蔵っ子日記

これは中堅(?)蔵人の日々を綴った素朴な日記です。
だんだん「蔵っ子」と言えない歳になってきたか?でもよろしくね。

「呑み切り」とは?

2007年10月03日 21時04分38秒 | Weblog
10月には入り、忙しい日々が続きます。
今日は「呑み切り」 国税局の先生と県の技術センターの先生が来蔵され、「清酒品質管理指導」をしてくださる日です。

「呑み切り」とは言葉のごとく、「呑み」を「切る」ことで、要は今年の冬搾ったお酒を貯蔵しておいた桶(タンク)の呑み(出口)を開けることです(今年のお酒に限りませんが)。90%以上「わくわく」するものですが、少しは「変な風になってないよな」という心配もあります。その辺りを含めて、今の酒の品質を見極め、いい点気になる点を指摘し、今後の指導をしてくださるという、ちょっと緊張する日でもあります。

美味しい、まずい、とか簡単なものではありません。先生のご指摘には、「ほんのり苦味」「生熟成良し」「老香あり」「ハリがある」「心地よい酸味」などなど…、さすがは先生。コメントが多種多様、?あり、難しい~。

でも、「そんなの関係ねぇ~」とはいきません。真摯に受け止め、我々、メーカーとして品質に十分に責任を持ち、美味しいお酒を提供できるように、悪い点は直し、良い点は伸ばし、をやっていかなくては。でもお酒の評価って本当に難しいんですよね~。勉強のため、とはいえ、今日もついつい晩酌が進んでしまいました…。

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1 コメント

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緊張感 (土の香りのソフト屋さん)
2007-10-04 16:57:23
こんにちは。
先生の方々の舌はさすがに凄いのですね。その一言一言が良くも悪くも重みのあるものでしょうから、とても緊張されるのでしょうね。
ご苦労が実る事をお祈りしております。
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