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その4KTM CONVENTION主婦に690SMCR

2017-03-06 16:10:04 | 2017KTMストリートモデル
690DUKE Rにひき続き、沖縄会場にて690SMCRにも乗らせていただきました。
↓ごめんなさいまたがっている画像の車体は690ENDURO Rです。このすぐ後にSMCRの試乗枠が空いたので画像も撮らずにさっさと乗りだしております。
 
どんな車体でもポジションや足つきは気になるところ。690DUKE Rと全く対象的な形状のSMCRのシート高は890ミリ。またがってみれば身長157センチの両足は当然着きません。おしりを多少ずらしても容赦なく浮ききっております。しかし、しかしです!恐れるにあらず。このタイトなシートのおかげで、停車のためにおしりをシートから完全に落とすことは至極簡単であります。ロングにタイトにのびのび~としたシートに、正解のポジションなどありません。「どうぞあなたの意のままに乗ってください、自由に動いてください」とSMCRちゃんは言っています。アラフィフ主婦のわたくしが、いきなりこの日、ライドを楽しむことができたというこの事実をもってして、いけます!! 乗りたい気持ちさえあれば。 この比類なきスーパーモタードを楽しむことは不可能ではありません^^。世界に比類なきスーパーモタードはこんな主婦には軽快に揺れるゆりかごへと変貌するのですね。少々ハンドルのキレ角が無くてもコーナーで曲がらないはずはない。フレームは粘りのあるクロームモリブデン鋼管。ホイールは前後17インチ、スポーク仕様で、軽量かつ粘りがあります。ステアリングが軽いです~。
試乗コースは途中から変更になりまして、SMCRに乗ったときのルートでは、会場方面に帰ってくるために難関が少々ございました、足ぶらんの人間にとってですが。最も難関は上り坂の途中でいったん停止後の右折、です。狭い農道の最後は上り坂状になっており、上りきらないと右も左も全く見えません。ここは一発、マシンを信頼しなくては。コイツならいけるはず。
停車の狙いを定めて軽くスタンディング、オシリごと左足を完全に落として停車。この先の小さな交差点の左右が見えないまま、今度は左足をペダルにかけふかし気味でそろそろと車体が登っていく瞬間に、右足を跳ね上げ騎乗しました。そのままバランスをとりながら道の頂上(?)に上がりきって右左折を確認、十分安全を認識してから右折します。車体は超軽く低速トルクが十分あるのでバランスが取りやすい。全く面識の無い人間に心を開くのは難しいですが、SMCRには心を思い切って預けちゃってください。わたくしもそういうわけで、慌てずゆっくりできましたので。カタログが御伝えしているようにツインプラグによる点火とライドバイワイヤーも乗りやすさに貢献しているはず。またAPTC(TM) スリッパークラッチがなければ下手っぴ主婦が、こんなにスムーズに加減速して気持ちよく走ることもできなかったでしょう。
もっと上手な方はWP製倒立フォークのコンプレッションダンピングとリバウンドダンピングをそれぞれ別々に減衰させたり、WP製モノショックのコンプレッションの高速低速調整をしたりして違いを楽しめるのですね~。 わたくしはスリッパークラッチで、過激なシフトダウンをして車体がふっとぶのを抑え押さえ遊ぶなんちゅーことは一生やらないと思いますし、ましてやオプションで追加できる機能でABSをキャンセルしてテールを流して遊ぶ予定もありません。が、この軽さ、ひらひら感はそれだけで超楽しいんです。今まで敬遠してた自分がナンセンス、人生損した気分だわ~。楽しめます。
アラフィフ主婦でも楽しめる690SMCR。