酒造り日記

佐賀県の天吹(あまぶき)酒造の酒造り日記

イイ湯だなっ!

2009-03-05 16:58:15 | ぶちょ~

こんにちは!

本日、大吟醸斗瓶囲いの「瓶燗(びんかん)」を行ないました。
「瓶燗」とは、火入殺菌の事ですが、文字通り瓶に詰めた状態で燗をするのです。
大吟醸ともなりますと、とても繊細ですし、高価なので「瓶燗」をします。

天吹流は、「瓶の中のお酒の温度+20℃のお湯」で昇温させ、60℃に達したら、瓶の中のお酒の温度-20℃の水」で冷却します。
瓶の中のお酒の温度が30℃以下になったら、半切りの水に浸け、頃合を見て氷を加え、さらに冷却します。


瓶の中のお酒の温度と周りの水との温度差が大きすぎると、瓶が割れてしまいます。安全な温度差が20℃なのです。
1℃のお酒を60℃まで昇温し、1℃まで急冷するのにかかる時間は、約90分。
本当はもっと短縮したいのですが、挑戦する勇気がありません。

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