おはようございます。
本日の画像は先日の11月16日に山廃モトの仕込の為、掛米を放冷している「もとやん」です。
山廃モトは仕込温度が6℃と低温な為、しっかり冷やすことになります。
この低温がキーワードで、硝酸還元菌が亜硝酸をつくる為に必要な条件です。
詳しく書くと長くなりますので・・・。
そして、本日5日目「初暖気」になります。
暖気とは、蒸米の溶解糖化を促進させ、酵母の生育に適した環境をつくる為に加温することです。
方法としては、金属製の暖気樽に68℃前後のお湯を入れ、モトの中に入れます。
暖気樽の周囲(表面)の温度が45℃になったら暖気樽を回します。
全体の温度が2~3℃上昇したら終了です。
翌日には1~2℃温度が下がるようにし、これを繰り返すことにより、のこぎり型に品温を上げていくのです。
初暖気の様子を報告したいのですが、本日、福岡国税局の表彰式がありますので福岡までお出かけです。
初暖気の様子は、もとやんが報告してくれるはず
ヒョーショージョーおめでとうございます。
お酒造りには温度管理の他、微妙な気遣いが不可欠なのですね。
夜に麹の音を聞くというストーリーなど、お酒という製品を製造しているのではなく、お酒は育てるものなのだなあ・・・と感じます。
これからはお酒を頂く度、おちょこの中の液体に思わず話しかけてしまいそうです。
コメントありがとうございます。
そうなんです。
お酒造りは愛情を込めて育てる事だと思います。
微生物は言葉を話せないので、我々が彼らの状態を把握し、彼らの過ごし易い環境を作ってあげる事が必要です。
微生物は我々蔵人の「ご主人様」ですから・・・