こんにちは！
酒造好適米が次々と入荷し、精米が続きます。
お米の品種によって柔らかかったり、硬かったりと違いがありますので、精米プログラムを適正に変更し精米します。
精米がうまくいったのか？を判別する為に天吹では玄米と白米の「千粒重」を計測し、「真精米歩合」から「無効精米歩合」を算出します。
（「千粒重（せんりゅうじゅう）」とは、お米の整粒１，０００粒の重量です。）
表示は「見掛精米歩合」といって、白米重量を玄米重量で割った％です。
例えば１，０００ｋｇの玄米を精米し、６００ｋｇの白米が出来上がると「見掛精米歩合」は600÷1000×100＝60で６０％となります。
「真精米歩合」とは、「白米の千粒重」を「玄米の千粒重」で割った％です。
例えば、今年の山田錦の「玄米千粒重」は28.122ｇでした。
「見掛精米歩合」６０％に精米された「白米の千粒重」は17.536ｇでした。
17.536÷28.122×100＝62.357となり、「真精米歩合」は62.357％となります。
この差、「真精米歩合」-「見掛精米歩合」＝「無効精米歩合」となります。
今年の山田錦は、62.357-60＝2.357となり、「無効精米歩合」2.357％となりました。
「無効精米歩合」は精米歩合６０％ですと６％～７％位が普通とのデータがありますので、2.357％は「良好」な成績です！
日本酒の原料は、米・米麹・水ということは、米と水だけなのです！
水は地下水を使用しますので、つまりは、米の取り扱い、その中でも一番最初に行う「精米」は大変重要なのです。
難しい話になってしまいましたが・・・重要な事なのです！
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