前日に引き続き、今晩も新橋烏森口の酒場界隈を彷徨っている。
今日この日、ホッピー研究会に新たな歴史が刻まれようとしている。
この自然発生的に発足した研究会が立ち上がってもうどれくらいになるのだろうか。正確に何年前か判然としないが、5年前から怪鳥とはどこかの酒場で飲んでいたような気もする。適当に時間を見つけて、適当に飲んで、という行為が繰り返され、いつしか、今日に至っている。その間、O橋さんやU野さん、I上がゲスト参加したり、互いの奥さんが準会員として出席した以外はずっと2人で飲み続けていたように思う。
そんな万感の思いが走馬灯のように駆け巡りながら今、ホッピー研究会の聖地「加賀屋」の前に今立ち尽くしている。
今晩、このホッピー研究会に新たな仲間が加わろうとしているのだ。
ホッピー研究会の聖地「加賀屋」は数年前のある日突然、影も形もなく消え去ってしまった。当放浪記でもNO.001にてその事件について少し触れている。
ホッピー研究会の象徴でもあった「加賀屋」を失ったことは会にとって心の拠り所の喪失でもあった。この2年間、ホッピーを飲む場所の探求は、いつしか「加賀屋」を求める旅であったように思う。「加賀屋」以上の酒場を探す旅。
しかし、一月前、たまたま仕事で新橋を歩いていたわたしの眼前に見慣れた赤提灯がぶら下がっているのがみえた。店の名前も「加賀屋」の看板が出ている。ご存知の通り、「加賀屋」は東京の至る所に点在している。事実、新橋西口商店街にももう一店の「加賀屋」が存在するわけだが、しかし、その古びれた提灯は、以前の「加賀屋」のものではないかとわたしは確信した。
そして、今回のホッピー研究会の会場をこの地にしようと決めたのである。
それは新しい仲間を迎え入れるにはこれ以上ない場所だった。
18時15分、加賀屋に着くと、店内はおろか、店の外にある3つのテーブルまでもが既に塞がっていた。店先に出てきた女性店員に「いっぱい?」と聞くと、鸚鵡返しに「うん、いっぱい」と返ってくるのみ。「じゃぁ、空くまで待ってる」というと、少し困った顔して中に入っていった。
既に新メンバーのふさりさんは新橋にいることが分かった。ここは是が非でも席を確保せねば、と刑事のように張り込んでいると、何組かの客が相次いで店を後にしていくのだった。
「相変わらず、この店の回転は早いナ」
はじめにありついた席は外のテーブル席だった。
しかも、瓶ビールのダースケースなどが積まれた片隅のテーブル。
そのテーブルにひとりぽつんと座り、メンバーの到着を待つ。
すると、ふさりさん、コーイチさんが合流。片隅のテーブルを見て、なんとなく気まずい雰囲気が漂う。無言で佇む3人の間に寒風すら吹きすさぶ。
ようやく怪鳥が現れた。怪鳥おかえりっ!ようやくここに帰ってこれたんだよっぉぉぉぉぉぉぉぉぉ。
軒先の道端テーブルに着いた我々は生ビールと梅酒のお湯割りを注文。こうしてホッピー研究会は新しい歴史を刻んだのだった。ちなみにコーイチさんが頼んだ梅酒のお湯割りは何故か、焼酎のお湯割り梅干入りにすりかわっていたが・・・・・・。
5分もしないうちに、店内の席が空いたという。我々は暖かい店内へと案内された。HOTじゃなくてホっとしたのが正直な気持ちだ。これで一応、会としての体裁がたったというもの。
店内は相変わらずの雰囲気。焼き物の煙がぼうぼうと立ち込め、テレビが店内角の中空で番組を流している。店員のお姉さんは中華系の方々のままで、お客のおっさん度数94%も以前と変わらない。やはり、ここは我々が通ったあの「加賀屋」にほぼ間違いないだろう。きっと、お店が移転したのだ。
生ビールを飲み干したところで怪鳥がすかさずホッピーを頼む。さすが、怪鳥だな。つまみにはポテトサラダ、そして煮込み。これってホピ研の黄金パターンだ。
しかし、ふさりさんが頼んだものは我々を一層驚愕させた。
「ハムカツたまご」(だっけ?)。
こんなのかつての「加賀屋」では考えられない。
すっかりパワーアップしたナ、加賀屋め。
ホッピーを飲む怪鳥が講釈を始めた。
「ホッピーは本来氷なしで飲むもの」、「ホッピーの中身はキンミヤが最もよいとされている」などなど。おっ研究会らしくなってきたぞ。しかし、最も衆目を集めた発言は「家で飲むホッピーはマズイんだよなぁ」。「なんで俺こんなもの飲んでんだろう」。
そうそうホッピーとは酒場の雰囲気で飲むもんなんだよね。
しばらくすると、やはり今回初参加の今p登場!
