高くて美味いは当たり前、外食するなら安くて旨くて栄養満点というB級グルメ+アルファのランチでなけりゃという主義で、と気勢をあげてはみたものの豪勢なものなどそんなに食える身分でもないし、カロリー過多による老人病も心配だしで、なるべく我家の食卓で家庭料理をというようなある意味では女房泣かせな僕が、最近続けて食べることになってしまったランチ四題を、その前半として二店から。冒頭写真は全く関係はない東横線日吉駅から慶応大学のイチョウ並木の色付きを撮影したもので、新聞に記事があって、今年はいつもより遅くて12月最初ぐらいが見頃となったようだ。
まず最初はこれまでも何回か書いた仲町台の中華屋さん龍巳飯店の平日サービスランチで、この日はスタミナ味噌炒め定食となっていた。平日のサービスランチは近くのサラリーマン達のほとんどが注文しているようで、ワンコインランチまでにはいかないがこの値段ならオフィスレディでもお手軽にと思ったが、彼女たちは独身貴族でもっといいものを食べているかな。僕などは二品がセットの本日のランチセットでは多過ぎて、こちらだけでお代わり自由というご飯も一杯だけで十分である。この日のスープはこの前の干しエビは入らないでホタテ味が主張するマイルドな味になっていて、安い値段でも手を抜いていない。もちろんメインのニンニク入り味噌炒めもホイコーローよりやや和風な感じでで美味しかったですよ。
平日のランチメニュー看板
これだけあれば十分のランチ
もう一ヶ所の中華は岩本町東神田ファミリーセールに行ったときに、近所のサラリーマン達で混雑する前にと11時半の開店と同時に入った四川料理だという巴蜀、実はこちらに来た時はここのところ続けて利用している。4種類のランチは毎回ほとんど同じなのだが、年に2回だけだからそれは構わないというもの。今回は僕は牛スジ煮込定食850円に小麻婆豆腐150円を追加、女房はいつもの蒸し鶏を止めてエビチリの定食を、これだけが880円となっていた。ここで一回だけ通常ランチ850円に+150円となる激辛麻婆豆腐定食を食べたことがあるが、その痺れる辛さは横浜中華街の景徳鎮にかなり匹敵するもので食べ切るのに大汗をかいたのものだが、今回の小麻婆豆腐も頼みもしなかったのに山椒が物凄く利いていてその時並み、これだけ食べるのにお代わりで白いご飯を追加してしまった。女房のエビチリは見た目にも辛そうな赤色が無かったから訊いたら、やはりあんまり辛くなくて強い辛さが苦手な女房には好評であった。でもここは辛さがあったほうがクセになりそうな味だと思うのだが人それぞれか、食べ終わって出るときには店内から外まで席待ちの行列ができていて、皆さんクセにはまったんでしょうかね。
ランチは4メニューのみ
牛スジ煮込定食に小麻婆豆腐、ご飯は最初は炒飯
エビチリ定食、デザートには小さな胡麻団子が付く
中華って何処で食べてもそんなに値段が張るということが無いし、めったに大ハズレということも無いようだしで、迷ったらメニューも多くて選択肢が利く中華屋さんって無難なんだよね。