地下鉄を降り、地上出口を出て外気に触れると蔵前界隈はもう真っ暗だった。
つるべ落としで暗くなるのが早いせいでもあるが、それよりも蔵前は東京23区内であるにも関わらず、絶対的な光量が少ないような気がする。
無闇矢鱈にネオンを放射されるのも落ち着かないが、暗い町というのもどこかうら寂しい。
そもそもクラマエという語感からしてうす暗い雰囲気がおおいに漂っている。まだ、18時過ぎなのに、車の通りは少なく、開いているお店もなく、肩を吹き抜けていく風は頗る冷たい。
そんな、蔵前に大層うまい中華料理屋があると聞き、でかけてみた。
寿3丁目の交差点を南に折れると更に辺りは暗くなる。少し歩くと闇のなかにぽつんと灯る店の明かり。
「中華料理 香喜」。
どうやらここのようだ。
ごくごく小さいお店は傍からも特に何の変哲もないようにみえる。
ドアを開けると、一番手前のテーブルにて怪鳥はすでにスーパードライを飲っていた。
超穴場のこのお店、実は怪鳥が絶賛する中華料理屋なのだ。
お店は頗る狭い。
縦長の店内はテーブル4卓とカウンター席のみ。しかし、この晩は既に店内は満員御礼だった。
まず、テーブル席には一人でスポーツ新聞を読みふけりながら黙々と料理を食べるおじさん。そして、近所の寄り合い風な常連組と思しきおじさんグループ。そして、若いカップル1組。更には筋金入りの常連お姉さん一人という布陣だ。途中で近所のカーペット屋さんという西アジアの外国人が入店してきて、店内に英語が行き交うようになる。
突き出しに出てきたキャベツの酢漬け。これがなんとも言えず実にうまい。さっぱりしていながら少しピリリと辛い。これから中華を頂く前のお口の清めといったところだろうか。
さて、一品目からいきなりクライマックスが訪れた。怪鳥はじめ、著名人たちがこぞって絶賛する「ピーマンレバー炒め」が出てきたからだ。
読んで字の如く、まさにピーマンとレバーを炒めたものなのだが、見た目がちょっと違う。レバーの周りに薄く膜がはっているのだ。恐らく小麦粉をまぶして炒めたのであろう。
食べてみると、こりゃまた絶品だ。「すごいうまい」と怪鳥が豪語するだけある。
この薄い衣のおかげでレバー独特の臭みがなくなり、まろやかな味わいになっている。 これはレバー嫌いでも食べられそうだ。
ピーマンとレバーが、こりゃまた合う。これなら飯3杯はいけるね。
バカうまのピーマンレバーを平らげ、次なる料理へ。一体この先、どんな料理が出てくるのかっ!
次回怒涛のクライマックスへ!
つるべ落としで暗くなるのが早いせいでもあるが、それよりも蔵前は東京23区内であるにも関わらず、絶対的な光量が少ないような気がする。
無闇矢鱈にネオンを放射されるのも落ち着かないが、暗い町というのもどこかうら寂しい。
そもそもクラマエという語感からしてうす暗い雰囲気がおおいに漂っている。まだ、18時過ぎなのに、車の通りは少なく、開いているお店もなく、肩を吹き抜けていく風は頗る冷たい。
そんな、蔵前に大層うまい中華料理屋があると聞き、でかけてみた。
寿3丁目の交差点を南に折れると更に辺りは暗くなる。少し歩くと闇のなかにぽつんと灯る店の明かり。
「中華料理 香喜」。
どうやらここのようだ。
ごくごく小さいお店は傍からも特に何の変哲もないようにみえる。
ドアを開けると、一番手前のテーブルにて怪鳥はすでにスーパードライを飲っていた。
超穴場のこのお店、実は怪鳥が絶賛する中華料理屋なのだ。
お店は頗る狭い。
縦長の店内はテーブル4卓とカウンター席のみ。しかし、この晩は既に店内は満員御礼だった。
まず、テーブル席には一人でスポーツ新聞を読みふけりながら黙々と料理を食べるおじさん。そして、近所の寄り合い風な常連組と思しきおじさんグループ。そして、若いカップル1組。更には筋金入りの常連お姉さん一人という布陣だ。途中で近所のカーペット屋さんという西アジアの外国人が入店してきて、店内に英語が行き交うようになる。
突き出しに出てきたキャベツの酢漬け。これがなんとも言えず実にうまい。さっぱりしていながら少しピリリと辛い。これから中華を頂く前のお口の清めといったところだろうか。
さて、一品目からいきなりクライマックスが訪れた。怪鳥はじめ、著名人たちがこぞって絶賛する「ピーマンレバー炒め」が出てきたからだ。
読んで字の如く、まさにピーマンとレバーを炒めたものなのだが、見た目がちょっと違う。レバーの周りに薄く膜がはっているのだ。恐らく小麦粉をまぶして炒めたのであろう。
食べてみると、こりゃまた絶品だ。「すごいうまい」と怪鳥が豪語するだけある。
この薄い衣のおかげでレバー独特の臭みがなくなり、まろやかな味わいになっている。 これはレバー嫌いでも食べられそうだ。
ピーマンとレバーが、こりゃまた合う。これなら飯3杯はいけるね。
バカうまのピーマンレバーを平らげ、次なる料理へ。一体この先、どんな料理が出てくるのかっ!
次回怒涛のクライマックスへ!
油通し、油通し、ふむふむ・・・・・。
中華鍋で強力な火力で調理って夢だなあ。
さすが料理好きな男だな。詳しいな。
茨城と京都を股にかけ、しかも中国のネタまで出すとは。恐るべし師よ。(高倉健風に読んでくれ)
次回、後編は少しだけ中国の話が登場する予定だ。
しかし、昔、師と京都で食べた(師が幼少の頃から通っている焼肉屋)レバ刺しはうまかったな。
さて、一度油通しした素材を、(下味つけ系肉に多く使われるのは、片栗粉ではないでしょうか。)もう一度鍋に戻して炒めるっていうのは中華調理の基本でもあるようですが、油通しって同じく家庭でやるのは手間かかって大変ですよね。ただ、あれをやると下味がしっかりとついた上に、上から片栗のとろりとした感じでコーティングされて食感もいい感じになってやっぱうまいですよね。
前に住んでた茨城にあった、謎中(なぞちゅー)と呼ばれていた中華店では、ピーマンと鶏肉の炒め物がビンビンに油通しして炒め物になってて、あれはこってりしてうまかったなあ。
ただ、今の中年腹の俺には、こってりした油多め系中華は禁物なんだろうけど。依然旅した中国の飯屋で西洋人バックパッカーが「プリーズ ノット ソー オイリー!」って言ってたのも思い出しました。
だから、未完成。
写真も載せてないし、怪鳥から教えてもらった職場の方のブログもリンクはっていません。今晩、帰宅してからやります、はい。
ところで、レバーに小麦粉をまぶす方法でホントにいいのかな?
つくってみようっと。