4人がけのテーブルに一人余る形となると、またもや席替えの提案が。
「お座敷へどうぞ」
と我々は3階の座敷に上ることとなった。
ホピ研史上初となるお座敷。
嗚呼、思えば寒風吹き抜ける中、一人で席とりしてからはや2時間。ようやく、ここまで出世したんだな、と何故かしみじみひとり、何故か目にはうっすら涙をみせる熊猫。
2階を通り越し3階へ。一気に二階級特進だ。殉職か?熊猫刑事。
すると「まき子の酒」主宰、まき子さんから連絡が入る。どうやら会社のミーティングが長引き、今夜は参加できないらしい。次回、お待ちしていますよ。
初のホピ研エキスパンションの夜はかなりの盛り上がりを見せた。
時間が経つのも忘れてしまうくらい。だからほんとんど食べたものも覚えていない。一体何杯の中身をお代わりしただろうか。
その声を合図に怪鳥が中締めをする。
翌日、大切な接待ゴルフがあるらしい。3時起きとは恐れ入る。
立ち上がると、昨夜よりはそれほど酔っていないことに気づく。さすが、キンミヤ、飲み口は爽やかだ。
皆様、ホッピー研究会はいかがでしたか。
ようこそ、ホッピー研究会に。
今日この日、ホッピー研究会に新たな歴史が刻まれようとしている。
この自然発生的に発足した研究会が立ち上がってもうどれくらいになるのだろうか。正確に何年前か判然としないが、5年前から怪鳥とはどこかの酒場で飲んでいたような気もする。適当に時間を見つけて、適当に飲んで、という行為が繰り返され、いつしか、今日に至っている。その間、O橋さんやU野さん、I上がゲスト参加したり、互いの奥さんが準会員として出席した以外はずっと2人で飲み続けていたように思う。
そんな万感の思いが走馬灯のように駆け巡りながら今、ホッピー研究会の聖地「加賀屋」の前に今立ち尽くしている。
今晩、このホッピー研究会に新たな仲間が加わろうとしているのだ。
ホッピー研究会の聖地「加賀屋」は数年前のある日突然、影も形もなく消え去ってしまった。当放浪記でもNO.001にてその事件について少し触れている。
ホッピー研究会の象徴でもあった「加賀屋」を失ったことは会にとって心の拠り所の喪失でもあった。この2年間、ホッピーを飲む場所の探求は、いつしか「加賀屋」を求める旅であったように思う。「加賀屋」以上の酒場を探す旅。
しかし、一月前、たまたま仕事で新橋を歩いていたわたしの眼前に見慣れた赤提灯がぶら下がっているのがみえた。店の名前も「加賀屋」の看板が出ている。ご存知の通り、「加賀屋」は東京の至る所に点在している。事実、新橋西口商店街にももう一店の「加賀屋」が存在するわけだが、しかし、その古びれた提灯は、以前の「加賀屋」のものではないかとわたしは確信した。
そして、今回のホッピー研究会の会場をこの地にしようと決めたのである。
それは新しい仲間を迎え入れるにはこれ以上ない場所だった。
18時15分、加賀屋に着くと、店内はおろか、店の外にある3つのテーブルまでもが既に塞がっていた。店先に出てきた女性店員に「いっぱい?」と聞くと、鸚鵡返しに「うん、いっぱい」と返ってくるのみ。「じゃぁ、空くまで待ってる」というと、少し困った顔して中に入っていった。
既に新メンバーのふさりさんは新橋にいることが分かった。ここは是が非でも席を確保せねば、と刑事のように張り込んでいると、何組かの客が相次いで店を後にしていくのだった。
「相変わらず、この店の回転は早いナ」
はじめにありついた席は外のテーブル席だった。
しかも、瓶ビールのダースケースなどが積まれた片隅のテーブル。
そのテーブルにひとりぽつんと座り、メンバーの到着を待つ。
すると、ふさりさん、コーイチさんが合流。片隅のテーブルを見て、なんとなく気まずい雰囲気が漂う。無言で佇む3人の間に寒風すら吹きすさぶ。
ようやく怪鳥が現れた。怪鳥おかえりっ!ようやくここに帰ってこれたんだよっぉぉぉぉぉぉぉぉぉ。
軒先の道端テーブルに着いた我々は生ビールと梅酒のお湯割りを注文。こうしてホッピー研究会は新しい歴史を刻んだのだった。ちなみにコーイチさんが頼んだ梅酒のお湯割りは何故か、焼酎のお湯割り梅干入りにすりかわっていたが・・・・・・。
5分もしないうちに、店内の席が空いたという。我々は暖かい店内へと案内された。HOTじゃなくてホっとしたのが正直な気持ちだ。これで一応、会としての体裁がたったというもの。
店内は相変わらずの雰囲気。焼き物の煙がぼうぼうと立ち込め、テレビが店内角の中空で番組を流している。店員のお姉さんは中華系の方々のままで、お客のおっさん度数94%も以前と変わらない。やはり、ここは我々が通ったあの「加賀屋」にほぼ間違いないだろう。きっと、お店が移転したのだ。
生ビールを飲み干したところで怪鳥がすかさずホッピーを頼む。さすが、怪鳥だな。つまみにはポテトサラダ、そして煮込み。これってホピ研の黄金パターンだ。
しかし、ふさりさんが頼んだものは我々を一層驚愕させた。
「ハムカツたまご」(だっけ?)。
こんなのかつての「加賀屋」では考えられない。
すっかりパワーアップしたナ、加賀屋め。
ホッピーを飲む怪鳥が講釈を始めた。
「ホッピーは本来氷なしで飲むもの」、「ホッピーの中身はキンミヤが最もよいとされている」などなど。おっ研究会らしくなってきたぞ。しかし、最も衆目を集めた発言は「家で飲むホッピーはマズイんだよなぁ」。「なんで俺こんなもの飲んでんだろう」。
そうそうホッピーとは酒場の雰囲気で飲むもんなんだよね。
しばらくすると、やはり今回初参加の今p登場!
