています。
5名の方々の献身に感謝しつつ、必ずや何かを生み出したいと思います。