久保美緒のブログ

日々思うこと、感じること、考えること

今秋の今週

2019-10-20 | ピアノ
2019年10月19日(土)

5歳児にかかれば
「ヘンなにおい!」
の一言で終わってしまいますが、この季節に至る所で放たれる独特の甘いかおり、オレンジ色に輝くキンモクセイに出会うと、産後のもっともしんどかった時期を思い出し、ああ 今年もまたこの季節が巡ってきたのだなぁと、しみじみとした気分になります。

しかし、いつもなら漸く涼しくなる、うれしいな~ なんて感じる季節でもあるのですが、今年はそうやって手放しで喜べる状況でもありません。
新聞、ネット上では、本当に直視できないほどつらい状況に置かれている方々の情報がいっぱいで、しかもまだまだ私たちの知らないところでも苦しんでおられる方がたくさんいらっしゃるのだろうと想像します。

自分に何ができるというわけではありませんが、一日でもはやく日常が取り戻されますよう、心からお祈りしたいと思います。

そして、近年このような大きな災害が続いていることは、単なる偶然ではない、グレタ・トゥーンべりさんが代弁してくれた地球からのメッセージを私たち一人一人がしっかり受け止め、自分にできることをすぐに行動に移していかなくてはならない時が来ているということを、強く訴えたいです。私も、私にできることを諦めずに続けようと心に誓いました。



さて、今秋は細切れ限界スケジュールで毎日を何とかやりくりしてすり抜けてきましたが、今週はそのピークだったかもしれません。ひーっ((+_+))
しかしそのぶん、様々な刺激も多く、実りある時間でもありました。

特に、週半ばにご縁をいただいたコンクール審査では、久しぶりに高校・大学・一般部門の審査に入らせていただき、みなさんの懸命に頑張っておられる姿に感銘を受けました。

幼児や低学年の審査では講評を記入する時間が超短いですので、いつもヒエーっとなりながら鉛筆を走らせるのですが、高校生以上になると演奏時間も長くなりますので、また様子が変わってきます。

演奏されるみなさんの、その瞬間にかけてこられた時間や努力、音に込められた思いなどに想像をめぐらせながら拝聴していると、私なんかが点数なんかつけてしまっていいのだろうか なんていつも思ってしまいますが、その時の自分の役割に集中して仕事をするのみ、と自分に言い聞かせて取り組ませていただきました。

コンクールはただの通過点にすぎないと私は思っていますので、受験された方々も、結果にこだわり過ぎず、ひたむきに取り組んでこられたその時間や、これから先も常に前を向いて、音楽が何のために存在するのかということに心を寄せながら、コツコツ歩む気持ちを大切に、がんばってくださったらいいなと願っております。

そして、そんなわかったようなことを言っている私も、みなさんの演奏からは学ぶことが多く、朝から夕方までみっちりお聴きしていると、色々な要素はあるとはいえ、やはり最後は”音色”だなということを、今回も強く感じました。
日々の生徒たちへのレッスン、そして自分自身の演奏にもこの日の感覚をまた生かしていけたらなと思いました。

私もがんばります!


他の審査員の先生方も、気さくでとても素晴らしい方たちばかりでしたので、休憩時間もとても楽しく時間が過ぎていきました。

お世話になったみなさま、本当にありがとうございました!!





そして今日は息子の運動会。
0歳クラスの時から数えて5回目となる運動会でした。

リトミックを交えた演技、バトンを使った本格リレーに、なんと最後は組体操。
思っていた以上にクオリティの高い舞台で、感動してしまいました。
はいはいレースに出ていたボクちゃんがいつの間にかこんなに一生懸命競技に集中できるようになったのだなあと。

そして、ありとあらゆる角度から考え抜かれたアイディアと、細心の注意を払って園児たちをまとめておられた先生方にはただただ脱帽です。本当に大変だったことと思います。
毎年毎年、たくさんの感動を本当にありがとうございます!!


がんばったご褒美メダルと共に。





いまこの瞬間瞬間に感じること、思うことを大切に、自分の感覚を信じて、これからもすくすく育ってくれたらなーと思います。





来週もまだまだ頭から湯気が出そうな毎日が待ち構えていますが、とにかくやれることをやっていく、できるだけ楽しく、楽しむ!




どうぞよい週末を~!!











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