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久保美緒のブログ

日々思うこと、感じること、考えること

夏の祈り

2018-07-17 | ピアノ
2018年7月16日(火)

この1ヶ月ほどつらい出来事が続いています。
色々な境遇にあるであろう被災地の方々の状況を想像すると本当に心が痛みます。

だからといって何の力にもなれないのですが、、これ以上つらい思いをされる方が増えない様、祈るばかりです。






そんな折に何とも書きづらく、筆が進まなかったのですが、、、
来週に迫ってまいりましたので夏のコンサートのお知らせをしたいと思います。








容量の関係で裏表のサイズがバラバラでどうもおかしな感じですが^_^;




今回で4回目の公演となります。
和洋様々な楽器や作品による色彩に富んだプログラムとなっておりますので、何方様にもお愉しみいただけることと思います。
私は、詩:谷川俊太郎 作曲:前田智子による「あおのふるさと」尺八・ピアノ版でプログラムの最後に演奏させていただく予定です。



気が滅入りがちな今夏ですが、木の新しいエネルギーを感じさせる豊中文化芸術ホールでほんのひととき、暑さと日常から離れた世界をご一緒できたら嬉しいです。


ご興味ございます方はいつでもご連絡ください。





では、引き続きみなさまお身体大切に、全ての方が静かな夏を過ごせますようお祈り申し上げます。











2018年前半戦終了。

2018-06-14 | ピアノ
2018年6月14日(木)


2018年、もう半分過ぎましたね、、、!


昨年は、何か目に見えない大河のようなものに後押しされ、助けられて、自分で何もしなくても、物事がスムーズに良い方向に動いてくれた一年でしたが、今年上半期は、何かをしようと動き出すと、必ずと言っていいほどいくつもの難所にぶち当たる、なんともエネルギーの消耗激しい半年間でした。


また、人生の大体半分くらいの年齢になる今年、これまでただひたすら前を見て猪突猛進(というと大袈裟かな^_^;)に突き進んできた私には珍しく、ふと自分の歩みを振り返ってしまったところ 「あれ?私、これでいいのかな?」と、様々な不安や迷いが沸き起こり、でもそういうものとじっくり対峙する時間もなく、目の前の現実の生活を次から次へと消化していく日々でもありました。


とはいえ、新しい出会いや、今までの自分にはなかった考え方の芽生え、そして、難所との遭遇により遠回りをしたかのように見えることも、そこを越えてしまうと、結果的には ああ、よかった!と思えるところへ落ち着くことができているように感じられることもしばしば。


人生の先輩と話しているうちに、あ!なんだ、そういうことか と、ごちゃごちゃしていた頭の中が整理されたり、知らず知らずの間に傲慢な視点で考えてしまってたんだなー私、と反省しつつも、そこに気付けたことに幸せを感じたり、、、。


エネルギーの消費量は半端ないですが、自分的にはいい上半期だったと、恒例の自画自賛にしておきます。笑





さて、先日行われた「第2回 室内楽ワークショップ2018」は、朝9:00~17:00までのハードスケジュールでしたが、日常を忘れ、ただただ音楽と向き合う、本当に幸せな時間となりました。

一緒に演奏しながら、誠心誠意全力でレッスンしてくださった先生方、様々な思いを抱えながら演奏してくださった受講生の皆様、熱心に聴講してくださったみなさま、そしてこの場所がなければ今回のワークショップを実現するのは難しかったであろう、芦屋クラシックサロンのオーナーのご夫妻様、本当にありがとうございました。




