酒造り日記

佐賀県の天吹(あまぶき)酒造の酒造り日記

初暖気!

2007-11-20 08:27:57 | ぶちょ~

おはようございます。

本日の画像は先日の11月16日に山廃モトの仕込の為、掛米を放冷している「もとやん」です。
山廃モトは仕込温度が6℃と低温な為、しっかり冷やすことになります。
この低温キーワードで、硝酸還元菌が亜硝酸をつくる為に必要な条件です。
詳しく書くと長くなりますので・・・。

そして、本日5日目「初暖気」になります。
暖気とは、蒸米の溶解糖化を促進させ、酵母の生育に適した環境をつくる為に加温することです。
方法としては、金属製の暖気樽に68℃前後のお湯を入れ、モトの中に入れます。
暖気樽の周囲(表面)の温度が45℃になったら暖気樽を回します。
全体の温度が2~3℃上昇したら終了です。
翌日には1~2℃温度が下がるようにし、これを繰り返すことにより、のこぎり型に品温を上げていくのです。

初暖気の様子を報告したいのですが、本日、福岡国税局の表彰式がありますので福岡までお出かけです。
初暖気の様子は、もとやんが報告してくれるはず


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2 コメント

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Unknown (ぶちょ~)
2007-11-21 13:53:07
バラ子ラクシュミー 様

コメントありがとうございます。
そうなんです。
お酒造りは愛情を込めて育てる事だと思います。
微生物は言葉を話せないので、我々が彼らの状態を把握し、彼らの過ごし易い環境を作ってあげる事が必要です。

微生物は我々蔵人の「ご主人様」ですから・・・
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おめでとうございます。 (バラ子ラクシュミー)
2007-11-20 22:08:10
こんばんは。

ヒョーショージョーおめでとうございます。

お酒造りには温度管理の他、微妙な気遣いが不可欠なのですね。
夜に麹の音を聞くというストーリーなど、お酒という製品を製造しているのではなく、お酒は育てるものなのだなあ・・・と感じます。
これからはお酒を頂く度、おちょこの中の液体に思わず話しかけてしまいそうです。
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