4人がけのテーブルに一人余る形となると、またもや席替えの提案が。
「お座敷へどうぞ」
と我々は3階の座敷に上ることとなった。
ホピ研史上初となるお座敷。
嗚呼、思えば寒風吹き抜ける中、一人で席とりしてからはや2時間。ようやく、ここまで出世したんだな、と何故かしみじみひとり、何故か目にはうっすら涙をみせる熊猫。
2階を通り越し3階へ。一気に二階級特進だ。殉職か?熊猫刑事。
すると「まき子の酒」主宰、まき子さんから連絡が入る。どうやら会社のミーティングが長引き、今夜は参加できないらしい。次回、お待ちしていますよ。
初のホピ研エキスパンションの夜はかなりの盛り上がりを見せた。
時間が経つのも忘れてしまうくらい。だからほんとんど食べたものも覚えていない。一体何杯の中身をお代わりしただろうか。
その声を合図に怪鳥が中締めをする。
翌日、大切な接待ゴルフがあるらしい。3時起きとは恐れ入る。
立ち上がると、昨夜よりはそれほど酔っていないことに気づく。さすが、キンミヤ、飲み口は爽やかだ。
皆様、ホッピー研究会はいかがでしたか。
ようこそ、ホッピー研究会に。
明日はどっちだ?
わたし的には外のテーブルも味があっていい感じでした。(身体を温めるのに熱燗を何杯も飲まなきゃいけませんが)
次回是非またよろしくお願いします。
ちなみにわたしが間違えちゃった方の加賀屋はコレです。↓
http://www1.ocn.ne.jp/~kagayayy/main.html
これはコレで…!
ちなみにその焼肉屋さんの続報です。
「萌え系ビジネス。大阪で大ヒットし、次は東京上陸ということで8月にオープンして以来、大反響のコスプレ焼肉・OK牧場である。店名どおり、コスプレした女の子が焼肉をじゅうじゅう焼いて、おまけに口まで運んで『あーん』なんて言って食べさせてくれる。5500円で飲み放題、食べ放題(1時間)にさらに1500円を奮発すれば、常時20人は出勤しているコスプレ従業員の中からお気に入りを指名することもできる。ちょっとしたキャバクラ感覚な店なのである。ただし、お触りはNG。ちなみに服は、バニーガール、バドガール、メイド服、巫女さんなど40種類も。年末年始は忘年会や接待での予約が多いのだとか」(ダカーポ12月21日号=マガジンハウスより)
だって。
し、し、し失礼しましたぁ。
こちらこそお世話になりました。また来年も変わらず健康な限り呑みましょう!ホッピー呑んでれば健康になります。プリン体ゼロで低カロリー!ホッピー呑んで健康家族!(子供は飲んじゃいかんよ~・・・)
しかも、けっこういろんなとこ行ってるし。
怪鳥には今年もお世話になりました。
ありがとう!怪鳥。
今pにもたくさんお世話になりました。
特に当放浪記番外編ではおもてなしありがとうございました。
年末年始も飲むゾ~っ!
あぁ、私も混じりえるチャンスでしたのに、
今更ながら口惜しいです(涙)。
次回こそ、ぜひ!!
でも、ネットで加賀屋をいろいろ調べたのですが
お店自体のHPには新橋店ってないのが不思議です。
もしかして、違う加賀屋さんなのでしょうか?
しかもちょっと仕事が待ってたからノリ(飲み?)が悪かったかも・・・
来年もよろしくお願いします
あ、怪鳥さん、コチラをドーゾ
http://www7.plala.or.jp/ungeromeppa/flash/kita.html
(音出ますから会社では止めておくのがイイかと・・・)
ほんとにあの「加賀屋」だったね~。しかも3階まであって座敷で宴会までしてる人達がいて驚いた。でも1階はやはりあの雰囲気で良かった。私も今度歴史を振り返ってみます!