朝一番、ハイドンのジプシートリオ





ステラオブあかねМエンジェル
急遽ご一緒させていただくことになったワタクシ(冷汗)





earth, HISTOIRE DU TANGO




お昼休憩を挟んで



ヘンデルのソナタ第8番





鱒  難しかったけれど、楽しかった~




モーツァルト弦楽四重奏曲 プロシャ王第1番




ベートーヴェン ピアノトリオ






色々ありましたが、本当にいい時間でした。

また次なる機会を目指せたらなと思います。





翌日は、午前中合わせ&移動して午後からレッスン。
この日は体験レッスンになんと3歳2か月のとーってもかわいらしい女の子が来てくれました♡




そしてその翌日は、大阪狭山市にある高校の芸術鑑賞会に出演させていただきました。



SAYAKAホール
1206席あるのだそうです。
でかい、、、!
舞台遠いっ!笑
朝のリハ。



和と洋をテーマにしたプログラムで、私はグリークのホルベルク組曲トリオ版と、ツィゴイネルワイゼンを演奏させていただきました。


これからリハ。
ピアノが運び込まれてきました。




1000人を越えるホールで弾くのはたぶん初めてでしたので、押し寄せてくる不安の波もありましたが、先生方のおかげで、そんなものはどこかへ吹き飛び、本番はとても気持ちよく演奏させていただくことができました。
楽しかった、、、!


邦楽の方々もたくさんおられて、演奏ももちろんですが、お着物や袴での立ち居振る舞いも凛としておられて素敵で、近くで拝見していると思わずじーっと見つめてしまいました。


そして、素直で純粋な高校生の姿を見ていると、なんだか清々しい気持ちになるのと同時に、私って、いつまでも若い気でいたけれど、よく考えたらこの高校生たちの倍以上生きてるんだよね、、、と思うと、ちょっとだけ チーン となりました(笑)



私は演奏するだけでしたが、色々な編成でのプログラムでしたし、見えないところでたくさんの方々のお力添えあってのコンサートだったと思います。
お世話になったみなさま、本当にありがとうございました。





直前に上顎洞炎というものを抱えてしまい、頭痛と歯痛と内臓も弱っている中での4日間でしたが、いい音楽に触れていると日に日に体調が良くなっていくのに自分でもびっくりしました。


今はただただ全てに感謝です。
本当にありがとうございました。









家を空けがちにしていた母ですが、二日ぶりの再会時、息子が言い放った一言。



「ママ、久しぶりやな~」


思わず爆笑いたしました。

大人だと普通の会話なんですけどね。
三歳児が言うと、なんだかおかしくて、、、笑


母、時々いなくなりますからね。
慣れてきたのかな。


でも寝るときは
「もお さびしいわー」

と、思わず抱きしめたくなるようなかわいいことも言ってくれ母メロメロ(笑)


その横で疲労困憊の夫さま。
リサイタルあがりの忙しい中、数日間ありがとうございました<(_ _)>









話はとびとびですが
こちらは暑さに負けてしまった?ライオン。





初めてモスバーガーを食べた喜びの表情。





帰宅後、さっそくおままごとを使って、自家製モスバーガーを作ってくれました。

















おしまい。






室内楽ワークショップ in 芦屋

2018-05-06 | ピアノ
2018年5月6日(日)

いよいよ連休も最終日!
本格的な暑さが待ち受ける夏へ向かって、また明日から気を取り直していきたいと思います。

さて、今日はそんな初夏の季節からお知らせです。



『第2回 室内楽ワークショップ 2018』
日時2018611日(月)
午前の部9:00 - 12:00 / 午後の部13:00 - 17:00
会場:Salon Classic(芦屋市東芦屋町3-9)
阪急神戸線「芦屋川」駅より徒歩2分・JR「芦屋」駅より徒歩7分

      ✿     ✿     ✿     ✿     ✿

第2回 室内楽ワークショップ(公開レッスン形式)は、様々なご縁により前回の大阪ミュージック倶楽部から場所を移し、閑静な住宅街に佇む芦屋SalonClassicにて開催致します。

元チューリッヒオペラハウス・第2ヴァイオリン主席奏者である河村典子氏と元チューリッヒトーンハレオーケストラ・コントラバス主席奏者である白土文雄氏と共に、絵画に囲まれた静かな空間で、音色も呼吸もそのすべてをそこにある音楽に捧げる、そんな忘れがたい貴重な時間をどうぞご一緒に。


