三日目は三沢の古牧温泉からこの日の宿がある宮城蔵王まで、かなり長丁場のバス旅となります、日程表には二ヶ所ばかりの観光立寄り場所が書かれていましたがあまり聞いたことがないマイナーな場所で、これは取ってつけたような、東北の雪の季節は温泉以外では目玉はあまりなくて、こういうことなら盛岡市街での自由時間をとったらよかったのにと、これはもう数回も街の散策をしている経験者が言っていることではありますが、団体ツアーでは無理ですかね。
このツアーは途中での観光場所は少なくて、特にこの日は東北道を三県にまたがって走ることから、昼を食べる盛岡とそのあとの白鳥がきているという湖沼の二ヶ所に立ち寄ることとなっていて、どちらも高速からあまり離れない場所だけにササっと観光まがいをするだけ、それで朝の出発は10時とゆっくりであったが、朝風呂に元湯と浮湯とハシゴして、ブッフェで欲張って食べていたら結構出るまでが忙しかった。
三沢は初めてで土地勘は全くなしで驚いたのは、宿からすぐに県の自動車専用道に入ったこと、こちらから東北道にでるまでの道は昨日よりもずっと早い、十和田湖経由というのは無駄に大回りしたような、八戸道路から東北道の安代ジャンクションまでと戻ってきたら変な一周をしてしまったんですね、県の道路は三沢基地があるからできたものでしょうか、こちらを走れば三沢は意外と近いんですね。
県の有料道路に
八戸自動車道から東北自動車道に、八幡平でしょうか
岩手山が再び
岩手山SAで休憩
車窓から姫神山と思われる山を、特徴ある山容です
盛岡ICでいったん降りてわざわざ市街を一回りする道筋でこの日の最初の観光場所の盛岡八幡宮に、市街地は除雪されているが境内はまだかなり雪が残っていてソロリソロリと、ここは神社のテーマパークといわれるようにいろいろな神様が祀られているというので、それらを一巡りしたところでこちらの参拝は終了、次は食事場所の店まで市街中心部を抜けて行くことに、本当はこの周辺にはいくつかの観光場所があるのになぁと、雪はもう歩くのには問題なさそうで2時間ぐらいの観光企画は作れないでしょうかねぇ。
市街地を眺めつつ大回りで
盛岡八幡宮
八幡宮本殿
神馬堂
十二支神社
大きな石造の狛犬
社殿前に変なおみくじが、目出鯛おみくじとかで釣り上げて取るというもの
穴森稲荷
神明社お伊勢さん
岩手護国神社
恵比須大黒
市街を走って北上川を一旦わたる
中心部では市役所の敷地中央奥に有名な石割桜を見て、これは知っている人だけしか気が付かなかったような
再び北上川と岩手山と
食事は盛岡IC近くの初駒という店で、基本は蕎麦屋だそうだが盛岡三大麺とひっつみ御膳から選んでというので安くてボリュームがなさそうなひっつみ御膳を予約していたが、これは正解だったようでこれでも少し残すことに、朝が食べ過ぎで今晩もブッフェということで。
初駒
ひっつみ御膳、これでもボリュームあり、三大麺は冷麺とじゃじゃ麺とわんこそば、でもわんこそばはさすがにそのマネゴトで
また高速に乗って宮城県まで、築館ICで降りて鳥獣保護区の伊豆沼・内沼にあるサンクチャリーセンターにバスが停まる、そのすぐ目の前が内沼でこの日はこちらでオオハクチョウが見られるという事前連絡があったそうだ。この東北道でも雪が消えた田圃で数回だけハクチョウを見たが、日本海側では飽きるほどいたる所で見ることができる、この沼のハクチョウは数は少ないですね、カモは多いようですが、寒くなってきたのでソコソコで切り上げることに。
北上JCT付近
高速で栗駒と思われる方面を
内沼
三つの沼がある
ラムサール条約登録湿地の説明
説明パネルでみたらマガンとオナガガモでしょうか
オオハクチョウは混じる程度
餌は売っていましたが
日は傾いてきて寒くなって、最終日の東北の天気は下り坂らしい
我々がバスに乗ったらハクチョウたちは一斉に飛び立った
また高速に戻って最終は村田ICで降りて宮城蔵王側にある遠刈田温泉に、この日の宿は温泉街からは少し奥まった場所にある宮城蔵王ロイヤルホテル、ダイワが各地に展開するロイヤルホテルは団体ツアーではよく利用される、こちらも似たような大型の造りの宿でしたが、温泉では露天に源泉かけ流しの浴槽があったのはよかったし、ブッフェでも実演料理や郷土食料理もあってまずまず。
夕日が沈むころに宿に
ここの薬室は広かった
温泉分析書、泉質は中性のナトリウムー塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩泉
ブッフェの夕食、僕はなるべく別皿で取る料理を選んで
デザートにはアイスも自由に
明日はオプションで山形蔵王側の樹氷ツアーが組まれていたが、日本海側はガスと吹雪くという予報、寒いのは御免だしケーブル上の雪一色の光景も見たことがあるしで、行かないで宿でゆっくりしてから温泉街でも散策しようかなと。