<午前の部>
9:00 - 9:50 
ピアノ三重奏曲<ジプシー>より第1,2楽章(J.ハイドン)
Pf.白石麻奈美 Vn.河村典子 Kb.白土文雄

10:00 - 10:50 
ステラオブあかねМエンジェル(前田智子)
Cl.細合清子 Pf.花井悦子 Kb.白土文雄

11:00 - 11:50 
曲目未定 
Fl.奥野英恵


<午後の部>
13:00 - 13:50 
ソナタ第8番 Op.2より 第1,2楽章(G.ヘンデル)
Pf.民谷淳子 Vn.河村典子 Kb,白土文雄


14:00 - 14:50 
ピアノ五重奏曲「鱒」より第1,2楽章(F.シューベルト)
Vn.鳥丸安雄 Vla.河村典子 Vc.鳥丸直子 Kb.白土文雄 Pf.久保美緒


15:00 - 15:50 
弦楽四重奏曲 k.575 二長調 プロシャ王 第1番(W.A.モーツァルト)
Vn.中村亜季 Vn.諏訪博子 Vla.里上三保子 Vc.里上直衛


16:00 - 16:50 
ピアノ三重奏曲 第12番より第1,2楽章(L.v.ベートーヴェン)
Pf.久田幸代 Vn.河村典子 Kb.白土文雄 



聴講生募集中 : 一般2,000円(学生1,000円) 終日出入り自由です。
お問い合わせ・お申し込みはkubomio.0725@gmail.com(久保)まで。(当日飛び込みのご参加も大歓迎です)












新年度はじまりましたね

2018-04-29 | ピアノ
2018年4月29日(日)


今日はまたいいお天気でしたね!

新年度が始まり、毎日が慌ただしく過ぎ行く日々でした。


2,3,4月と続いてきた生徒さんたちの発表会ですが、昨日はその最後を飾る日となりました。

開演直前、舞台袖より。
朝の初々しい光と、なんともいえない緊張感に包まれた会場の空気。



今回も舞台上では様々なドラマが繰り広げられ、舞台袖ではハラハラドキドキしたり、グッと感動することがあったり、もの凄いエネルギーの吸収と放出を繰り返した一日となりました。
こういう時間に携われるのは本当に幸せだなと感じました。


一人一人に様々な日常がある中で、数分の演奏のために費やし積み重ねてきた時間は、きっとこれから生きていく上での大きな財産になることと思います。

また次回に向けて、みなさんそれぞれのペースで時を重ねていただけたらと思います。



いや~ しかし 疲れた、、、!笑



翌朝、なぜか全身筋肉痛の身体を叩き起こし(起こされ)、3歳男児とお散歩。

「ブロッコリー!、ブロッコリー!」
と叫ぶその方角に目を向けると














ほう、たしかに、、、(笑)










こちらは、最近 家来のように従えているカメさんと。










夏に向けて、ミニトマトなど植えてみました。









どうか枯れませんように、、、、、、、!













春の苦味

2018-03-28 | ピアノ
2018年3月28日(木)















雪だるまちゃん達。
とても癒されました。































数日間、静かな雪の世界に引きこもっている間に、世の中はすっかり春になっていました。





ほろ苦い春の山菜が、人間の身体から毒素を追い出してくれるのと同じように、キュッという少しの痛みが、すぐに鎧を着ようとするこころや思考回路に喝を入れてくれる世界。

半年に一度ではありますが、音楽と向き合う作業を通して、自分と深く対峙する、対峙せざるをえなくなるこの時間と場所は、現段階の私にとっては本当になくてはならないものだなと、特に今回は感じました。



人に、自然に、そして音楽に助けてもらいながら、軌道修正してもらいながら、また新年度も一歩ずつ、半歩ずつ(かな?)精進していこうと思います。







みなさまもどうぞよい春をお過ごしください。